ブラックストーン詐欺の手口は以下のようになります。
- 偽のウェブサイトや電話番号を用い、本物のブラックストーンと偽装して投資家に接触する
- 個人情報を不正に入手し、詐欺師が投資家に成りすます
- 高いリターンを約束し、時間の経過とともに投資家から大金を騙し取る
最近、アメリカの投資ファンド運用会社である「ブラックストーン」の偽サイトを作り、お金を騙し取るブラックストーン詐欺が報告されています。
注意喚起 - ブラックストーンの名を語ったSNSを通じての詐欺行為について
ブラックストーンはソーシャルメディアやアプリを通じた投資に関する勧誘は一切行いません。その様な被害に合われた場合は早急に警察にご相談ください。
ただ、ブラックストーン詐欺の危険度に関してまだネットやSNS上で知られていないことが多いです。
そのために、詐欺に遭ってしまったらどのように対応したら良いのか悩んでいる方もいるでしょう。
当記事では、ブラックストーンの会社の説明だけではなくてブラックストーン詐欺の特徴と手口を紹介します。
その他にも、ブラックストーン詐欺に関して以下のものがわかります。
最後まで見れば、ブラックストーン詐欺の被害から事前に身を守ることができます。
【ブラックストーン詐欺の疑いがある方へ】
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ブラックストーンの基本情報|ブラックストーン詐欺
ブラックストーン詐欺の基本情報を以下のように説明します。
ブラックストーンを利用すること自体が詐欺なのではないか、怪しい会社ではないかなど様々な不安を持っている方がいるでしょう。
そのような心配を解決するために、ブラックストーンの会社説明とブラックストーン詐欺の特徴・手口を紹介します。
ブラックストーンとは?アメリカの投資ファンド運用会社
名称 | ブラックストーン・グループ |
設立年度 | 1985年 |
CEO | スティーブン・シュワルツマン (1985年–) |
運用資産 | 8809億アメリカ合衆国ドル |
本部所在地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク |
URL(JP) | https://www.blackstone.com/jp/the-firm/ |
ブラックストーン(The Blackstone Group Inc.)は、アメリカ合衆国に本拠を置くグローバルな投資ファンド運用会社です。
1985年にスティーブン・A・シュウォルツマン、ピーター・G・ピーターソン、ブラックストーン(ブラックロックの前身)の設立メンバーらによって設立されました。
同社はプライベートエクイティ(非公開株式投資)、不動産、クレジット(債権)、ヘッジファンド、および株式などの幅広い資産クラスに投資しています。
最近は、日本での個人向け事業に参入して、「プロ投資家」を対象に私募ファンドなどを販売しています。
ブラックストーンを利用すること自体が詐欺にかかることなにかと勘違いする場合も多いのですが、投資詐欺の手口として使われることで、会社に問題があるのではありません。
ブラックストーン詐欺の特徴と手口
ブラックストーン詐欺は、ブラックストーンをかたる詐欺師によって行われる投資詐欺の一種です。
ブラックストーン詐欺の特徴は以下のようになります。
- ブラックストーンを名乗ることで、信頼性を装い投資家を誘惑する
- 高いリターンを約束することで、投資家の利益を得るように誘惑する
- 投資先の事業やプロジェクトについて具体的な情報を提示することで本物のように見せかける
ブラックストーン詐欺の代表的な手口は以下のようなことが挙げられます。
- 偽のウェブサイトや電話番号を用い、本物のブラックストーンと偽装して投資家に接触する
- 個人情報を不正に入手し、詐欺師が投資家に成りすます
- 高いリターンを約束し、時間の経過とともに投資家から大金を騙し取る
これらは、主に投資詐欺でもよく使われる手口になります。
また、投資詐欺と密接に関連している国際ロマンス詐欺も知っておく必要があります。
国際ロマンス詐欺は、マッチングアプリやSNSから近づいてお金を騙し取る詐欺です。
そのために、常に国際ロマンス詐欺や他の投資詐欺などにも騙されないよう、注意しなければならないでしょう。
「出会い系サイトやマッチングアプリ等で出会った相手から、実態のわからない投資を勧められ、投資したが、出金できなくなった」等の相談が多数寄せられています。ご注意ください。
ブラックストーン詐欺に遭った場合の対処法
ブラックストーン詐欺に遭った場合の対処法は4つになります。
ブラックストーン詐欺のような投資詐欺に遭った際に、先に何から対応したら良いのか悩んでいる人がいるのではないでしょうか。
4つの対処法を覚えておいて、万が一遭ったとしても信頼できる窓口に相談できるようにしましょう。
