結婚詐欺に関して3つの事例を紹介します。
結婚を餌に多額のお金をだまし取る結婚詐欺(恋愛詐欺)は、お金を失うだけでなく好きな人と結婚したいという気持ちまで踏みにじるので絶対に許せません。
中には数百万・数千万円の被害を受ける方もいるので他人ごとではありません。
結婚詐欺にはいくつかの特徴と、よく使われる手口があります。実例から詐欺師の手口を見ておきましょう。
結婚詐欺に遭って、人生を狂わされてしまった人も大勢います。
最後まで見て、結婚詐欺に遭わないようにしましょう。
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結婚詐欺(恋愛詐欺)とは何かをおさらい
結婚詐欺(恋愛詐欺)とは
結婚・恋愛を餌にお金をだまし取る目的で異性に近づき、親密になったうえで金品を貢がせる詐欺行為です。
ターゲットに結婚や恋愛関係を約束し騙すので、被害者は経済的な被害はもちろん感情的にも傷を負います。
被害者のメンタルにも取り返しのつかない傷を残す悪質な詐欺行為です。
適齢期を過ぎたような人をターゲットにする傾向が強く、資産がある点と相手の焦りも巧みに利用して詐欺に及びます。
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結婚詐欺の事例3選
結婚詐欺のイメージ例として、上記の3つが挙げられます。
結婚相談所で知り合った男に500万騙し取られた30代女性
結婚相談所で知り合った詐欺師に騙された女性もいます。
30代のAさんは大学卒業後に就職してから忙しさに追われ、結婚になかなか至りませんでした。
周りからも結婚についてせかされるようになり、焦っていました。
大学時代の友人が結婚相談所で知り合った男性と結婚したことを聞いて、自分も相談所に登録しました。
数人の男性と知り合いましたが、その中でも誠実でやさしかったある男性とデートを重ねるようになりました。
- 小さな会社を経営している
- 戸建を所有し1人暮らし
- 車を複数台所有している
金銭的にも余裕を見せる男性にAさんは惹かれていきました。
結婚の意思も見せる彼と真剣に交際していきたいと思っていた矢先、連絡が取れなくなりました。
やっと連絡がとれるようになると、「会社のトラブルで金策に走っていた。」、「このままだと倒産してしまう」という彼。
彼の為ならと200万円を手渡したAさん。
会社はつぶれずに済んだということでしたが、そこから色々と理由をつけてお金を要求されるようになりました。
気付くと合わせて500万円。
段々おかしいと感じたAさんは探偵事務所に依頼して男性の素性調査を依頼。
すると彼は現在無職で、結婚もしている事が判明。
他にも付き合っている女性がいるようで、Aさんから渡された金は交際費に消えていたのでした。
Aさんは大変ショックを受けましたが連絡先を突き止めていたのが幸いし、弁護士を通じて返済要求して全額ではありませんが取り返す事ができました。
バーで出会った男に600万円を騙し取られた女性
航空会社でCAとして勤務しているNさん。
CAという職業も手伝って昔からモテたNさんは様々な人とお付き合いはしてきましたが、年収や見た目に妥協できず結婚に至らず39歳を迎えていました。
ある日行きつけのバーで男性に声をかけられたNさん。
すぐ意気投合した2人はデートするようになりました。
彼は会社経営しているとのことでしたが、まだ軌道にのらないので生活が苦しいと言っていました。
デート代くらいは…とNさんはデートの支払いするようになりました。
付き合いを続けていくと、会社の経営が苦しくて運転資金が足りないと泣きつく彼。
彼の為になればと総額で600万円程渡してしまいました。
結婚に向けて最後の恋にしたかったNさんは、彼と結婚できるならばとお金を渡してしまったのです。
ある日を境に全く連絡が取れなくなった彼。
不審に感じたNさんは警察に連絡し、捜査によってお金は取り返しました。
しかし、信じていた彼に裏切られ男性不信・人間不信に陥り、結婚はより遠のいてしまったとのことです。
婚活パーティーで知り合った女性8名から合計3500万円騙し取った男
婚活パーティを利用して、なんと8人の女性と交際し合計3500万円騙し取った詐欺師もいます。
ある女性にはマンションの購入費用として金を要求し、払わなければ交際をやめると脅していたそう…。
同じような手口で言葉巧みに次々と女性から金をだまし取って、高額な金額を搾取しました。
常習性も認められ男には懲役7年の刑が言い渡されました。
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どこからが結婚詐欺にあたる行為になる?
