ロマンス詐欺

ロマンス詐欺とは?実際に起きた事例や対処法を徹底解説

近年、フェイスブックやインスタグラムといったSNSとマッチングアプリの普及によりロマンス詐欺の被害報告が増加しています。

私は大丈夫と思っている人でも詐欺師と関わる期間が長くなればなるほど騙されてしまうと言われているのです。国際結婚を希望していて、SNSやマッチングアプリを利用してパートナーを探している人は、ぜひ最後までチェックしてください。

【この記事でわかること】

・ロマンス詐欺とは?
・ロマンス詐欺の手口と見抜き方
・被害にあった場合の対処方法

ロマンス詐欺とは?不倫を求める男性を狙った詐欺

ロマンス詐欺とは?不倫を求める男性を狙った詐欺

ロマンス詐欺とは、恋愛関係を築いてから金銭をだまし取る手口の詐欺を指します。外国人美女が不倫を求める既婚男性を狙う詐欺というイメージを持つ人が多くいますが、女性がターゲットになるパターンも少なくありません。

このようなロマンス詐欺でお金をだまし取るには、電信送金または業界ツールを使用した2パターンありますので、それぞれ詳しくみていきましょう。

電信送金詐欺

電信送金詐欺とは、金銭を直接受け渡しせず電子マネーやインターネットバンキングの電子決済を利用してお金を騙し取る詐欺のことです。

この手口は、ロマンス詐欺だけではなく、振り込め詐欺や還付金詐欺といった多くの特殊詐欺にも利用されています。電子送金を利用することで、ターゲットに直接会わせずにすみ、顔バレするリスクが少ないことから様々な詐欺に利用されるのでしょう。

また、近年は銀行の預貯金口座だけではなく、詐欺師が用意した架空サイトへ誘導して電子決済させるという手口も増加傾向にあります。例えば、投資話を持ちかける際に、無名の投資信託会社ではターゲットが警戒しやすいため、有名な会社を装いそっくりなサイトへ誘導するというものです。

業界ツールを使った詐欺

ロマンス詐欺は、様々な業界ツールを駆使し実在の人物になりすましたり、架空の人物を作り上げターゲットに近づいてくるのです。これは、詐欺師本人のデータを使用してしまうと足がつきやすく、捕まるリスクが高くなるからと推測できます。

技術の向上やインターネットの普及により様々なツールが無料で提供されていますが、その中でもロマンス詐欺師がよく利用しているのは翻訳ツールや顔画像作成ツールではないでしょうか。

ロマンス詐欺は、米国人や韓国人を装うケースが多いといわれていますが、翻訳ツールを利用すれば英語や韓国語ができなくてもなりすませます。また、本人の顔写真を提示すると嘘がバレてしまうので、AI技術が用いられた顔画像作成ツールで架空の人物画像を作れるのです。

ロマンス詐欺の手口は?実際に起きた事例をもとに解説

ロマンス詐欺の手口は?実際に起きた事例をもとに解説

ロマンス詐欺の手口は年々多様化していますが、インターネット上で知り合い信頼関係を築いた頃に一度も会うことなくお金をだまし取るという流れはほとんど変わりません。

その中でも最近増加しているケースは、世間話から始まりターゲットの情報を集めた後に投資話を持ちかけるというものです。

実際にこの手口で女性が100万円程騙し取られた事例があります。韓国に留学を考えていた女性がSNSで知り合った韓国人男性から留学費用がすぐ稼げると投資話を持ちかけられたのです。投資話の前に仲良くなっていたので信じてしまい、すでに貯めていた100万円を預けた直後に連絡が取れなくなり詐欺であったと気が付きました。

客観的に見ると騙されることに疑問を持つ人が多いとは思いますが、恋人のような存在の人を疑う方が難しいのではないでしょうか。

ロマンス詐欺の特徴は?よくあるポイントを3つ紹介

ロマンス詐欺の特徴は?よくあるポイントを3つ紹介

ロマンス詐欺の手口は多様化しているものの、以下のように会話や容姿にいくつかの特徴があります。

ここでは、SNSやマッチングアプリにはびこっているロマンス詐欺師を見抜くポイントを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。ただし、特徴に当てはまらないからといって詐欺師ではないと断言できるわけではありません。