各対処法のメリット・デメリットも紹介します。
警察に報告する
詐欺被害を受けたら、警察に被害届を提出することが重要です。
警察が詐欺事件を把握し、適切な対応を取ることが期待できます。
警察の解決が速くなるためには、何より被害に対して証拠を集めた方が良いです。
詐欺を遭う前後のすべての流れを自分なりにまとめておくが大事です。
次に、警察に報告するメリットとデメリットです。
警察相談専用電話:#9110
金融庁に相談する
詐欺被害に遭ったら、金融庁へ相談することも一つの選択肢です。
金融庁は金融機関の監督や規制を行う機関であり、詐欺に対する情報提供やアドバイスを行っています。
自分の大切なお金を守るためにも、信頼できる金融庁に相談してみてください。
次に、金融庁に相談するメリットとデメリットです。
金融庁金融サービス利用者相談室の電話(ナビダイヤル):0570-016811
金融庁の公式サイト:https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/attention.html
国民生活センターに相談する
国民生活センターは消費者トラブルの相談を受け付けており、詐欺被害に遭った場合も相談できます。
国民生活センターは消費者保護の観点から被害者をサポートします。
詐欺の内容や被害状況を詳細に伝え、アドバイスを受けましょう。
次に、国民生活センターに相談するメリットとデメリットです。
消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
弁護士に相談する
投資詐欺の被害を受けた場合、弁護士に相談することで法的なアドバイスや手続きを受けることができます。
弁護士は被害者の権利を保護し、適切な法的手段を提案してくれる専門家です。
次に、弁護士に相談するメリットとデメリットです。
ブラックストーン詐欺を見分けるポイント
ブラックストーン詐欺を見分けるポイントは代表的に4つが挙げられます。
ブラックストーンを利用する際に万が一の状況のために、確認してみてください。
自分のお金を投資することになるので、起こりやすいリスクを防ぐのが良いでしょう。
急激な高リターンの約束をしていないのか
ブラックストーン詐欺は、被害者に対して急激な高リターンを約束して誘惑する手口を用いることがあります。
高い利益を魅力的に提示することで、人々の欲望を刺激し、簡単に大きな利益が得られると錯覚させることが狙いです。
現実的な投資では、リターンとリスクは密接に関連しています。
高いリターンを得るためには一般的に高いリスクを負う必要があります。
しかし、ブラックストーン詐欺はそのようなリスクを隠蔽し、あたかも高リターンが確実であるかのように装います。
投資を検討する際には冷静な判断が求められます。
急激な高リターンを約束された場合は、その提案に対して疑問を抱くことが重要です。
過度な期待に駆られず、現実的な目線でリスクを理解し、自分の経済的な状況や投資目標に合った投資を行うことが大切です。
投資の話において常識外れの利益が約束される場合は、ブラックストーン詐欺の可能性を疑い、慎重な対応を心掛けましょう。
不審な情報提供者はいないのか
ブラックストーン詐欺では、怪しい情報提供者が登場することがあります。
特にSNSやLINEを通じて、知らない人から突然投資の話を持ちかけられることが一般的です。
マッチングアプリで知り合った人物から暗号資産での投資を勧められ、海外の投資サイトに登録し、数回に分け合計1500万円近く送金した。すべての手続きが完了し資金を引き出せると思ったところで、「マネーロンダリングという法に引っかかり、あと2万ドル送金しないとお金は引き出せない。あなたの資金は凍結された」と連絡が来た。さらに投資サイトがアップデートされたと連絡が来て、これまでと同じURLでは投資サイトが開けなくなったうえに、ID、パスワードもエラーになり、これまでの取引の詳細も消えてしまった。
これらの情報提供者は、自らを信頼できる投資家や専門家と偽り、高リターンを約束する投資案件を持ちかけてきます。
不審な情報提供者に対しては、慎重な判断が必要です。
信頼性のある情報源からの情報収集が重要であり、公式な金融機関のウェブサイトや信頼できる専門家からのアドバイスを求めるべきです。
自分の個人情報や資金を提供する前に、情報提供者の身元や背景を確認し、疑問を持つことが大切です。
情報提供者が自分を信頼できる投資家や専門家と偽っている場合や、情報が急に舞い込んできたり、高リターンを保証してくる場合は特に警戒が必要です。
不審な情報提供者に引っかからないように、常に慎重な対応を心掛けることが重要です。
投資に関する情報を得る際には、信頼性のある情報源からのみ受け取るようにしましょう。
過度なプレッシャーや急かしをかけていないのか
ブラックストーン詐欺では、被害者に対して過度なプレッシャーや急かしをかける手法がよく使われます。
