国際ロマンス詐欺の中国人に遭ってしまった場合の対処法を紹介します。
「国際ロマンス詐欺の犯人は中国人が多いから中国人以外なら安心」と安易に考えてはいけません。
これまで摘発されてきた国際ロマンス詐欺は、ほんの一部ともいわれており逮捕された報道のみに影響されては被害を未然に防ぐことはできないでしょう。
当記事では、国際ロマンス詐欺の犯人に中国人が多いといわれている理由を調べてみました。
日常的にSNSやマッチングアプリを使用している人はチェックしてみましょう。
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国際ロマンス詐欺とは?特徴を解説
国際ロマンス詐欺とは、インターネット上で知り合った異性とお付き合いをはじめた頃に何かと理由をつけて送金をお願いしたり、架空の投資会社に誘ったりなどの手口でお金を騙しとることです。
多少強引な理由でも、恋人からのお願いは断りづらいという心理を利用して詐欺を働くため、騙されてしまう人が跡を絶たないといわれています。
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国際ロマンス詐欺は中国人が多い?
結論からお伝えすると、国際ロマンス詐欺の犯人は中国人だけとは限りません。
しかし、日本人を騙すためには最低限日本の知識を持っている必要があるため、近隣国である中国人が多い傾向にあります。
しかし、日本人が外国人に成りすまして詐欺をしているパターンもあるので要注意です。
実際に、ロマンス詐欺に関与した5万人以上の中国人が次々に逮捕されたというネットニュースもありました。
そのため、ロマンス詐欺師イコール中国人というイメージがついたのだと推測できます。
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国際ロマンス詐欺の犯人は中国人以外にもいる|犯人の国籍まとめ
国際ロマンス詐欺で中国人以外の詐欺師の国籍について解説します。
先ほど説明した通り、ロマンス詐欺の犯人は中国人だけではなくシンガポールやナイジェリアといった世界各国に潜んでいるのです。
日本人をターゲットにしているロマンス詐欺を調査していくとアジア系やアフリカ系国籍の外国人が多いことがわかりました。
また、騙しているのは外国人だけではなく、日本人が外国人のふりをしているケースもあります。
中国人
中国人によるロマンス詐欺は、ここ数年で何件も摘発され一番大きい組織では5万人逮捕されました。みなさんの記憶にも残っているのではないでしょうか。
ロマンス詐欺の犯人が中国人だった事例をみると、中国国内で活動している組織は少なくタイやラオスを拠点としている組織が多い傾向にあります。
これは、中国がほかの国に比べ厳しくインターネットを規制しており、インターネットを利用したロマンス詐欺が適さないからと推測できます。
したがって、タイやラオスといった近隣国を拠点とし詐欺行為を働いているのです。
また、日本に滞在している中国人が日本人を騙している事例もありますが、そういった場合は個人または少人数であるケースが多いといわれています。
日本人
日本人をターゲットにしたロマンス詐欺師は、外国人だけではなく同じ日本人が外国人になりすましてお金をだまし取るケースも存在します。
2022年には日本人が外国籍の医師や記者になりすまし金銭をだまし取った疑いで、ガーナで日本人が身柄を拘束されたという報道がありました。
この日本人は容疑を否認しているものの、日本の警察は約1年の間に同様の手口で計4億円近くだまし取ったのではないかとみているようです。
日本人をターゲットにしたロマンス詐欺は日本人が指揮をとっている可能性が高いという噂もあります。ロマンス詐欺の手口は、矛盾していてわかりやすいと感じている人も多くいますが、日本人が指揮をとっている場合騙されていることにすら気が付かないケースもありますので、インターネットは慎重に利用した方が良いでしょう。
(参照:朝日新聞)
シンガポール人
ロマンス詐欺の事例を調べていくと、マッチングアプリやSNSで知り合ったシンガポール人にお金を騙し取られたという事例がいくつか出てきます。
しかし、ロマンス詐欺師はインターネット上で国籍を公開する際は実際の国籍とは異なるものを使用しているため、本当にシンガポール人であるかは怪しいところです。
ロマンス詐欺師がシンガポール人を名乗るのは、富裕層が多く多民族国家であることが理由といわれています。
国際ロマンス詐欺は一般的に、容姿端麗で金銭的に余裕があるふりをしてターゲットに近づいていくので、シンガポール国籍がよく使用されるのでしょう。
また、親日国というのも有名であり観光スポットとしても人気が高いので会話が弾むという利点もあります。
ナイジェリア人などのアフリカ系
ロマンス詐欺の犯人は、ほとんどが中国やアジア系組織が多い傾向にありましたが、近年はナイジェリアといったアフリカ系組織が増加してきたといわれています。
しかし、ロマンス詐欺の手口は、ナイジェリア人がはじめた「ナイジェリアの手紙詐欺」がもととなったのではないかともいわれています。
ナイジェリア手紙詐欺は、昨今の国際ロマンス詐欺のようにインターネット上でターゲットを探し恋愛関係を築いてからお金をだまし取るのではなく、無差別に手紙を送り騙そうとしてくるのです。
このように、ナイジェリアが発端といわれるロマンス詐欺の犯人にナイジェリア人が関係していても不思議ではありません。
また、インターネットの普及によりどこの国にいてもターゲットに近づけるため、中国人やナイジェリア人だけでなく世界中にロマンス詐欺師が潜んでいるのではないでしょうか。
