国際ロマンス詐欺師に個人情報を流出された場合の対処法は大きくわけて2つあります。
近年見られる国際ロマンス詐欺は、お金を騙し取られるだけでなく、個人情報が流出するリスクもあります。
SNSやマッチングアプリなどインターネットで知り合った外国人と親しく連絡を取り合ううちに送金を迫られるいわゆる「国際ロマンス詐欺」に関する相談が継続して国民生活センター越境消費者センター(CCJ1)に寄せられています。
国際ロマンス詐欺の送金させる手口はさまざまですが、特に、荷物等を送るので代わりに受け取ってほしいと言われ、受け取る際に通関料などの料金を請求されるという相談が目立っています。
自分のことをより知りたいと思って聞いていると安易に考えて、自分の大切な情報を教えてはいけません。当記事では、詐欺師が個人情報を聞き出す手段や対処法などを解説します。
他にも以下のような内容について説明するので、一つずつ見ていきましょう。
最後まで見れば、個人情報流出のリスクを回避できます。
【国際ロマンス詐欺被害で個人情報流出の疑いがある方へ】
国際ロマンス詐欺における個人情報流出の相談先は、ファーマ法律事務所がおすすめです。
ファーマ法律事務所には、ネット詐欺に強い弁護士が在籍しています。
詳しくはファーマ法律事務所公式サイトをご覧ください。
▶ファーマ法律事務所の公式サイトはこちら
\累計1,000人以上がLINE無料相談を利用/
関連記事
▷国際ロマンス詐欺の手口と実態
▷国際ロマンス詐欺を画像で見分ける方法
▷国際ロマンス詐欺に引っかかってみたらどうなる?
▷国際ロマンス詐欺で実際に会うと?
国際ロマンス詐欺で個人情報が流出した場合の対処法2つ
国際ロマンス詐欺で個人情報が流出してしまった場合に、そのままにしておくと被害が拡大する可能性があります。しかるべき場所に相談し、一刻も早く対処することが大切です。
ここでは、国際ロマンス詐欺の相談場所である警察と弁護士について、それぞれ解説していきます。
警察に相談する
国際ロマンス詐欺はその名の通り詐欺事件です。個人情報を流出させてしまったときにも、警察に相談することはひとつの対処法となるでしょう。
しかし、インターネットと海外という要素が組み合わさった国際ロマンス詐欺では、犯人を特定するのは困難を極めます。
残念ながら国際ロマンス詐欺の場合、海外からのインターネットアクセスによって行われているため犯人を特定し逮捕することは非常に困難です。被害記録はとりますが捜査は進まないことが多いのですが、記録番号を貰うことによって、捜査のきっかけとなる場合もあります。
相談実績を残すという意味ではいいかもしれませんが、警察への相談だけですべてが片付くとは思わない方が良いでしょう。
弁護士に相談する
国際ロマンス詐欺で個人情報を流出させてしまったときには、弁護士に相談することもひとつの方法です。相談する弁護士を探すときには、国際ロマンス詐欺に詳しい弁護士を探すようにしましょう。
弁護士は、被害に遭ったお金の返金を求めたり、個人情報流出にも対応してくれたりします。
弁護士への相談を難しいものと考えている人もいますが、そんなことはありません。弁護士は恋愛がらみの個人の相談も受け付けてくれます。
\累計1,000人以上がLINE無料相談を利用/
国際ロマンス詐欺で個人情報が流出した場合に想定される被害
国際ロマンス詐欺で個人情報が流出してしまった場合には、どんな被害が想定されるでしょうか。金銭被害も心配ですが、個人情報流出による被害もあることを知っておきましょう。
上記3つの被害について、それぞれ詳しく解説していきます。
アカウントを乗っ取られる
個人情報を流出させてはいけないとされているのは、個人情報にはたくさんの情報が詰まっているからです。
国際ロマンス詐欺師は、騙した相手から手に入れた個人情報を使って、その情報を使いさまざまなアカウントにログインしようと試みます。
ログインができるとアカウントを乗っ取ってしまいます。
アカウントを乗っ取られてしまいパスワードを変更されてしまうと、被害者はそのサイトにログインできなくなります。
国際ロマンス詐欺師は、そのサイトで勝手に買い物をするなどして、さらなる被害を与えてくるでしょう。
国際ロマンス詐欺救済の名目で騙される