これは被害者の冷静な判断を妨げ、感情的な決断を促して詐欺に引っかかりやすくする狙いがあります。
特に高いリターンを約束されたり、限られた期間内に急いで投資を決定させようとする場合は警戒が必要です。
過度なプレッシャーや急かしをかけられた場合、自分のペースで検討できる環境を保つことが重要です。
感情に流されずに冷静に投資を検討するために、次のような対策が役立ちます。
- 焦らない
- 質問する
- 時間をかける
- 第三者の意見を求める
過度なプレッシャーや急かしをかけられた際には、自分の判断基準をしっかり持ち、感情に振り回されず冷静に対応することが大切です。
偽サイトではないのか
ブラックストーン詐欺は、本物の投資ファンド運用会社「ブラックストーン」と類似した名前やロゴを使用して、偽サイトを作成することがあります。
詐欺師によって作成された偽サイトでは、個人情報を盗み出すことや不正な投資を誘導する可能性があります。
公式のウェブサイトや正規の投資先を確認することが重要です。
国民生活センターで記載されている事例は以下になります。
- 検索サイトで検索して、通常の販売価格より大幅に値引きされている通販サイトにクレジットカード決済で注文したが、商品が届かない
- 通販サイトでクレジットカード決済したが商品は届かず、クレジットカードを不正利用された
- 通販サイトから指定された銀行口座に代金を振り込んだのに商品が届かない
- SNS上の広告からアクセスした通販サイトに代金引換サービスで注文したが、偽サイトだった
また、偽サイトなのかどうかが確認できる「WikiFX」のようなサイトもあります。
以下のように、スコアを出してくれるので、参考にした方が良いでしょう。
出典:WikiFX
また、国民生活センターで「偽サイト」かどうかのチェックポイントなども共有しているので、確認してみるのをおすすめします。
出典:国民生活センター
ブラックストーン詐欺に遭わないための対策
ブラックストーン詐欺に遭わないための対策は大きく二つに分けられます。
投資詐欺など、大切なお金を騙し取られることは何より遭いたくないでしょう。
そのために、ご自身でその方法を理解して、事前から対策をしておかないといけません。
各方法に関して、詳しく説明するので最後までみて、対策していきましょう。
不審な投資案件への対応方法
不審な投資案件に対しては、焦らず冷静に対応していく必要があります。
主に以下のような方法があります。
情報の検証:
急激な高リターンや低リスクを謳う案件には注意が必要です。提供される情報の正確性を確かめ、信憑性のある情報であるかどうかを慎重に検証しましょう。
勧誘の断り方:
不審な投資案件に勧誘された場合は、すぐに断らずに一旦時間をおいて慎重に検討しましょう。急かされる勧誘や過度なプレッシャーは、詐欺のサインとなる可能性があります。
情報共有の回避:
個人情報や口座情報を提供するよう求められる場合は注意が必要です。詐欺の手口として個人情報を盗み取るケースもあるため、情報共有は避けるようにしましょう。
情報の検証だけではなくて、信頼できるところなのか何回もチェックするのが良いでしょう。
投資に慣れている方でも、一瞬の勘違いやミスで詐欺に遭ってしまうこともあるので、常に注意が必要です。
信頼性のある投資情報の収集方法
投資やお金に関わることにおいては、信頼性のある投資情報を収集するのが大事です。
信頼できる機関やサイト、そしてマッチングアプリやSNS上で突然知り合った人ではなく保障できる専門家に聞くのが良いでしょう。
具体的には以下の方法があります。
公的機関のウェブサイト:
金融庁や各都道府県の金融担当部署など、公的な機関のウェブサイトで投資に関する情報を確認しましょう。公式な情報源は信頼性が高く、詐欺情報を避けるのに役立ちます。
信頼性のある専門家の意見:
投資アドバイザーやファイナンシャルプランナーなどの専門家の意見を仰ぐことで、投資案件の信頼性やリスクについてより客観的な判断ができます。
過去の実績や評判の調査:
投資案件や関連企業の過去の実績や評判を調査することで、信頼性の判断材料となります。過去にトラブルが多発している場合は注意が必要です。
これらの対策を講じることで、ブラックストーン詐欺などの投資詐欺に遭わないよう慎重な投資判断ができるでしょう。
投資はリスクが伴いますので、情報の確認や専門家の意見を参考にすることが重要です。
ブラックストーン詐欺に関するよくある質問
ブラックストーン詐欺に関してよくある質問をまとめました。
ブラックストーン詐欺に関してまだ疑問を持っている方のために、主に3つの質問をまとめたので、回答を一つずつ見ていきましょう。
ブラックストーンの投資や情報など、より詳しい情報を知りたい方は、信頼できるサイトで調べるのをおすすめします。
ブラックストーン詐欺以外に投資詐欺の手口は何がある?
