出会い系やSNSで、実際に会えても詐欺にあうかもしれないと警戒しましょう。
出会い系やSNSで知り合った人と実際に会えても、その人が詐欺師や国際ロマンス狙いの人なのかは判別できません。
当記事では、国際ロマンス詐欺の人と実際に会ったら詐欺にならないのか調査しました。国際ロマンス詐欺は実際に会うと詐欺をしないのか確認していきましょう。
国際ロマンス詐欺の代表的な特徴は以下になります。
- 美男美女が多い
- 軍人や医師のような特定の職業を装う
- 早い段階で恋愛表現をする
- 実際に会うのを避ける
しかし、国際ロマンス詐欺師の特徴を知るだけでは、十分な対応はできないかもしれません。詐欺についての知識を深めることが大切です。
当記事では、国際ロマンス詐欺の手口や実例など、以下の3つのことが分かります。
最後まで見れば、国際ロマンス詐欺に遭うリスクを減らせます。
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ロマンス詐欺とは？実際に詐欺師が会うケースはある？
ここでは、ロマンス詐欺の基本情報を伝えます。
ロマンス詐欺とは、恋愛関係を築いてから金銭をだまし取る手口の詐欺を指します。なお、国際ロマンス詐欺師が直接会うことは極めて少ない傾向です。実際に会いたいと伝えて断られたら詐欺の可能性を疑いましょう。
外国人美女が不倫を求める既婚男性を狙う詐欺というイメージを持つ人がいますが、女性がターゲットになるパターンも少なくありません。
このようなロマンス詐欺でお金をだまし取るには、電信送金または業界ツールを使用した2パターンありますので、それぞれ詳しくみていきましょう。国際ロマンス詐欺の被害に遭いやすい人の特徴も解説します。
電信送金詐欺
電信送金詐欺とは、金銭を直接受け渡しせず電子マネーやインターネットバンキングの電子決済を利用してお金を騙し取る詐欺のことです。この手口は、ロマンス詐欺だけではなく、振り込め詐欺や還付金詐欺といった多くの特殊詐欺にも利用されています。
電子送金は、下記の理由からさまざまな詐欺に利用されるのでしょう。
- ターゲットに直接会わなくても良い
- 顔バレや身バレのリスクが少ない
また、銀行の預貯金口座だけではなく、詐欺師が用意した架空サイトへ誘導して電子決済させるという手口もあります。
例えば、投資話を持ちかける際に、無名の投資信託会社ではターゲットが警戒しやすいため、有名な会社を装いそっくりなサイトへ誘導するというものです。
業界ツールを使った詐欺
ロマンス詐欺は、様々な業界ツールを駆使し実在の人物になりすましたり、架空の人物を作り上げターゲットに近づきます。これは、詐欺師本人のデータを使用してしまうと足がつきやすく、捕まるリスクが高くなるためです。
技術の向上やインターネットの普及により様々なツールが無料で提供されていますが、その中でもロマンス詐欺師がよく利用しているツールは以下の2つです。
- 翻訳ツール
- 顔画像作成ツール
ロマンス詐欺は、米国人や韓国人を装うケースが多いといわれていますが、翻訳ツールを利用すれば英語や韓国語ができなくてもなりすませます。
また、本人の顔写真を提示すると嘘がバレてしまうので、AI技術が用いられた顔画像作成ツールで架空の人物画像を作る場合もあります。
国際ロマンス詐欺に遭いやすい人の特徴
国際ロマンス詐欺の被害に遭いやすい人には、以下の特徴があります。
- 30代以上の男性・女性
- 結婚に対して焦りがある
- SNSやインターネットの知識が疎い
- 恋愛経験が少ない
- 日々の生活に寂しさや孤独感を抱いている
- 国際恋愛・結婚に憧れがある
- 金銭的に余裕がある
- 惚れやすい
- 押しに弱い
- 外国語が堪能
上記の特徴に当てはまる人は、国際ロマンス詐欺の被害に遭いやすい傾向があります。とくに惚れやすい・異性慣れしていない人は恋愛感情に漬け込まれやすいため、注意が必要です。
