国際ロマンス詐欺で仮想通貨への投資が使われる理由は以下になります。
国際ロマンス詐欺に関する相談件数は年々増加しています。国民生活センターによると、国際ロマンス詐欺に関する相談は2018年時点で12件だったのが、2021年には187件になっています。
さらに相談内容を見ると、投資に関する相談は2018年時点で2件に対し、2021年には170件にも及んでいます。
このことからも国際ロマンス詐欺における投資へ誘う手口が増え、問題になっていることがわかります。
当記事では、国際ロマンス詐欺の特徴や手口など、以下が分かります。
最後まで見て、事前から仮想通貨詐欺に遭わないように対策しておきましょう。
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そもそも国際ロマンス詐欺とは?
国際ロマンス詐欺とは「外国人と(国際)恋愛関係になり(ロマンス)お金をだまし取られる」特殊詐欺の一種です。
きっかけはSNSやマッチングアプリなど、インターネット上で知らない相手と交流できるツールを利用した出会いなど、最近では言語習得アプリでの被害報告もあります。
国際ロマンス詐欺では、ターゲットに恋愛感情を抱かせてお金を騙し取る手口が見られますが、普通に考えたら「おかしい」と思うような理由でも恋愛感情があると信じてしまう、または信じたい願望からお金を送ってしまう人間の心理を巧みに利用した卑劣な詐欺と言えるでしょう。
国際ロマンス詐欺の過去事例や被害額などについては、以下の記事で詳しく解説していますのでこちらもぜひご覧ください。
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仮想通貨を利用する国際ロマンス詐欺の特徴
国際ロマンス詐欺の相談件数が近年急増していることは冒頭で触れましたが、「なぜそんなわかりやすそうな詐欺に遭ってしまうの?」と思う方もいることでしょう。
ところが実際に「警察から連絡があって初めて自分が騙されたと知った」というケースがあるほど、近年の国際ロマンス詐欺の手口は巧妙になっています。
「自分は騙されないから大丈夫」と思っている人ほど危険な場合もありますので、まずは以下の国際ロマンス詐欺の特徴を知り「怪しい」と思った時点で回避できるようにしましょう。
SNSやマッチングアプリで知り合うケースが多い
国際ロマンス詐欺は、主にインターネット上での出会いがきっかけになっています。
SNSやマッチングアプリなどインターネットで知り合った外国人と親しく連絡を取り合ううちに送金を迫られるいわゆる「国際ロマンス詐欺」に関する相談が継続して国民生活センター越境消費者センター(CCJ1)に寄せられています。
マッチングアプリは外国人の利用もあり、出会いを目的としているため詐欺目的に利用されることが少なくありません。
またFacebookやinstagramのアカウントに、突然見知らぬ外国人から友達申請や好意的なメッセージが届くことがよく知られた手口です。
コロナ禍で外出を控えたり、大人数での会食を自粛するといった世の中の風潮も反映され、インターネット上での出会いは今や当たり前になっています。
そのため、インターネット上の出会いには国際ロマンス詐欺が潜んでいるということを念頭に置き、いつ出会ってもおかしくないと常に警戒しておくことが大切です。
美男美女の写真を用いる
マッチングの成立やDMへの返信のためには、国際ロマンス詐欺師はターゲットに興味を持ってもらったり魅力的だと感じさせなければなりません。そこで、美男美女の写真を使用する手口が使われることがあるのです。
女性がターゲットの場合は、欧米人のマッチョタイプや韓国系の爽やかなタイプの写真、男性をターゲットにした場合は中国人系のアジアンビューティや欧米のプロポーションのいいタイプの写真が使われる傾向があるようです。
写真は、フリーサイトのモデルのものや、他人の個人サイトから勝手に盗用したものが使われていましたが、偽物と見抜かれないようにモデルを雇って撮影したオリジナルの写真を使用したり、顔の一部を隠すなど加工した写真を用いたりするケースもあります。