イケメンか美女がほとんど

ロマンス詐欺のプロフィール写真はイケメンか美女がほとんどで大多数の人が魅力的と感じる容姿や職業を装っています。

プロフィール写真は本人のものではなく、先に説明した顔写真作成ツールで作ったり、インターネット上にアップロードされているものを悪用していたりするケースがほとんどです。ロマンス詐欺師がイケメンや美女の写真を利用するのは、より多くの人の目に止まるようにという思惑があるのではないでしょうか。

SNSやマッチングアプリで突然メッセージが届いても基本的には無視する人がほとんどだと思いますが、イケメンや美女であれば無料メッセージくらいならと返信してしまう人が少なくありません。イケメンまたは美女であるからといって、すべての人が詐欺師というわけではありませんが注意する必要があります

話の食い違いがよくある

インターネット上で出会った人物がロマンス詐欺師出会った場合、メッセージのやり取りをしていると話の食い違いや違和感を覚えることがよくあります。

例えば、挨拶が住んでいる地域の時間帯と異なっていたり、米国出身と伝えられたのに英語表現が翻訳ツールを使用したような文言であったりというものです。

ロマンス詐欺の実行犯はアジア圏在住または出身者が多いといわれていますが、ターゲットには米国や英国在住と設定している人が多くいます。そのため、現地時間が夜であるにもかかわらず「おはよう」という違和感を覚えるメッセージが届くのでしょう。

また、ロマンス詐欺は複数人でひとりの人物を演じターゲットに接触することもあるため、日によってメッセージの雰囲気が違うという現象も起こります。

漫画やドラマのような不幸話がでてくる

ロマンス詐欺師とやり取りを続けていると、聞いてもいないのに漫画やドラマのような不幸話がたくさん出てくるのも特徴のひとつです。お金をだまし取るための準備段階として、悲しいエピソードをターゲットに伝えておき、同情を誘って断りづらい雰囲気を事前に作っておくのでしょう。

ロマンス詐欺が使うエピソードで多いのは、子供や親が難病で治療するのに莫大なお金がかかるという内容です。信頼関係を築く期間は必死に働いてなんとか治療できている健気な印象を与え、ターゲットの信頼を勝ち取った頃に治療費が払えなくなってしまったので金銭援助を援助してほしいとお願いします。

漫画やドラマのような不幸話は明らかに怪しいと感じる人が多い一方で、もし本当であった場合相手を深く傷つけてしまうので否定できないという点もロマンス詐欺がこの手口を使う理由ではないでしょうか。

ロマンス詐欺に騙されないためにとるべき対策は?

ロマンス詐欺に騙されないためにとるべき対策は?

ロマンス詐欺は恋愛関係を築いてからお金をだまし取るため、「私は大丈夫」と思っている人でも騙されやすいといわれています。ロマンス詐欺との関係が深くなればなるほど騙されやすい傾向にあるため、被害を未然に防ぐにはできるだけ早い段階で見抜く必要があるのです。

ここでは、ロマンス詐欺に騙されないためにとるべき対策を4つ紹介します。

プロフィール画像をGoogle検索してみる

先に説明した通り、ロマンス詐欺はSNSやマッチングアプリのプロフィール画像を偽装しているケースがほとんどなので、本物かどうか見抜くにはGoogleの画像検索がおすすめです。画像検索のやり方がわからない人のために簡単な手順をご紹介します。

  1. 怪しいと感じる人物のプロフィール写真をダウンロードまたはスクリーンショットする
  2. インターネットで「Google画像検索」と検索する
  3. Google画像検索サイトを開き検索窓のカメラアイコンをクリックし写真をアップロード
  4. 検索結果をチェックする

検索結果に同一写真が複数出てきた場合は、ロマンス詐欺である可能性が非常に高く危険です。すでに被害者が出ている可能性もあるため、アカウント名も検索してみましょう。

経歴や情報などに嘘がないかを調べてみる

ロマンス詐欺はプロフィール写真同様、経歴やその他の情報も偽装している可能性が非常に高いのでないように嘘がないか調べてみましょう。ここでは、経歴をチェックするときのポイントをいくつかご紹介します。

  1. 医師や軍人といった守秘義務がある職業についているのに内部情報を発信している
    本当にこの職業についていた場合解雇されてしまう可能性が高いので本物であれば発信しません
  2. 経験年数が浅いのに重要なポジションについている
    実力主義の海外であっても軍人は経験年数が一定数なくては重要ポジションにつけません
  3. 世界的に有名な大学出身であるのに英語が苦手
    英語を使わない授業は考えられないので嘘の可能性が高い