国際ロマンス詐欺師は、手に入れた個人情報を使って、さらに被害者を騙そうとしてきます。しかも、その手口は巧妙で「国際ロマンス詐欺救済」の名目を使ってくるのです。
詐欺師は個人情報を手にしているだけでなく、国際ロマンス詐欺に引っかかったことまで知っています。
国際ロマンス詐欺に騙されているからこそ、その救済をエサにすればまだお金を引き出せるだろうと考えるのです。
「あなたのお金を取り戻す調査に費用がかかる」「盗まれた個人情報を消す手続きをするから金を支払え」などと、個人情報を悪用して今度は別の角度からお金を要求してくるでしょう。
これは国際ロマンス詐欺で弱った心と懐につけこむ許してはいけない手口です。急に救済の手が伸びてきたら怪しいと思わなければならないでしょう。
個人情報を盾に脅される
「お金を払わなければ、個人情報をばらまくぞ!」
国際ロマンス詐欺師に個人情報が流出すると、こんな風に個人情報を盾に脅されるリスクもあります。
相手のことを信頼しているからこそ、個人情報を渡したり画像を送ってしまったりするのですが、そういったものを送る前には一度考えてみるようにしなければなりません。
例え、どんなに話が盛り上がっても、まだ一度も会っていない相手に大切な情報を渡してはいけません。
\累計1,000人以上がLINE無料相談を利用/
国際ロマンス詐欺師が個人情報を聞き出す手段
国際ロマンス詐欺師は、どんな方法で個人情報を聞き出してくるのでしょうか。その手口を知っておけば、個人情報を流出させてしまう危険性を減らせるでしょう。
国際ロマンス詐欺師が、個人情報を聞き出す主な方法は次の2つです。
それぞれについて詳しく解説していきますので、インターネットで知り合った外国人にこんなことを言われたら注意してください。
プレゼントを送りたいと言って住所を聞いてくる
国際ロマンス詐欺師は騙す対象と恋人関係になります。恋人であればプレゼントを贈りたくなるのは自然なことでしょう。
「愛しい君にプレゼントを贈りたいから、住所を教えてほしい」
恋人に上記のように言われた場合、素直に住所を教えてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、住所を教えるのは非常に危険です。
まだ詐欺と断定できない場合は、匿名配送やコンビニ受取などのサービスを利用し、なるべく住所を教えずに済むように動いてみましょう。
ただし、国際郵便となると匿名配送やコンビニ受取が使えないとかわされてしまうこともあり住所を伝えずにプレゼントを受け取ることは難しい場合もあります。
また、住所を伝えたところで「プレゼントが税関を通過するのにお金を支払ってほしい」と、お金を騙し取る手口にされるのがいいところです。プレゼントは直接会って受け取りたいと伝え、住所は伝えないようにしましょう。
結婚したいと猛アプローチをかけてくる
国際ロマンス詐欺は「会いたい」「愛してる」などと積極的なアプローチをしてくるのが特徴です。
熱烈なアプローチは止まるところを知らず、詐欺師は結婚したいと猛アプローチをかけてくるでしょう。そして、結婚のために必要だと言って、個人情報を聞き出そうとします。
恋愛に浮き立つ気持ちは一旦置いておき、冷静に対処するように心がけていかなければなりません。
\累計1,000人以上がLINE無料相談を利用/
国際ロマンス詐欺とは何かをおさらい
国際ロマンス詐欺とは、インターネットで知り合った外国人に熱心に口説かれ恋仲になり、言葉巧みにお金を騙し取られてしまう詐欺のことです。
「この投資サイトに登録して」「プレゼントを贈りたいから住所を教えて」など、お金を騙し取られるときには、個人情報も一緒に盗み出されてしまうリスクがあります。
国際ロマンス詐欺ではお金が奪い取られてしまうことも心配ですが、個人情報を流出させてしまうことも心配のひとつです。
\累計1,000人以上がLINE無料相談を利用/
国際ロマンス詐欺で個人情報に関するよくある質問
ここでは国際ロマンス詐欺によくある質問について見ていきましょう。多くの人が気になる疑問について解消していけば、さらに国際ロマンス詐欺に対する理解は深まります。
下記の5つの疑問に関して、詳しく回答していきますので参考にしてみてください。
国際ロマンス詐欺の知識をつければ、詐欺被害を防ぐことができるでしょう。
国際ロマンス詐欺に多い名前はある?