そのため写真だけで国際ロマンス詐欺は見抜くのは難しいですが、大前提として美男美女の写真には十分注意しましょう。
職業は医師や軍人を装う人が多い
国際ロマンス詐欺師は、医師や軍人など社会的信用が高く高収入な職業を名乗ることがあります。これは、「お金に困っていない」ことのアピールと、ターゲットからの信用を深めるためという目的があります。
さらに医師や軍人には仕事上守秘義務があり、仕事内容について詳細に話さなくてもうまく誤魔化せる、という国際ロマンス詐欺師にとって都合がいい職業なのです。
従軍医や戦地に派遣される軍人だと設定しておけば、発展途上国で連絡がつきにくくなったりトラブルや事故に巻き込まれて現金が必要な事態になることも不思議ではないなど、お金を騙し取るための理由が設定できるのも理由のひとつでしょう。
国籍はアメリカ人、中国人、台湾人などさまざま
国際ロマンス詐欺師にはアメリカ人や中国人が多いというイメージがあります。これは国際ロマンス詐欺師が使用する偽物のプロフィール写真にアメリカ人や中国人が多いことが理由でしょう。
しかし実際には国際ロマンス詐欺師の国籍や居住地はさまざまで、実際の逮捕事例では台湾人やシンガポール人などのアジア系の他に、ガーナやナイジェリアなどのアフリカ系も増えているのが事実です。
また、近年は日本人が外国人を装って国際ロマンス詐欺をおこなう事例もあります。このように、今や国際ロマンス詐欺師は世界中に潜んでおり、国籍や居住地で見極めるのは難しいといえるでしょう。
カタコトの日本語でメッセージを送ってくる
国際ロマンス詐欺はグループの場合があり、世界規模の組織が犯行を指示しているケースもあります。
大人数が関わる詐欺においては、「国際ロマンス詐欺マニュアル」があり、メッセージのやり取りもマニュアルに沿って行われていることがあります。
そのため犯人側からのメッセージは定型文として用意されており流暢な日本語ですが、受け答えになるとカタコトの日本語や英文を翻訳サイトで和訳したような不自然な日本語になる場合が見られます。
やり取りの中で不自然に言葉遣いや雰囲気が変わる場合は、メッセージを送っているのが別人だという可能性もありますので注意しましょう。
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国際ロマンス詐欺でよく使われる手口
メッセージのやり取りが始まると、国際ロマンス詐欺師はターゲットをどのタイミングで騙してお金を取るか探りながらコミュニケーションを重ねます。
まずは信用されるように振る舞い、好意を持たれるように接してくるのは国際ロマンス詐欺のみならず各種詐欺の常套手段です。
ここでは以下に挙げたように国際ロマンス詐欺ならではの手口をまとめましたので、騙されないようにしっかり覚えておきましょう。
1ヶ月くらいは何気ないやりとりをして、信頼関係を築く
国際ロマンス詐欺師の目的はあくまでお金を手に入れることです。
そのため以前は出会ってすぐに熱烈なアプローチで口説き、やり取りから数日で結婚しようとプロポースしたりお金が必要な話をしてくる事例も見られました。
しかし近年の国際ロマンス詐欺の手口は、長期戦の構えのケースが増えています。
最初は数万円程度の少額の送金から始まり、数ヶ月に渡り何度もお金を要求しだんだん額も上がっていく手口のため、すぐに詐欺と見破られて連絡をブロックされたり通報されたりしないようやり取りはごく自然に振る舞う傾向が見られます。
1ヶ月程度自然に信頼関係を築き、その間は恋愛関係に発展するようやり取りを重ねるため国際ロマンス詐欺と気付きにくいでしょう。
LINEを聞かれる
やり取りをはじめてすぐにLINEの交換を求められる場合は、国際ロマンス詐欺かどうかの見分けが必要です。
一部のマッチングアプリでは男性のメッセージのやり取りが有料のため、LINEなどの無料アプリに移行したいと思うでしょう。
その場合は「会うまではLINEを交換しない」と断って、引き下がるかで見極められるかもしれません。
国際ロマンス詐欺師は同時進行で何人ものターゲットとやり取りしているケースがあり、どこかで他の人から詐欺を報告されてアカウントが消去される可能性があるため、すぐにLINEに移行したがるのです。