(参考サイト:Yahoo!ニュース)
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中国人とやりとりしている人必見|国際ロマンス詐欺を調べる方法
国際ロマンス詐欺師は容姿端麗な中国人になりすましているケースが多いため、今やり取りしている中国人が詐欺師かどうか心配という人もいるのではないでしょうか。
ここでは、インターネット上で知り合った人物かどうか、相手に悟られることなく簡単に調べる方法をご紹介します。
「私は大丈夫」という人ほど騙されやすい傾向にありますので、トラブル回避のためにも、ぜひ試してみてください。
プロフィール写真を画像検索してみる
国際ロマンス詐欺師かどうか一番簡単に調べる方法は、SNSやマッチングアプリに設定しているプロフィール写真を画像検索にかけることです。以下に詳しく手順を解説しますのでチェックしてください。
- 写真を入手する
プロフィール写真をダウンロードまたはスクリーンショットする - ブラウザでGoogle画像検索を開く
PCで「Google画像検索」と検索。スマートフォンの場合はデスクトップ版というPCモードに切り替えて検索する。 - 写真をアップロード
Google検索を開いたら検索バー右側のカメラアイコンをクリックして入手した写真をアップロードする - 検索結果をチェック
アップロードすると検索結果が表示されるのでチェックする
同一写真が複数ヒットしている場合や、フリー画像サイトが表示される場合はロマンス詐欺である可能性が高いといえます。また、これに該当しないからといってロマンス詐欺師ではないと判断できるわけではないので、その後のやり取りは慎重にしてください。
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国際ロマンス詐欺に遭った場合の対処法3つ
実際に国際ロマンス詐欺にあった場合の対処法を3つご紹介します。
日頃からSNSやマッチングアプリをよく利用している人は、ぜひチェックしてください。
また、インターネット上で出会った人物がロマンス詐欺と知りながら悪ふざけで詐欺師と連絡を取り続ける人もいますが、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性が高いのでやめましょう。
SNSで相手をブロックする
SNSやマッチングアプリで出会った人物がロマンス詐欺であると発覚した場合は、すぐに相手をブロックし連絡手段を絶ちましょう。長くやり取りを続けていくと情が湧き正しい判断ができなくなる可能性があります。
万が一、ロマンス詐欺師に個人情報を教えてしまった場合は、できる限り変更しておきましょう。以下に教えてしまった場合変えたほうが良い個人情報と変更方法をご紹介しますのでチェックしてください。
- 電話番号
契約している携帯ショップへ行き番号変更する - 口座情報
契約している金融機関へ行き、事情を説明して口座の停止および新規開設する - 住所
可能であれば別のところへ引っ越す
また、ロマンス詐欺師は詐欺がバレたとわかると、仲間を使い弁護士を装って接触する事例も報告されています。まったく面識のない弁護士からロマンス詐欺被害に遭っていないかと連絡が来ても答えず、教えられた弁護士事務所をインターネットで調べてみてください。
警察に相談する
実際に国際ロマンス詐欺被害に遭ってお金を騙し取られてしまった場合は、出来るだけ証拠を集め警察に相談しましょう。その際、ロマンス詐欺があったという証拠が何もなければ被害届の受理が難しい場合がほとんどです。以下に証拠となるものをいくつかご紹介します。
- メッセージのやり取り
- ロマンス詐欺師の個人情報(氏名・住所・電話番号等)
- 送金履歴
SNSやマッチングアプリ内に保存されている情報は、アカウントの削除によって消えてしまう可能性があるので、スクリーンショットを活用して自分の端末に保存しておきましょう。仮に、証拠がひとつもない場合でも相談内容は記録されているので、同じ人物による被害が複数相談されると警察が捜査しやすくなるので、相談に行ってください。
弁護士に相談する
国際ロマンス詐欺師に騙し取られたお金を取り戻したい人は、弁護士に相談しましょう。警察や国民生活センターへの相談は、被害をこれ以上大きくしないということはできますが、お金を取り戻す手助けをしてくれるわけではありません。
弁護士を通さず自分で訴訟を起こすこともできますが、法律に沿った手続きをするには調べるのだけでも膨大な時間がかかってしまうのです。弁護士であれば、一般的な書類手続きはもちろんのこと、電話番号から犯人を特定することもできます。
また、弁護士であれば誰でも良いというわけではなく、ロマンス詐欺事件を取り扱った経験があり専門知識を持っている人がおすすめです。実際にお金を取り戻せる可能性があるのかどうかやかかる費用は、直接弁護士事務所に尋ねてみましょう。弁護士への相談は有料の場合もありますので、弁護士を雇うか悩んでいる人は相談料無料の弁護士事務所に問い合わせてみてください。
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国際ロマンス詐欺中国人に関するよくある質問
国際ロマンス詐欺は手口が多様化しているため、調べるほど疑問がたくさん出てくるのではないでしょうか。
ここでは「国際ロマンス詐欺中国人」と検索した人がよく疑問に思う質問を3つピックアップして回答していきます。国際ロマンス詐欺の被害を未然に防ぐには、詐欺の特徴や手口を知っておくことが重要なので是非チェックしておいてください。
日本人が国際ロマンス詐欺の犯人という場合もあるの?