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国際ロマンス詐欺の手口は？実際に起きた事例をもとに解説
国際ロマンス詐欺の手口は多様化していますが、インターネット上で知り合い、信頼関係を築いた頃に一度も会うことなくお金をだまし取るという流れはほとんど変わりません。
その中でも目立っているケースは、世間話から始まりターゲットの情報を集めた後に投資話を持ちかけるというものです。ここからは、実際に起きた事例を2つご紹介します。
※以下の事例はあくまでイメージ例であり、実際の内容とは少々異なります。
事例①韓国人男性から投資話を持ち掛けられたケース
投資話を持ち掛けられ、女性が100万円程騙し取られた事例があります。韓国に留学を考えていた女性がSNSで知り合った韓国人男性から留学費用がすぐ稼げると投資話を持ちかけられたのです。
投資話の前に仲良くなっていたので信じてしまい、すでに貯めていた100万円を預けた直後に連絡が取れなくなり詐欺であったと気が付きました。
客観的に見ると騙されることに疑問を持つ人が多いとは思いますが、恋人のような存在の人を疑う方が難しいのではないでしょうか。
2024年2月現在でも以下のような投資詐欺にあった人がいます。
「こんなことになるとは夢にも思っていなかった」（投資詐欺の被害者 札幌の女性 60代）
詐欺の被害にあった60代の女性は悔しさをにじませます。
この女性は「投資のサポート」をかたる男らの指示で、2023年9月から約20回にわたり指定された口座に現金を振り込み、1000万円以上をだまし取られました。
参照元：北海道ニュースUHB
事例②経済的困難に陥っていることを告げられお金を送金したケース
ある男性はインターネット上で韓国人女性と出会い、やり取りを重ねて親密な関係になりました。
ある日、女性は暗号資産に関する儲け話を男性に紹介します。男性は彼女を信じ、快くお金を渡しましたが、その後女性から追加投資の話が来たため、詐欺の可能性を疑って警察に相談したことで詐欺が発覚しました。
SNS「テレグラム」で知り合った韓国人女性を名乗る人物に投資話を持ちかけられ北海道・渡島管内に住む40代の男性がおよそ7800万円をだまし取られました。
参照元：HTB北海道ニュース
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国際ロマンス詐欺の特徴は？よくあるポイントを6つ紹介
国際ロマンス詐欺の手口は多様化しているものの、以下のように会話や容姿にいくつかの特徴があります。
ここでは、SNSやマッチングアプリにはびこっているロマンス詐欺師を見抜くポイントを6つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ただし、特徴に当てはまらないからといって詐欺師ではないと断言できるわけではありません。
様々な理由をつけて実際に会うことを避ける
国際ロマンス詐欺師は、実際に会うことを避けるために様々な理由をつけます。実際に会うことを避けることで、素性を明かさずに詐欺行為を続けられるためです。
例えば、詐欺師はビジネスのトラブルや緊急の医療問題など、予期せぬ出来事を装って会えない理由を提示することがあります。また、ビザの問題や渡航費用の支払いなどの口実を使って、直接的な対面を延期することもあります。
これにより、被害者は詐欺師の存在に疑問を抱かず、会うことへの希望を持ち続けてしまいます。しかし、実際には詐欺師が会うことを避ける理由は、彼らの正体や詐欺の陰謀を隠すための手段に過ぎません。
イケメンか美女がほとんど
国際ロマンス詐欺のプロフィール写真はイケメンか美女がほとんどで大多数の人が魅力的と感じる容姿や職業を装っています。
プロフィール写真は本人のものではなく、先に説明した顔写真作成ツールで作ったり、インターネット上にアップロードされているものを悪用していたりするケースがほとんどです。