具体的にどのような行為が結婚詐欺(恋愛詐欺)と定義されているでしょうか。
調べていきましょう。
欺罔(ぎもう)行為
欺罔とは、人をあざむいてだますことです。
嘘をついたことが欺罔行為にあたるわけですが、詐欺に該当するのは故意に嘘をついていた時です。
例えば、貸したお金を返してもらえない場合、全てが詐欺にはなりません。
会社の給料が遅れていて返済が出来ない場合などは、返す意思はあったが不測の事態で返せなくなったと判断されます。
故意に嘘をついたわけではないので欺罔行為にはあたりません。
相手の錯誤(さくご)
錯誤とは被害者が嘘にだまされて信じ込んだ状態を言います。
- 結婚を約束してくれているから、お金は2人の為に使ってくれるだろう。
- 彼(彼女)の家族が困っているらしいから助けてあげたい…。
上記のように、詐欺師の嘘に騙されてお金を渡してしまった状態を指します。
錯誤が無い状態で金品を盗まれた場合は一般的に窃盗として取り扱われます。
交付行為
交付行為とは、被害者が詐欺師に金品を渡すことを指します。
詐欺師の嘘に騙されて、自分の意志で金品を渡してしまうと詐欺が成立します。
詐欺師と一緒に暮らしたり、家に招いた上で金品を盗まれた場合は窃盗罪になります。
財産の移転
お金や財産が相手の手に渡った状態を財産の移転と言います。
お金を相手に渡して逃げられてしまえばその状態です。
例えば
- 結婚式場を予約していたのに破棄されキャンセル料が発生した。
- 両親への挨拶に行く為の飛行機チケットもキャンセルになり返ってこない。
- 同棲していたアパートの家賃を自分が払っていた。
このような場合は自分の意志で支払いしているので、財産の移転にはなりません。
お金の被害が出ていても全てが詐欺に認定さえませんので、気を付けてください。
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結婚詐欺師にありがちな特徴
高学歴で社会的地位のある職業に就く、理想的な恋人を演じる
結婚相手に高学歴・社会的地位を求めるのは今も昔も変わりません。
理想の結婚相手を演じる事で、結婚を期待する異性が集まってきます。
集まった異性の中からターゲットを絞って詐欺をはたらきます。
海外旅行や外車、高級時計などでセレブ感をアピールする
特に男性詐欺師は自分が社会的に高い地位にあり、お金に余裕がある姿を見せるのが特徴です。
様々な手を使ってセレブ感をアピールします。
なお、男性詐欺師は経営者を語ることが多くあります。
- 経営が上手くいかなくて運転資金が足りない。
- 社員がミスしてしまって、賠償金が必要になった。
など金をだまし取る口実が作り安いのも理由ですが、お金に余裕があるから要求してこないだろうと思わせる効果もあります。
付き合っても家に招待しない
詐欺師は付き合ってもなかなか家に呼んでくれません。
例えば家に招いて学生時代のアルバムを見せるようせがまれたり、過去につながる写真がでてきたりすると詐欺師には都合が悪いのです。
基本的に詐欺師のプロフィールは全くの嘘なのが基本です。
結婚の話はするものの、家族に会わせようとはしない
家に招きたくない理由と同じく、結婚の話が出ても家族に会わせようとしません。
もちろん家族は素性に直結する情報なので、何かと理由をつけて絶対に会わせようとしません。
逆に相手の親には会って良い印象を与えます。
親ごと巻き込んで、金をだまし取る場合もありますので気を付けましょう。
「車は修理中」と言って、いつもレンタカーを使う
経営者を語るくらいなので、安い車を乗るわけにはいきません。
様々な手段で高級車を調達して、最初印象づけておいて2回目以降レンタカーを使う場合も少なくありません。
中には事故を起こしてしまったと言って、被害者から高級車を買ってもらう詐欺師もいます。
証拠を残したくないので一緒に写真を撮らない
詐欺が発覚した場合の証拠になる可能性があるので、写真は撮りたがりません。
写真以外にも金を借りた証拠になるので、借用書は作りたがりません。
手渡しで欲しいという詐欺師も少なくありません。
とにかく記録に残す事は詐欺師に不利に働くことが多いので、避ける傾向にあります。
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知っていれば回避可能|結婚詐欺でよく使われる手口
実際に詐欺師が使う手口のイメージ例を見ておきましょう。
手口を知っておくだけでも被害に合わない対策になりますよ。
マッチングアプリや婚活アプリ、婚活パーティーで知り合う
マッチングアプリや婚活アプリなど、健全な出会いの場として活用されているアプリやサイトを使います。
婚活サイト・婚活アプリでは適齢期を過ぎた異性をターゲットにすることが多くあります。
当然結婚を強く望んでいる人に対して、良いプロフィールを作って「この人なら…」と思わせるのが手段です。
婚活アプリやマッチングアプリはセキュリティがしっかりしているものが多く、詐欺師はいないだろうという安心感があると危険です。
付き合う時に「結婚を前提に」と言う
結婚詐欺師はプロフィールからして嘘をついている場合が多いので、短期決戦に持ち込むのが常套手段です。
知り合ってから間もなくで「結婚を前提に」というワードを出します。
結婚願望が強い人にとっては、この時点で舞い上がってしまう場合があります。
全て信じてしまっては相手の思うつぼなので、せめて相手の素性を調べるようにしましょう。
前述したように、基本的なプロフィールや会社経営は嘘の場合がほとんどなので、少し調べるとボロがでます。
最初は羽振りよく振る舞う
特に男性詐欺師の多くが最初は羽振りよく振舞います。