相手が無料で利用できるマッチングアプリを利用している場合やSNSでやり取りしている場合、恋愛目的であればあえてLINEに移行する理由はありません。
納得する理由がない場合は、会うまではやり取りをはじめたツールでやり取りを継続することをおすすめします。
プレゼントを送りたいなどの理由で、住所を聞いたり配送料程度のお金を要求する
国際ロマンス詐欺の被害対象はお金だけではない場合があります。気をつけたいのが、本名や住所や電話番号などの個人情報です。
個人情報を売られてしまうと、オレオレ詐欺や振り込め詐欺など他の詐欺のターゲットにされたり、FX詐欺やマルチ商法などの被害に遭う可能性もあります。
やり取りの中で「出会った記念にプレゼントを贈りたい」、などともっともらしい理由で個人情報を聞き出そうとしてきても「会った時に直接渡してほしい」と断ることが大切です。
また、配送を済ませたが高額なプレゼントのため追加課税があり、その分だけ支払ってほしい、と言われたら要注意です。国際ロマンス詐欺師が、あなたが今後お金の要求に応じるかを試していると考えましょう。
将来を見据えて投資でお金を増やそうなどと言って、仮想通貨投資に誘導する
メッセージのやり取りを重ねるうちにだんだん恋愛感情が芽生えてくると、さらに深い関係になるよう国際ロマンス詐欺師は結婚をほのめかしてきます。
そして、2人の将来を計画する話題を増やし、そのための資金を投資で増やそうと誘ってきます。
「結婚後の生活に必要な資金のためなら」、と誘いに応じるケースや「断ったら関係も終わってしまうかも」という不安から投資に参加するケースなど、いずれも女性をターゲットにする手口がみられます。
またターゲットが中高年男性の場合は、「投資の必勝法を知っている」「家族に金融アナリストがいて相談しながらやっているので損したことがない」などと投資をやってみたくなるように誘う手口が増えている報告もあります。
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国際ロマンス詐欺で仮想通貨への投資が使われる理由とは?
国際ロマンス詐欺では現金を銀行口座に振り込む方法がよく使われていましたが、銀行口座を利用したことによる身元の特定などのリスクから、現金よりもビットコインなどの仮想通貨を通したネット上の送金が増えています。
仮想通貨への投資を詐欺に使う詳しい理由については以下の3つがよく挙げられています。
日本人は投資に関する知識が疎いため騙しやすいから
仮想通貨とは、2008年にビットコインに関する論文がインターネット上で公開されたことから始まった「中央管理者のいない決済システム」です。
法定通貨とは異なりほとんどの仮想通貨には発行数に上限があるため、流通量に対する需要と供給によって価格が変動します。この価格の変動のタイミングを見て売買し、儲けを出すのが基本です。
しかし、実際の取引は社会情勢などを大きく反映しており、予測が難しいと遠慮している人も多いでしょう。
特に中高年やそれ以上の女性には、インターネット上で全て取引する時点で難しいと敬遠されがちですので、詳しい知識を持っていない人がほとんどです。
そんな相手に近づいて、「一緒に暮らすための家の資金にしよう」などど甘い言葉と共に仮想通貨投資に誘い、知識がないのをいいことに偽の投資サイトに送金させているのです。
足がつきにくく、バレにくいから
仮想通貨には「ブロックチェーン」という技術が使われており、匿名性が非常に高くデータの改ざんやなりすましが難しいという特徴があります。
これは利用者にとってセキュリティ面において安心できるという利点がありますが、国際ロマンス詐欺に悪用された場合に身元を特定しようとしてもデータが抽出できないという側面も持っています。
銀行口座を国際ロマンス詐欺などの詐欺犯罪に利用した場合は、警察や弁護士の申請で口座を凍結させお金の引き出しを不可能にする措置があります。
しかし仮想通貨には詐欺被害に関する取り決めがないため、法律によって被害者を守ったり被害を回復する対応ができないのです。
高騰すればより大きく稼げるから