国際ロマンス詐欺師がイケメンや美女の写真を利用するのは、より多くの人の目に止まるようにという思惑があるのではないでしょうか。
SNSやマッチングアプリで突然メッセージが届いても基本的には無視する人がほとんどだと思いますが、イケメンや美女であれば無料メッセージくらいならと返信してしまう人が少なくありません。
イケメンまたは美女であるからといって、すべての人が詐欺師というわけではありませんが注意する必要があります。
話の食い違いがよくある
インターネット上で出会った人物が国際ロマンス詐欺師に出会った場合、メッセージのやり取りをしていると話の食い違いや違和感を覚えることがよくあります。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
- 挨拶が住んでいる地域の時間帯と異なっている
- 米国出身と伝えられたのに英語表現が翻訳ツールを使用したような文言である
国際ロマンス詐欺の実行犯はアジア圏在住または出身者が多いといわれていますが、ターゲットには米国や英国在住と設定している人が多くいます。そのため、現地時間が夜であるにもかかわらず「おはよう」という違和感を覚えるメッセージが届くのでしょう。
また、国際ロマンス詐欺は複数人でひとりの人物を演じターゲットに接触することもあるため、日によってメッセージの雰囲気が違うという現象も起こります。
漫画やドラマのような不幸話がでてくる
国際ロマンス詐欺師とやり取りを続けていると、聞いてもいないのに漫画やドラマのような不幸話がたくさん出てくるのも特徴のひとつです。
お金をだまし取るための準備段階として、悲しいエピソードをターゲットに伝えておき、同情を誘って断りづらい雰囲気を事前に作っておくのでしょう。
国際ロマンス詐欺が使うエピソードで多いのは、
という内容です。
信頼関係を築く期間は必死に働いてなんとか治療できている健気な印象を与え、ターゲットの信頼を勝ち取った頃に治療費が払えなくなってしまったので、金銭援助を援助してほしいとお願いします。
漫画やドラマのような不幸話は明らかに怪しいと感じる人が多い一方で、もし本当であった場合相手を深く傷つけてしまうので否定できないという点も国際ロマンス詐欺がこの手口を使う理由ではないでしょうか。
職業を偽り、お金持ちアピールをする
国際ロマンス詐欺師は、被害者にお金持ちである印象を与えるために、特定の職業に身を装うことがあります。詐欺師がよく使う職業は以下の3つです。
- 医師
- 軍人
- 実業家
上記のような一般的に高収入と認識される職業を装うことが多いです。これにより、被害者に対して経済的な安定や裕福な生活をアピールし、信頼を勝ち取ろうとします。
被害者は詐欺師が豪華な生活や高収入を持っていると信じ込み、魅力的な未来を夢見るようになります。
詐欺師は様々な手法を使い、高級な車や豪邸の写真を送ったり、贅沢な旅行や高級ブランド品の話題を出したりすることで、被害者を惹きつけます。
しかし、これらの職業や生活スタイルは実際には詐欺師が演出した虚構のものであり、その目的は被害者からお金を騙し取ることだけです。
早い段階で猛烈なアプローチする
国際ロマンス詐欺師は、出会いの初期段階から非常に甘い言葉や愛の表現を使って被害者に接近します。彼らは被害者の感情に訴えかけ、相手の心を掴みます。急速に親密さを築き、被害者を魅了することで信頼関係を構築し、後に詐欺行為を行いやすくするのです。
数回のやり取りで、相手に対して熱烈な愛を宣言したり、将来の結婚や家族の計画を匂わせることがあります。
甘い言葉やロマンチックなメッセージを使って、被害者の心を打ち、彼ら自身の信頼性や魅力を高めようとします。このようなアプローチによって、被害者は感情的に結びつき、疑いや警戒心を取り除かれることがあります。
しかし、これらの言葉は詐欺師が演じるキャラクターや状況に基づいており、真実ではないことに注意が必要です。
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国際ロマンス詐欺師が実際に会うことを避ける理由