決定的な証拠がなくとも矛盾や違和感を覚えたら連絡を取るのはやめておきましょう。

早い段階から恋愛や結婚を匂わせてくる人は警戒しておく

知り合って間もない頃にロマンス映画で出てくるような甘い言葉を使って恋愛や結婚を匂わせるのもロマンス詐欺の特徴であるので警戒しておきましょう。

ロマンス詐欺との出会いは突然のメッセージから始まり、ほとんど交流がないのに「運命」「一目惚れ」という甘い言葉を使い熱烈アプローチしてきます。外国人は日本人に比べ恋愛に積極的なイメージがありますが、どこの国出身であっても一度も会ったことがない人に熱烈アプローチする人が本気である可能性は低いのではないでしょうか。

仮に本当にあなたに一目惚れしたのであれば、言葉ではなく行動で示すので一度も会わないということはありません。このような人物とは距離を取り、お金の話が出たらブロックしましょう。

うまい話には乗っかからない

「簡単にお金が手に入る」というようなうまい話に乗っかってはいけません。投資に絡めたロマンス詐欺は、ターゲット信頼関係を築くとふたりの将来のためにと投資話を持ちかけてくるケースが多くあります。

この手口の巧妙なところは、比較的少額で誘われ、一度ターゲットにリターンとして利益を返金するのです。最初から高額を要求されれば警戒しますが、少額で始められ利益としてお金が返ってくると信用してしまい、詐欺に気がついた頃にはロマンス詐欺師と連絡が取れなくなります。このような手口で数百万騙し取られたというケースは少なくありませんので注意してください。

ロマンス詐欺のみならずさまざまな詐欺でこのような手口が使われていますので、トラブル回避のためにもうまい話は警戒しましょう。

ロマンス詐欺かも?疑いがあるときにとるべき対処法3選

ロマンス詐欺かも?疑いがあるときにとるべき対処法3選

ここでは、SNSやマッチングアプリでやり取りしている相手がロマンス詐欺師かもしれないと感じたときにすべき対処法を3つ紹介します。

万が一、ロマンス詐欺に出会ってしまっても対処法を知っておけば、被害を最小限に抑えられるでしょう。とくに、インターネット上で出会いを探している人は詐欺師に遭遇する確率がそうでない人に比べ高い傾向にあるので、ぜひ参考にしてください。

深追いしないように気をつける

関係が深くなればなるほど被害が大きくなる可能性が高いので、深追いしないように気をつけましょう。

ロマンス詐欺は、ほかの詐欺と異なり恋人から金銭を要求されるため、多少不安があっても嫌われたくないという気持ちからお金を渡してしまう人が多いのです。さらに関係が深くなるほど被害金額が大きくなる傾向にあります。

また、恋人だと思っていた人が詐欺師だったとなると、金銭的被害はなくともその後の対人関係に多少なりとも影響が出るのではないでしょうか。例えば、新たに恋人ができてもまた騙されているのではと疑ってしまいストレスが増えます

このように、ロマンス詐欺はお金を騙し取られるだけではなく、精神的なダメージも受けるので、できるだけ関わらないことが重要です。

証拠になりそうな写真やチャット履歴などは残しておく

万が一騙され、お金を渡してしまった場合でもお金を取り戻せる可能性があるので、写真やチャット履歴といった証拠になりそうなものを残しておきましょう

賠償請求や被害届の提出には詐欺があったと立証することが重要なので、証拠がないとできないケースがあります。以下に証拠として残しておきたいものを6つ紹介しますので参考にしてください。

  1. プロフィールおよび送られてきた写真
  2. メッセージのやり取りがわかるもの
  3. 送金履歴
  4. 振込口座情報
  5. 氏名/電話番号/住所といった個人情報
  6. 通話の録音データ

写真やメッセージのやり取りのデータがインターネット上に掲載されているものだと、削除されてしまう可能性もあるので、スクリーンショットを活用して自分の端末にデータ保存しましょう。

ロマンス詐欺に精通している弁護士に相談してみる

ロマンス詐欺の被害届の提出や損害賠償請求する際は、専門機関に依頼するとスムーズに手続きできるので専門知識のある弁護士に相談してみましょう。被害届および損害賠償の手続きは個人でもできますが、書類を作成するにあたりいろいろ調べたりしなければいけないため、膨大な時間と労力がかかります。

また、詐欺師の特定が必要になりますが、基本的に偽名で活動しているため電話番号やIPアドレスから本人特定が必要です。これらは個人での手続きは難しく、弁護士か探偵を雇い調べてもらう必要があるので、最初から弁護士に依頼する方が良いでしょう。

弁護士事務所ごとに得意としている分野があるため、お金を少しでも多く取り返したい場合は、ロマンス詐欺に精通した弁護士が在籍している事務所を選んでください

ロマンス詐欺に関するよくある質問は?