仮想通貨は法定通貨と違って実物がないため、現金のように持ち歩きに困ることはありませんし、口座の移し替えなどの手間も必要ありません。
さらに、日本円など法定通貨への換金がいつでも可能なため、価格が高騰するまでそのまま所持しておくことが可能です。
寝かせた状態にしておいても、セキュリティが高いので他人に干渉される心配がないことは大きなメリットです。
もうひとつ大きなメリットとしては、所持している仮想通貨の価格が高騰しているタイミングで換金できれば、儲けがさらに大きくなることです。そのため仮想通貨は国際ロマンス詐欺師にとってかなり使い勝手がいいと言えるでしょう。
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仮想通貨への投資を誘われたら国際ロマンス詐欺の可能性あり|対処法を解説
SNSやマッチングアプリで出会った外国人とやり取りする中で、相手から仮想通貨への投資を誘われた場合はどんな理由があっても国際ロマンス詐欺だと考えて間違いないでしょう。
恋愛感情が芽生えている場合は、国際ロマンス詐欺を認めたくなかったり「もう少し様子を見たら詐欺じゃないとわかるかも」と関係を続けたくなるかもしれません。
しかし、関係している期間が長ければ長いほど金銭的にも精神的にも受ける被害は増える可能性が高くなります。
仮想通貨への投資に誘われた事実があったら、以下のように完全に関係を断ち切る行動をとって自分を守りましょう。
まずはキッパリと断る
仮想通貨への投資に誘われたら、まずは「仮想通貨で投資するつもりはない」ときっぱり相手に伝えましょう。
「興味もないし、投資に回せるお金はない」ときっぱり断れば、常識のある人間なら強引にしつこく誘うと仲が悪くなる予測がつくはずですので、あなたを大事な人だと思っていたらそれ以上誘わないでしょう。
しかし国際ロマンス詐欺師の場合は、一度きっぱり断られても何度でも色々な理由をつけて誘ってきます。
組織犯罪の国際ロマンス詐欺の場合は、断られた場合の対応マニュアルなどが存在するケースもあり、悲しんで同情や愛情に訴えたり、怒って関係を切られる不安を煽るなど、感情のデパートのように色々な誘いであなたの感情に揺さぶりをかけてきます。
どのような反応が返ってきても冷静に状況を判断し、相手の感情に飲み込まれないようにしましょう。
断っても誘ってくる場合は、ブロックする
仮想通貨への投資を断ったにもかかわらずしつこく勧誘を続けてきたり、別の方法でお金を要求してくる場合には相手の連絡先をブロックしましょう。
SNSやマッチングアプリ内でのメッセージを利用している場合は、相手をブロックすると共にアプリの運営会社に連絡して事情を話し、相手のアカウントを削除してもらうことも他の人が被害に遭うのを防ぐために大切です。
さらにFacebookやinstagramなどのSNSはアカウントを非公開に設定し、LINEはID検索できないように設定しましょう。
国際ロマンス詐欺師が組織の一員だった場合は、詐欺師が知り得た情報は全て組織の全員に知られています。しっかり対策して別の詐欺による二次被害に遭わないよう注意しましょう。
脅された場合は、警察に相談する
国際ロマンス詐欺は恋愛関係に発展しているという特徴があるため、個人情報を教えてしまったり性的な写真を要求されて送ってしまっているケースがあります。
その場合、情報や写真をネタに脅されてお金を要求される可能性があります。
内容によっては、自分でなんとかしなければとお金の要求に従って解決しようと思うかもしれませんが、相手はプロの犯罪者ですので一度でも要求に応じてしまうと、付け込まれてどんどん要求がエスカレートしていくと考えられます。
脅された証拠としてメッセージを保管し、今までのやり取りの流れも含めて警察に持っていき相談することをおすすめします。
まだお金を渡していなくても、脅されたという事実がわかれば脅迫罪などの罪に問える可能性がありますので、やり取りの詳細はできるだけ提出できるよう用意して相談しましょう。
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すでに仮想通貨への投資をしてしまった場合の国際ロマンス詐欺への対処法は?