相手が詐欺師だった場合、たとえ会う約束をしても断られてしまうケースが多いです。ここからは、国際ロマンス詐欺師が実際に会うことを避ける理由を3つご紹介します。
プロフィール写真が自分のものではないから
国際ロマンス詐欺の詐欺師は、インターネット上で他人の写真を使用して自身のプロフィールを作ります。そのため、詐欺師が提供するプロフィール写真は、実際の本人とは異なる可能性が高いです。
詐欺師は魅力的な外見や魅力的な人物像を演出し、相手の信頼を勝ち取ろうとします。しかし、実際に会ってしまうと詐欺師の正体が明らかになるリスクがあるため、詐欺師は会うことを避ける傾向があります。
実際に会うと正体がバレる可能性があるから
国際ロマンス詐欺師は、実際に被害者と会うことで自分の正体が露呈するリスクが高まります。実際に会うと、被害者は詐欺師の見た目や態度から疑いを抱くことがあります。
また、会うことで詐欺師の身元や行動パターンが特定され、警察や捜査機関による追跡や逮捕の可能性が高まります。そのため、詐欺師は会うことを避け、被害者との接触をインターネット上のメッセージや電話などに制限することが一般的です。
お金を騙し取ることが目的だから
国際ロマンス詐欺の詐欺師の最終目的は、被害者からお金を騙し取ることです。詐欺師は恋愛関係や結婚を装い、被害者の感情や信頼を操りながら、お金を要求します。
詐欺師は相手と直接会うことで自身の正体が明らかになり、詐欺が発覚するリスクが高まるため、会うことは避けます。
詐欺師にとっては、被害者からお金を送金させることが最終目的であり、それを達成するために会う必要はありません。
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国際ロマンス詐欺師と実際に会えたら？会う前に行うべきの確認事項
ここでは、国際ロマンス詐欺師と実際に会えるのかや実際に会う前に行うべきの確認事項について説明します。
国際ロマンス詐欺の場合、最初から実際に会う約束を避けたり、約束をしたとしても直前に断られたりすることがほとんどです。
そのため、実際に会うのは可能なのか、実際に会えるなら国際ロマンス詐欺ではないのかなどに気になる方や約束日に近くになったけど、何を確認したら良いのか困っている方は必ず最後まで確認してください。
実際に会えたら国際ロマンス詐欺ではない？
結論から言うと、実際に会えたとしても、確実に国際ロマンス詐欺ではないとは言えません。相手と実際に会えたからといって全ての疑念が解消されるわけではないからです。
また、詐欺師が海外にいることや、旅行やビザの問題、急な緊急事態などを理由に、実際の対面を回避することがほとんどで、実際に会うのは非常に難しいと言えます。万が一で、実際に会えた場合は、詐欺の可能性は低くなる傾向があります。
ただ、マッチングアプリやSNSなどで少しでも怪しいと思った場合は、相手の行動や言動を注意深く観察し、疑念がある場合には慎重な判断を行ってください。
実際に会う前に行うべき確認事項
実際に相手と会う前には、以下のような確認事項を押さえることが重要です。これらの対策を講じることで、被害を未然に防ぐことができる可能性が高まります。
- 相手の身元確認
- 写真の真正性の確認
- コミュニケーションの一貫性
- 金銭の要求
- 出会いの場所と条件
特に、事前に相手から金銭の要求がある場合は、警戒が必要です。国際ロマンス詐欺では、相手が急な出費や困難な状況を訴え、お金を要求するケースがあります。絶対にお金を送金しないようにしましょう。
また、実際に会う場所や条件を決める前に、公共の場所での会合を提案しましょう。自身の安全を確保するために、友人や家族に会う予定を共有し、連絡を取り合えるようにしておくことも重要です。
これらの確認事項を念入りに行い、相手との会う前に自身の安全を最優先に考えましょう。怪しい点や不審な要求がある場合は、警察や詐欺被害相談窓口に相談することもおすすめです。