先に説明した通り、国際ロマンス詐欺の犯人が日本人だったという事例もいくつか報告されています。単独犯の場合、外国人を装ってわざとカタコトの日本語を使用していますが、組織的な場合は、外国人を雇い日本人がまとめているケースがほとんどです。
日本人をターゲットにした国際ロマンス詐欺は「日本に興味がある」「日本に住んでいた経験がある」という設定が多い傾向にあります。外国人の場合、日本の情報にあまり詳しくありませんが、日本人が犯人であれば日本人の心理も理解しているため、騙しやすいのでしょう。
また、日本人が犯人の場合でも日本に必ずいるわけではなく、海外を拠点に活動しているケースもあります。過去の事例では、ガーナや東南アジアを拠点にしていた日本人詐欺師もいました。
詐欺か見極めるために、実際に会うのはアリ?
詐欺かどうか見極めるために実際に会ってみようと考える人もいますが、やめておきましょう。そもそも、国際ロマンス詐欺は出会ってからお金をだまし取るまですべてインターネット上で完結するため、ターゲットと会うことはありません。そのため、会う約束をしても濁されるか何かと理由をつけて断られます。
国際ロマンス詐欺師は、国籍・容姿・職業とあらゆる情報を偽称している可能性が高く、実際に会ってしまうと嘘がバレてしまうため会えないのです。このことから、ロマンス詐欺師かどうか見極めるために実際に会いたいと伝える方法もありますが、会いにいく費用がないからお金を貸してくれと金銭を要求される可能性が高いので注意してください。
台湾人や韓国人が犯人の場合もある?
国際ロマンス詐欺師は世界中に潜んでおり、台湾人や韓国人が犯人の場合もあります。しかし、国際ロマンス詐欺師は身バレ防止のため自分とまったく違う人物を演じるため、国籍は実際に逮捕してみないとわかりません。
また、数年前は欧米人を装う国際ロマンス詐欺師が多い傾向にありましたが、最近は台湾人や韓国人を名乗る詐欺師も増えています。とくに、日本では複数回韓国ブームが到来しており、韓国人を好きな人が増えているので需要が高いのでしょう。SNSで日本語を勉強したいから友達になってほしいというメッセージを送ってくる詐欺師もいます。もし、そういった内容のメッセージが届いたら画像検索や言動からロマンス詐欺師かどうか見極めながら付き合い、個人情報を教えてはいけません。
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国際ロマンス詐欺の犯人は中国人だけではない
この記事では以下のことについて解説してきました。
- 国際ロマンス詐欺とは
- 国際ロマンス詐欺の犯人は中国人なのか?
- 被害にあったときの対処方法
国際ロマンス詐欺の犯人は、中国人だけとは限らずシンガポールやナイジェリアといったアジア圏やアフリカ圏に多く潜んでいるといわれています。しかし、SNS上で上で公開している国籍は本当の国籍ではなく偽りである可能性が高いので、どこの国だから安心という目安はありません。
SNSやマッチングアプリで面識がないのに突然メッセージを送ってくる人物は国際ロマンス詐欺の可能性が非常に高いので注意が必要です。万が一、国際ロマンス詐欺の被害に遭ってしまったら証拠を集められるだけ集め、警察や弁護士に相談してみましょう。
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