ロマンス詐欺に関するよくある質問は?

ロマンス詐欺という言葉は聞いたことあるものの、詳しくは知らないという人が多いのではないでしょうか。ここでは、ロマンス詐欺に関するよくある質問をいくつか回答していきます。

曖昧な知識のままでいると、実際にロマンス詐欺師に遭遇しても見抜けず被害にあってしまう可能性もあるので非常に危険です。とくに、国際結婚に興味がある人はぜひチェックしてください

ロマンス詐欺と投資詐欺の違いはなに?

ロマンス詐欺とは、恋愛や結婚を匂わせ信頼関係を築いてからお金をだまし取ること全般を指し、細分化していくと投資詐欺や箱詐欺といったいくつもの詐欺が入り混じっているのです。

ロマンス詐欺とほかの投資詐欺は、投資話を持ちかけるまでのアプローチ方法に大きな違いがあります。ロマンス詐欺はターゲットと恋人関係になり騙すのに対して、ほかの投資詐欺は投資信託会社や保険屋といった業者を名乗りターゲットを騙すのです。

ロマンス詐欺で投資話を持ちかけると、実際に恋人が利益を得ているからと安心して乗ってしまう人が少なくありません。すべての投資に絶対はなく、損する可能性も十分にあるので恋人からの紹介という理由だけで信用するのはやめましょう

国際ロマンス詐欺の中身の人に直接会う約束をすると拒む?

国際ロマンス詐欺は、インターネット上のみのやり取りでお金をだまし取るため、直接会う約束を取り付けようとしても何かと理由をつけて断られます

例えば、旅費を貯めてからとはぐらかされたり、会う約束を取り付けても仕事や急用でドタキャンされるのです。先に説明した通りロマンス詐欺師は、プロフィール写真を偽っている可能性が高いので、実際にあってしまうと嘘がバレてしまいます。

また、ターゲットが会う約束をした後に警察に通報した場合、現行犯で逮捕される可能性も否めません。国際ロマンス詐欺師は、捕まってしまうリスクが高くなるので直接会うことはほとんどありませんが、約束してドタキャンというケースはありますので、注意してください。

国際ロマンス詐欺でよく使われる名前の特徴は?

国際ロマンス詐欺で使用される名前に特定のものはありませんが、よく使われる名前にはいくつかの共通点があります。仮によく使う特定の名前を決めてしまうと、その名前イコール詐欺という方程式ができてターゲットを騙すのが難しくなるからです。しかし、よく使われる職業や国籍のように、名前にもいくつかの特徴がありますのでご紹介します。

  1. 出身国に多い名前
    国際ロマンス詐欺は米国や韓国出身という設定が多いため、マイケル・ジェームズ・スーザン・キムといった実在する人が多い名前がよく使われる
  2. 有名人と同じ名前
    ジャスティン・エマ・アンジェリーナもよく使われる
  3. 歴史上の人物と同じ名前
    トーマス・ヘレンもよく使われる

このように、さまざまな名前が使用されていますが、どれも珍しくなく一般的な名前が使われているのです。

まとめ:ロマンス詐欺には気をつけよう|うまい話には乗らないことを意識

インターネットが普及した現代は、投資に絡めた国際ロマンス詐欺の被害報告が増えてきていますので十分に注意しましょう。投資に利益の保証はありませんので「絶対に儲かる」「海外ファンドだから安心」といったうまい話には乗らないよう意識してください。

少しでも怪しい点があれば連絡を取るのをやめるか、プロフィール写真を画像検索して詐欺師かどうかチェックしてみましょう。また、万が一ロマンス詐欺の被害にあってしまった場合は、できるだけ証拠を集め実績が豊富な弁護士に相談するのがおすすめです。

 

\24時間365日無料相談受付中/
※相談費用はかかりません