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そもそも国際ロマンス詐欺に騙されないためにとるべき対策は？
ここでは、国際ロマンス詐欺に騙されないためにとるべき対策を4つ紹介します。実際に会えるかどうかの前に、最初からしっかり対応するのが大事なので、必ず確認してください。
国際ロマンス詐欺は恋愛関係を築いてからお金をだまし取るため、「私は大丈夫」と思っている人でも騙されやすいといわれています。
詐欺師との関係が深くなればなるほど騙されやすい傾向にあるため、被害を未然に防ぐにはできるだけ早い段階で見抜く必要があるのです。
プロフィール画像をGoogle検索してみる
先に説明した通り、ロマンス詐欺はSNSやマッチングアプリのプロフィール画像を偽装しているケースがほとんどなので、本物かどうか見抜くにはGoogleの画像検索がおすすめです。
画像検索のやり方がわからない人のために簡単な手順をご紹介します。
- 怪しいと感じる人物のプロフィール写真をダウンロードまたはスクリーンショットする
- インターネットで「Google画像検索」と検索する
- Google画像検索サイトを開き検索窓のカメラアイコンをクリックし写真をアップロード
- 検索結果をチェックする
検索結果に同一写真が複数出てきた場合は、ロマンス詐欺である可能性が非常に高く危険です。すでに被害者が出ている可能性もあるため、アカウント名も検索してみましょう。
詳しいやり方は「【2023年】国際ロマンス詐欺を画像検索で即判別！」の記事で紹介されているので、ぜひ参考にしてください。
経歴や情報などに嘘がないかを調べてみる
ロマンス詐欺はプロフィール写真同様、経歴やその他の情報も偽装している可能性が非常に高いので嘘がないか調べてみましょう。
ここでは、経歴をチェックするときのポイントをいくつかご紹介します。
- 医師や軍人といった守秘義務がある職業についているのに内部情報を発信している
本当にこの職業についていた場合、解雇されてしまう可能性が高いので本物であれば発信しない - 経験年数が浅いのに重要なポジションについている
実力主義の海外であっても、軍人は経験年数が一定数なくては重要ポジションにつけない - 世界的に有名な大学出身であるのに英語が苦手
英語を使わない授業は考えられないので、嘘の可能性が高い
決定的な証拠がなくとも矛盾や違和感を覚えたら連絡を取るのはやめておきましょう。
早い段階から恋愛や結婚を匂わせてくる人は警戒しておく
知り合って間もない頃にロマンス映画で出てくるような甘い言葉を使って恋愛や結婚を匂わせるのもロマンス詐欺の特徴であるので警戒しておきましょう。
ロマンス詐欺との出会いは突然のメッセージから始まり、ほとんど交流がないのに「運命」「一目惚れ」という甘い言葉を使い熱烈アプローチしてきます。
外国人は日本人に比べ恋愛に積極的なイメージがありますが、どこの国出身であっても一度も会ったことがない人に熱烈アプローチする人が本気である可能性は低いのではないでしょうか。
仮に本当にあなたに一目惚れしたのであれば、言葉ではなく行動で示すので一度も会わないということはありません。このような人物とは距離を取り、お金の話が出たらブロックしましょう。
うまい話には乗っかからない
「簡単にお金が手に入る」というようなうまい話に乗っかってはいけません。
投資に絡めたロマンス詐欺は、ターゲットと信頼関係を築くとふたりの将来のためにと投資話を持ちかけてくるケースがあります。
この手口の巧妙なところは、比較的少額で誘われ、一度ターゲットにリターンとして利益を返金するのです。
最初から高額を要求されれば警戒しますが、少額で始められ利益としてお金が返ってくると信用してしまい、詐欺に気がついた頃にはロマンス詐欺師と連絡が取れなくなります。このような手口で数百万騙し取られたというケースは少なくありませんので注意してください。