「恋は盲目」という言葉もあるように、恋愛感情が絡むと普段は冷静に判断できる物事に対処できないことは十分あり得ます。
相手に言われるままに仮想通貨への投資のために送金してしまった場合、どうしたら良いのか頭が真っ白になってしまうかもしれません。
まずは落ち着いて、今できることからひとつずつ対処する方法を以下にまとめました。
返金を打診してみる
仮想通貨を投資サイトに送金してしまった場合、まずは投資サイト経由で返金請求してみましょう。
取引履歴や自分と相手の仮想通貨の口座の情報、投資サイトで何を購入したのかなどできるだけ詳細に証拠として提出して、実在するサイト相手に返金請求すると、可能性はかなり低いですが返金に至るかもしれません。
というのも、投資サイトが実在しているのかが重要で、国際ロマンス詐欺における仮想通貨を利用した投資サイトは詐欺師が用意した偽サイトであることがほとんどです。
サイト自体が偽物の場合、問い合わせても返事が来ることはありませんし、返金の可能性は絶望的になってしまうでしょう。
詐欺師の情報を確保する
国際ロマンス詐欺の被害に遭った場合、返金などの被害回復は非常に難しいと言われています。その理由としては、詐欺師と被害者の交流がインターネット上のみのため、詐欺師の身元の特定が困難だということが挙げられます。
身元がわからなければ返金請求自体できないため、被害回復のためには詐欺師の身元がわかるような情報を少しでも集めましょう。
出会いのきっかけになったSNSやマッチングアプリのアカウント情報と写真、相手から送られて来た写真などはバックアップをとって保管して、できれば印刷してまとめておくことをおすすめします。
また、送金に使用したクレジットカードの明細や、送金先の口座や経由サイトの情報もできるだけ詳細に分かるようまとめておき、必要な際にすぐに提出できるようにしておきましょう。
弁護士に相談する
国際ロマンス詐欺は、身元がわからないよう隠すことやお金を入手する手段にネット上の複雑なシステムを利用していることや、詐欺師が外国籍や外国に居住中などの条件が重なっています。
そのため、被害者本人が自分で返金や被害回復に動いて解決できる可能性はかなり低いと思われます。
被害発生から時間が経過すればするほど相手の消息は追えなくなるため、なるべく早い段階で被害回復のプロである弁護士に相談するのもひとつの方法です。
法的に返金請求や慰謝料請求できるのは弁護士のみですし、自分でできないことに対しては代理人を依頼できます。
弁護士に相談する際は、国際ロマンス詐欺に関する相談件数の多い弁護士を選び、一連の被害状況がわかるようにまとめた証拠を持参すると被害回復へ向けてスピーディな対応が受けられる可能性がありますのでぜひ覚えておいてください。
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国際ロマンス詐欺仮想通貨に関するよくある質問
仮想通貨を利用した国際ロマンス詐欺は、匿名性の高さやインターネット上で全てのやり取りが行われることなどの理由から返金の可能性が非常に低いといわれています。
そのためお金を渡す前に詐欺に気づいて対策するというのが最も重要です。ここでは国際ロマンス詐欺仮想通貨に関するよくある質問を以下にまとめました。ぜひ国際ロマンス詐欺予防の参考にしてください。
名前や画像で国際ロマンス詐欺を見分けることはできる?
国際ロマンス詐欺で使われるプロフィールは、一部分だけを変えて複数のアプリやSNSで使いまわされていることが多いため、似たようなプロフィールを見かけることがあるかもしれません。
「似たような自己紹介とプロフィールを見た」と思ったら、警戒した方が良いでしょう。
また、名前は特殊なものではなく、外国人によくある名前を使用することで詐欺と特定されないように見せているケースが多いため、名前だけで国際ロマンス詐欺を見分けるのは難しいでしょう。
「美男美女」「よくある名前」「似たようなプロフィールを見かけた」などの条件が揃っていたら、国際ロマンス詐欺の可能性が高いため連絡を断つことをおすすめします。
マッチングアプリで声をかけてくる外人は、大体詐欺師?