ブラックストーン詐欺以外に投資詐欺にはさまざまな手口が存在します。例えば、以下のような手法があります。
ポンジ・スキーム:
「出資してもらった資金を運用してその利益を出資者に配当金などとして還元する」という場合が多い。しかし、実際には資金運用を行わず、それ以降に参加する出資者から新たに集めた資金を以前からの出資者に向けて配当金などと偽って交付すること
名義を貸し出させる詐欺:
「社債を購入したいので名義を貸してほしい」「あなたの名義で債権を購入したのでこれからご自宅に伺いたい」このような投資に勧誘すること
FX自動売買詐欺:
専用のツールなどを用いてプログラムによって自動的にFX(外国為替)の売買を繰り返してくれるシステムを悪用して、高額で購入させられること
劇場型詐欺:
詐欺グループの複数の構成員がターゲットの家族や企業や公的機関の職員、弁護士・警察官などそれぞれの役割を演じて接触してくること
被害回復狙い詐欺:
投資詐欺の一時被害に遭った被害者宛に、しばらく時間が経ってから警察や消費者センター、弁護士などを装った人物から詐欺被害に遭った方は被害救済金を受けとる2次の詐欺のこと
最近の場合は、ポンジ・スキームだけではなくて、FX詐欺(MT4・MT5)も頻繁に発生しているので、常に注意が必要です。
それぞれの手口に関して、より詳しい情報は以下の記事を参考にしてください。
ブラックストーンを利用する際の注意点は何がある?
ブラックストーンはアメリカの投資ファンド運用会社であり、正規の投資会社ですが、詐欺をかたる悪質な行為も存在します。
ブラックストーンを利用する際の注意点として以下のような点が挙げられます。
- 公式な情報源を確認
- 顧客センターの確認
- インターネットの情報に警戒
ブラックストーンに関する情報は公式なウェブサイトや信頼性のあるメディアから得るようにしてください。
また、公式の顧客センターに問い合わせてみることで正規のサービスかどうかを確認してください。
これらのことだけではなくて、当記事で紹介した見分け方や事前対策を行うようにしましょう。
ブラックストーン詐欺と国際ロマンス詐欺との関連性は?
ブラックストーン詐欺と国際ロマンス詐欺は、完全には無関係な詐欺とは言えません。
国際ロマンス詐欺の手口でもあるマッチングアプリやSNSで知り合った人が恋愛感情で人を騙し、投資の話になる場合も頻繁に発生するからです。
「出会い系サイトやマッチングアプリ等で出会い、恋愛感情を持った相手から、実態のわからない投資等の海外サイトを紹介され投資したが、出金できなくなった」等の相談が寄せられています。
ブラックストーン詐欺は投資詐欺の一つであり、アメリカの投資ファンド運用会社「ブラックストーン・グループ」をかたることで被害者から資金をだまし取る詐欺です。
国際ロマンス詐欺は恋愛感情を悪用して被害者からお金を騙し取る詐欺です。
最初は日常の話で近づいて、お金の話がでたり、投資を勧めたりする場合が多いです。
また、「私が何年間続けて投資してきたから専門家で・・・」や「知っている投資専門家から指示をもらっていて・・・」などを話で投資を勧誘し、実際に指定された口座に投資の金額を送金し騙し取られる場合もあります。
そのため、常に投資やお金の話がでたら、信頼できるのか冷静に判断してください。
まとめ:ブッラクストーンを利用する際は、詐欺に騙されないよう事前対策をしておく!
「ブラックストーン 詐欺」はアメリカの投資ファンド運用会社「ブラックストーン・グループ」をかたる詐欺行為であり、急激な高リターンを約束し被害者を騙す手口が特徴です。
被害を未然に防ぐためには、急な高リターンに警戒し、不審な情報提供者に注意することが重要です。
過度なプレッシャーや情報共有も避けましょう。
ブラックストーン詐欺以外にも投資詐欺の手口が存在するため、公式情報を確認し信頼性のある情報源を利用することが必要です。