ロマンス詐欺のみならず様々な詐欺でこのような手口が使われていますので、トラブル回避のためにもうまい話は警戒しましょう。
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ロマンス詐欺かも？疑いがあるときにとるべき対処法3選
ここでは、SNSやマッチングアプリでやり取りしている相手がロマンス詐欺師かもしれないと感じたときにすべき対処法を3つ紹介します。 万が一、ロマンス詐欺に出会ってしまっても対処法を知っておけば、被害を最小限に抑えられるでしょう。
とくに、インターネット上で出会いを探している人は詐欺師に遭遇する確率がそうでない人に比べ高い傾向にあるので、ぜひ参考にしてください。
深追いしないように気をつける
関係が深くなればなるほど被害が大きくなる可能性が高いので、深追いしないように気をつけましょう。 ロマンス詐欺はほかの詐欺と異なり恋人から金銭を要求されるため、多少不安があっても嫌われたくないという気持ちからお金を渡してしまう場合もあります。
また、恋人だと思っていた人が詐欺師だったとなると、金銭的被害はなくともその後の対人関係に多少なりとも影響が出るのではないでしょうか。例えば、新たに恋人ができてもまた騙されているのではと疑ってしまいストレスが増えます。
このように、ロマンス詐欺はお金を騙し取られるだけではなく、精神的なダメージも受けるので、できるだけ関わらないことが重要です。
証拠になりそうな写真やチャット履歴などは残しておく
万が一騙され、お金を渡してしまった場合でもお金を取り戻せる可能性があるので、写真やチャット履歴といった証拠になりそうなものを残しておきましょう。
賠償請求や被害届の提出には詐欺があったと立証することが重要なので、証拠がないとできないケースがあります。
以下に証拠として残しておきたいものを6つ紹介しますので参考にしてください。
- プロフィールおよび送られてきた写真
- メッセージのやり取りがわかるもの
- 送金履歴
- 振込口座情報
- 氏名/電話番号/住所といった個人情報
- 通話の録音データ
写真やメッセージのやり取りのデータがインターネット上に掲載されているものだと、削除されてしまう可能性もあるので、スクリーンショットを活用して自分の端末にデータ保存しましょう。
ロマンス詐欺に精通している弁護士に相談してみる
ロマンス詐欺の被害届の提出や損害賠償請求する際は、専門機関に依頼するとスムーズに手続きできるので専門知識のある弁護士に相談する方法もおすすめです。
被害届および損害賠償の手続きは個人でもできますが、書類を作成するにあたりいろいろ調べたりしなければいけないため、膨大な時間と労力がかかります。
また、詐欺師の特定が必要になりますが、基本的に偽名で活動しているため電話番号やIPアドレスから本人特定が必要です。これらは個人での手続きは難しい場合が多い傾向です。
弁護士事務所ごとに得意としている分野があるため、お金を少しでも多く取り返したい場合は、ロマンス詐欺に精通した弁護士が在籍している事務所を選びましょう。
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ロマンス詐欺に関するよくある質問は？
ロマンス詐欺という言葉は聞いたことあるものの、詳しくは知らないという人が多いのではないでしょうか。
ここでは、ロマンス詐欺に関するよくある質問にいくつか回答していきます。
曖昧な知識のままでいると、実際にロマンス詐欺師に遭遇しても見抜けず被害にあってしまう可能性もあるので非常に危険です。
ロマンス詐欺と投資詐欺の違いは何？
ロマンス詐欺とは、恋愛や結婚を匂わせ信頼関係を築いてからお金をだまし取ること全般を指し、細分化していくと投資詐欺や箱詐欺といったいくつもの詐欺が入り混じっているのです。
ロマンス詐欺とほかの投資詐欺は、投資話を持ちかけるまでのアプローチ方法に大きな違いがあります。ロマンス詐欺はターゲットと恋人関係になり騙すのに対して、ほかの投資詐欺は投資信託会社や保険屋といった業者を名乗りターゲットを騙すのです。