日本国内で使用できるマッチングアプリの中には、もともと外国で開発されて運営されているものが多数あります。
そのためマッチングアプリに外国人がいることは不思議ではなく、全ての外国人が詐欺師なわけではありません。
実際にマッチングアプリで出会って国際結婚したカップルも多いため、詐欺師かそうでないかの見分けが重要だと言えるでしょう。
マッチング直後にLINEなどのメッセージアプリへ移行しようとしたり、やり取りを始めてすぐ「好きになった」「運命を感じたから将来を考えたい」など熱烈なアプローチで口説いてくるなどの様子が見られたら、国際ロマンス詐欺を疑いましょう。
さらに「仮想通貨の投資で儲かっている」などのメッセージがあったら詐欺師だと思って間違いないでしょう。
見た目や職業以外に詐欺師の特徴はある?
日本に住んでいないのに日本に住んでいるように見せかけている詐欺師の場合、プロフィールを見ると居住地が東京で勤務地が大阪になっているなど、矛盾が見られることがあります。
また、日本語がカタコトの場合も注意が必要です。本当に日本語が不得意なのかどうかは、メッセージのやり取りをするとわかります。
こちらの問いかけに全く関係ないことを突然返してくる場合は、マニュアルに載っている定型文を打ち込んでいる可能性が高いため見分ける一つのポイントとして覚えておきましょう。
先述した「すぐにLINEに移行しようとする」のも詐欺師の特徴です。
マッチングアプリ内のメッセージ機能を使えば、日常のやり取りや会う約束には十分ですし、アプリの中には電話機能が使えるものもありますので、真剣な出会い目的であればLINEを交換する必要はありません。
以上のような特徴が見られる外国人には十分注意しましょう。
引っかかってみたふりをして遊ぶのは危険?
SNSやマッチングアプリを利用していると、今回の記事で紹介した特徴に当てはまり「これって国際ロマンス詐欺?」と感じる人物に遭遇する可能性があります。
国際ロマンス詐欺がどんな手口で騙してくるのか、興味本位で引っかかったふりをして遊んでみようとやり取りしたくなるかもしれませんが、詐欺で遊ぶのはとても危険な行為なので絶対にやめましょう。
詐欺師が「遊び」に気づいてしまったら、あなたの個人情報を他の詐欺師や犯罪に加担する類の人間に売られて別の犯罪に巻き込まれる恐れがあります。
「見えすいたウソに騙されるわけがない」と思っていても、相手はプロの詐欺師で犯罪者です。どのような手口で何をしてくるかわかりません。
自分や周りの大事な人が思わぬ事件に巻き込まれないように、国際ロマンス詐欺と思しき相手と遭遇しても相手にせず無視するのがベストでしょう。
国際ロマンス詐欺の面白い事例はある?
国際ロマンス詐欺の事例には、ドラマのような展開が起こることもあります。
外見が良すぎる相手から熱烈に口説かれて結婚まで迫られることや、メッセージのたびに文調が変わって明らかに別人だとわかるなどのニセモノ感が面白い事例は以前からよくあります。
他にも海外在住のはずなのに生活時間が日本と同じ、あるいは日本在住のはずなのに生活時間がおかしいことや、急にいなかったはずの子供が話に出てきて病気で治療が必要になるなどの、設定がコロコロ変わる面白い事例もあります。
いずれの場合も、国際ロマンス詐欺とわかって未然に防げたり、笑って話せる程度の被害で済んだからこそ「面白い」と言えるので、深刻な事態にならないようしっかり自己防衛するのが大切です。
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まとめ:仮想通貨への投資を勧められたら、国際ロマンス詐欺を疑おう
インターネット上で仮想通貨への投資に誘ってくる相手は、詐欺だと疑って連絡を取るのをやめてブロックすることをおすすめします。
インターネットを利用して出会う方法が一般化してきたことで、効率よく自分の望む相手と知り合える可能性が増えています。
しかしながら、便利なツールを悪用して私利私欲を満たそうとする詐欺師はいつの時代も存在します。そのため、詐欺師の存在や手口を認識して、身を守る必要があります。
もし、すでに遭ってしまった場合は証拠を集めてブロックして、周りに助けを求めましょう。
対処法がわからなかったり、個人情報を伝えてしまって不安がある場合などは、弁護士や警察へ相談することもぜひ検討してください。