国際ロマンス詐欺に多い名前は以下の通りです。
- イギリス出身のジェイソン
- カナダ人のノア
- シンガポール在住のアンディ
ただし、これらの名前に当てはまるからといって、すべての人が詐欺師であるとは限りません。名前を問わず、少しでも怪しいと感じる人とのやり取りはやめておきましょう。
国際ロマンス詐欺は外国人が多い?日本人はいる?
外国人とインターネットで知り合うことから始まる国際ロマンス詐欺ですが、詐欺師のすべてが外国人というわけではありません。海外在中の日本人の詐欺師もいます。
相手の国籍がどこであっても、会う前に猛烈なアプローチをしてきたり、金銭を要求してきたりする人物には注意しましょう。
実際に会うのは危険?
国際ロマンス詐欺は、実際に会うことなくお金を騙し取る詐欺です。情熱的に口説いてくるものの実際に会う話はスルーされてしまい、お金だけが奪われていくでしょう。
そもそも、騙しやすいプロフィールになりすましをしているに過ぎない詐欺師は、会ってしまえばその人物がいないことがバレてしまいます。
だったら、実際に会う話をしてくる相手は、国際ロマンス詐欺師ではないのかというとそうではありません。
実際に会おうとしてくるものの、そのための費用を請求されるならその相手は詐欺師の可能性が高いです。
写真を送ってしまった場合はどうすればいい?
国際ロマンス詐欺師に写真を送ってしまった場合、考えられる被害は次の通りです。
- あなたの写真が詐欺師のプロフィールとして使われる
- 写真をばらまくと脅される
写真を送ってしまった場合にできるのは、警察や弁護士などの機関に相談することです。一人で抱え込まず、信頼できる窓口に相談してみてくださいね。
国際ロマンス詐欺を見抜く方法は?
国際ロマンス詐欺を見抜く方法として有効なのが画像検索です。なぜなら、国際ロマンス詐欺師が使うプロフィールはすべてが偽物で、プロフィール画像の多くはネットから拾ってきたものだからです。
本物の人の情報や、その写真が詐欺に使われたという報告の情報、そして複数の出会い系サイトに登録されているという情報がヒットするでしょう。
しかし画像検索してもヒットしない場合であっても、詐欺ではないという保証はありません。例えば被害者からもらった写真を使いまわしていたりして、その写真がSNS(ソーシャルネットワークなど)に掲載されていない場合、写真検索しても見つかりません。
イケメン・美人から突然のメッセージが届いたら、まずは画像検索し、チェックしてみましょう。その画像がほかの誰かのものとしてヒットするようなら、詐欺師の可能性が高まります。
\累計1,000人以上がLINE無料相談を利用/
まとめ:個人情報を聞かれたら、国際ロマンス詐欺を疑おう
実際に会ったこともないオンライン上で知り合った人を信じて、個人情報を安易に教えてはいけません。
インターネットで知り合った人と恋に落ちることは、現代では珍しいことではありません。しかし、そのなかには詐欺師も潜んでいることは頭の片隅に入れておかなくてはならないでしょう。
国際ロマンス詐欺は恋愛感情に漬け込まれ、結果としてお金を騙し取られてしまうパターンが多い傾向です。誰にでも国際ロマンス詐欺の被害に遭うリスクはあります。
もし、熱烈なアプローチをしてきて、個人情報を聞き出そうとしてくる場合は国際ロマンス詐欺を疑ってください。
一度、渡してしまった個人情報は取り戻すことができません。大きなトラブルに巻き込まれないためにも、十分注意してください。個人情報を悪用されないように、気をつけましょう。