経済力があるのは結婚相手の条件として上位に来ますので、それをクリアすることで相手をより油断させ、夢中にさせようとします。
最初は高級車に乗り、食事代やホテル代なども出してくれる場合がほとんどです。
徐々に金銭要求に結び付けていくので、金銭要求に対する対応が重要です。
「取引先とトラブルでヤバい」などと言って、資金援助を求める
詐欺師が経営者を語る理由の1つが、お金に結び付ける話を作りやすいからです。
- 取引先とトラブルになっていてお金が必要。
- 社員が事故を起こしてしまって賠償金が必要。
- 会社の金を持ち逃げされてしまって、明日までにまとまった金が必要
様々な場面設定が出来ますね。
取引先とのトラブルとなると、時間的にも緊急性が増します。
その後も何かと理由をつけて、お金を要求する
一度お金の要求に応じてしまうと、そこから何かと理由を付けてお金をだまし取ろうとします。
前項で短期決戦が基本と申しましたが、お金の要求も同じく集中して行われます。
中には2~3日おきに高額な要求されるケースもあります。
冷静に考えればおかしい状況ですが、次から次へと緊急性のある話がでてきて冷静に考えるのが難しくなってます。
また、お金を渡したときには特にやさしく声をかけてきますし、「これで結婚できる」などと結婚が近づいているような話も巧みに織り込んできますので、自分で判断するのは難しいのが現実です。
ある日突然、音信不通になる
被害者から金を取れるだけ取ったら、ある日突然音信不通になります。
この後、実例も紹介しますが、本当にある日突然音信不通になります。
最初は事故にあったのかも…と心配していた被害者も、だんだんと詐欺被害に気付きます。
中には自宅や会社の場所は知らないものの、よくパチンコ店に出入りしていたことから調査して本人にたどり着いたケースもあります。
詐欺師は普段の行動を見せないように気を付けていますが、その中でも手掛かりになるような行動や情報を把握しておくことも重要です。
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結婚詐欺被害に遭った場合にすべき行動
警察に相談する
紹介したように
- 欺罔行為
- 錯誤
- 交付行為
- 財産の移転
が証明されれば詐欺事件として立件が可能です。
結婚したい気持ちを利用して金をだまし取る詐欺は許されない行為です。
詐欺は立派な犯罪です。
刑事事件として捜査してもらいたい場合は警察へ相談する必要があります。
弁護士に相談する
金銭的被害にあったので取り返したい場合は民事訴訟の手続きするようになります。
こちらの相談先は弁護士になります。
警察に相談するのも、弁護士に相談するのもしっかりとした証拠を確保するのが大事です。
探偵事務所に依頼して証拠取りする必要もあります。
処罰してもらいたい感情もあるでしょうが、大切なお金を返してもらいたい気持ちも被害者は持っています。
特にお金の問題は相手の資産がなければ取り返すのが難しくなってしまいます。
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結婚詐欺事例に関するよくある質問
同棲してたり体の関係があれば、結婚詐欺を立証できる?
同棲していて、体の関係もある場合は結婚詐欺を立証できるでしょうか?
体の関係だけだと難しいというのが答えです。
詐欺として相手を訴えるには、お金をだまし取る行為が無ければ不可能です。
体目的で近づいてきた場合は刑法に基づいて罰することは出来ません。
しかし、民法第710条で財産以外の損害が規定されていて、こちらに該当しますので慰謝料請求はできます。
慰謝料の相場は20万円~300万円になっています。
双方の同意があれば慰謝料に上限はありません。
しかし、相手ももちろんお金を払いたくはないでしょうから、弁護士に依頼してなるべく多く慰謝料取れるように手続きしましょう。
お金以外のものを要求される場合もある?
お金意外での詐欺被害
- 電子マネー・ギフトカード
- 仮想通貨
- 悪徳商法へ勧誘
- 高額セミナーへの誘導
- 銀行口座・クレジットカード
- わいせつな画像や動画
を請求される可能性もあります。
近年、結婚詐欺グループの裏に大規模な組織存在する場合があります。
特にわいせつな画像や動画を撮られてしまった場合、詐欺とは別の犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
詐欺師は男の人の方が多い?
恋愛を餌に詐欺に及ぶ行為なので、男性女性区別なく加害者になります。
男性詐欺師の場合、お金を持っていて社会的に高い地位にあるよう装うことが多くなります。
女性詐欺師の場合は逆に経済的に苦しい状況を演じる場合が多くなります。
男性なら余裕があり包容力のある魅力的な人間を、女性は弱さを見せ「この人には私がいないとダメだ」と思わせるのが主な目的です。
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まとめ:事例や手口と似てる人物に言い寄られている場合は、結婚詐欺を疑おう
結婚詐欺の事例からも手口や詐欺師の特徴などがわかります。
詐欺師は男女関係なく存在し、誰でも出会う可能性があるため、注意が必要です。
それぞれ偽の身分を装い、最初は結婚を期待させ、相手を信じさせることが多いです。
しかし、詐欺師の目的はお金を騙し取ることです。
結婚詐欺はパターンがある程度決まっていて第三者からみるとすぐわかる場合もあります。
そのため、信頼できる第三者に相談したり、お金を絶対に渡さないようにしたりしてください。
常に警戒心を持って、結婚詐欺に遭わないようにしましょう。