ロマンス詐欺で投資話を持ちかけると、実際に恋人が利益を得ているからと安心して乗ってしまう人が少なくありません。すべての投資に絶対はなく、損する可能性も十分にあるので恋人からの紹介という理由だけで信用するのはやめましょう。
国際ロマンス詐欺と結婚詐欺の違いは何？
結婚詐欺と国際ロマンス詐欺は、類似した手法を用いる詐欺の形態ですが、いくつかの違いがあります。
結婚詐欺は、国内で行われることが一般的で、相手を騙して結婚を目的とした関係を築き、経済的な利益を得る詐欺です。相手に結婚を迫ったり、経済的な支援を求めたりすることが多くあります。
一方、国際ロマンス詐欺は、国境を越えた犯罪行為であり、主にインターネットを通じて海外の相手と仮想的な恋愛関係を築き、金銭をだまし取る詐欺です。相手に愛情や信頼を装い、緊急事態や経済的な困難を訴えてお金を要求することが一般的です。
被害を未然に防ぐためには、相手との交流に慎重さと冷静さを持ち、情報の確認や周囲の人の意見を聞くことが重要です。もし被害に遭った場合は、警察や弁護士に相談する必要があります。
国際ロマンス詐欺の中身の人に直接会う約束をすると拒む？
国際ロマンス詐欺は、インターネット上のみのやり取りでお金をだまし取るため、直接会う約束を取り付けようとしても何かと理由をつけて断られます。 例えば、旅費を貯めてからとはぐらかされたり、会う約束を取り付けても仕事や急用でドタキャンされるのです。
先に説明した通りロマンス詐欺師は、プロフィール写真を偽っている可能性が高いので、実際にあってしまうと嘘がバレてしまいます。
また、ターゲットが会う約束をした後に警察に通報した場合、現行犯で逮捕される可能性も否めません。
国際ロマンス詐欺師は、捕まってしまうリスクが高くなるので直接会うことはほとんどありませんが、約束してドタキャンというケースはありますので、注意してください。
国際ロマンス詐欺でよく使われる名前の特徴は？
国際ロマンス詐欺で使用される名前に特定のものはありませんが、よく使われる名前にはいくつかの共通点があります。仮によく使う特定の名前を決めてしまうと、その名前イコール詐欺という方程式ができてターゲットを騙すのが難しくなるからです。
しかし、よく使われる職業や国籍のように、名前にもいくつかの特徴がありますのでご紹介します。
- 出身国に多い名前
国際ロマンス詐欺は米国や韓国出身という設定が多いため、マイケル・ジェームズ・スーザン・キムといった実在する人が多い名前がよく使われる - 有名人と同じ名前
ジャスティン・エマ・アンジェリーナもよく使われる - 歴史上の人物と同じ名前
トーマス・ヘレンもよく使われる
このように、さまざまな名前が使用されていますが、どれも珍しくなく一般的な名前が使われているのです。
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まとめ：実際に会うとしても国債ロマンス詐欺に油断しないようにしよう｜うまい話には乗らないことを意識
実際に会えたり、会う約束ができたりとしてもロマンス詐欺の可能性を完全に排除することはできません。詐欺師がお金を騙し取るために、どんな手段を使うのかはわからないからです。
インターネットの普及で、投資に絡めた国際ロマンス詐欺など、詐欺が多様化しているため十分に注意しましょう。
投資に確実な利益の保証はないので、「絶対に儲かる」「海外ファンドだから安心」といったうまい話には乗らないよう意識してください。 少しでも怪しい点があれば連絡を取るのをやめるか、プロフィール写真を画像検索して詐欺師かどうかチェックしてみましょう。
また、万が一ロマンス詐欺の被害にあってしまった場合は、できるだけ証拠を集めましょう。実績が豊富な弁護士に相談する方法もあります。
事前対策や対処法をきちんと認識した上で、実際に会うことを検討してください。
