結婚詐欺

入籍の話が進まない場合は結婚詐欺かも?詐欺師の特徴や手口を解説

婚約しているのに入籍の話が全然進まない・・・」という人は結婚詐欺にあっているかもしれません。

結婚詐欺は、適齢期を過ぎた結婚願望の強い人をターゲットに選ぶ傾向があり、普段は冷静に対処できる人でも焦りから騙されやすくなってしまいます。結婚詐欺を未然に防ぐには、結婚詐欺の特徴や手口を知っておくことが重要。この記事を最後までチェックして結婚詐欺師を見極める力を身につけましょう。

【この記事でわかること】
・結婚詐欺とは
・結婚詐欺の特徴
・結婚詐欺と入籍するとどうなるのか

Contents
  1. そもそも結婚詐欺とは?
  2. 結婚詐欺のよくある手口
  3. 入籍の話が進まない場合は結婚詐欺かも?詐欺師の特徴を紹介
  4. 入籍の約束をしていたら、結婚詐欺は成立する?
  5. 入籍の話が進まなくて怪しい、結婚詐欺では?と感じた時の対処法
  6. 結婚詐欺入籍に関するよくある質問
  7. まとめ:入籍の話が進まず金銭の要求がある場合は、結婚詐欺を疑おう

そもそも結婚詐欺とは?

そもそも結婚詐欺とは?結婚詐欺とは、お金をだまし取る目的でターゲットに近づき、結婚をエサにお金や品物を貢がせる詐欺です。類似詐欺として婚活中の異性をターゲットにする「婚活詐欺」結婚ではなく恋人として近く「恋愛詐欺」国際的な出会いを演出する「国際ロマンス詐欺」が存在します。

これらの詐欺は、ターゲットに恋愛感情を抱かせ多少無理な要求も押し通し、これ以上お金が引き出せないと感じたら姿をくらますのが特徴です。

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結婚詐欺のよくある手口

結婚詐欺のよくある手口結婚詐欺師は、騙されてしまう人が多いことから複雑な手口なのだろうかと考える人もいますが、ある程度パターン化されているのです。事前にパターンを理解していると、お金を渡す前に詐欺師かもしれないと見分けられます

ここでは、結婚詐欺との出会いから別れまでのよくある手口を詳しく解説していきますので、ぜひチェックしておきましょう。

婚活・マッチングアプリで知り合う

結婚詐欺師は、結婚願望が強い人をターゲットにしているため、婚活パーティーやマッチングアプリといったパートナー探しを目的としたコミュニティで知り合うケースが多い傾向にあります。一昔前は、結婚相談所やBarでの出会いが主流といわれていましたが、インターンネットの普及によりシフトチェンジしていったのでしょう。

また、結婚相談所は基本的に公的な身分証の提示が必要であるのに対し、婚活パーティやマッチングアプリに使用されるプロフィールは自己申告制であるため身元が割れにくいという点も選ばれる理由です。とはいえ、婚活パーティーやマッチングアプリでの結婚詐欺被害が増えてきたことにより、公的な身分証の提示を求める運営会社もあります。結婚詐欺被害に出来るだけ遭いたくないという人はそのようなコミュニティを選びましょう。

好意がある感じで近寄ってくる

結婚詐欺師は、SNSやマッチングアプリでターゲットを見つけると好意がある感じで近寄ってきます。婚活しようとサイトやアプリに登録してパートナーを探そうとしても、すぐに良い人が見つかる可能性は低いといわれています。「最初から積極的な人物は怪しいのではないか?」と感じる人もいますが、そんな状況の中で積極的にアプローチしてくる異性が現れたら、好意を寄せてしまったとしても不思議ではありません。

また、結婚詐欺師はより多くの人を騙すために、プロフィールを詐称して魅力的な人物を演じているのです。例えば、容姿端麗なプロフィール写真をしたり、社会的地位の高い職種や高収入であったりというのがあげられます。また、知り合って早々に恋人関係に発展するのも特徴です。

付き合いに発展後も、しばらくは普通の恋人を装う

一般的に結婚詐欺師は、お付き合いに発展した後すぐにお金を要求せず、一定期間普通の恋人を装うため騙されてしまう人が多いのです。普通の恋人期間は詐欺師のスタイルやターゲットとの信頼度によって大きく変わり、1ヶ月程で騙す段階に移る詐欺師もいれば、1年以上恋人として過ごす詐欺師もいます。交際期間中は複数回デートを重ね、誰が聞いても理想と答えるような完璧な振る舞いをし、男女の関係になるケースもあるでしょう。

結婚詐欺師が男性の場合は、デート代の負担はもちろんのこと、記念日やなんでもない日のちょっとしたプレゼントをもらったという被害報告も複数あります。この期間で被害者の心をガッチリ掴み、何があっても離れたくないというように依存させるのです。

「これくらいなら」と思えるくらいの少額のお金から要求する

結婚詐欺師は、交際期間に徹底的に理想の相手を演じターゲットを依存させたところで、少しずつ交際期間に使用したお金を回収していく段階に移行していきます。具体的には、コンビニの支払いやタクシー代金といった数百円、数千円単位の金額を細かい手持ちがないからと要求してくるでしょう。

これまではなかった対応に不思議に思う被害者もいますが、それ以外は今までと変わらず優しい態度であるため目を瞑る人がほとんどです。怪しいなと感じたとしても、この段階ではすでに詐欺師に依存しているため「嫌われたくない」「ギクシャクするのが嫌だ」という理由で気がつかないふりをしてしまいます。また、詐欺師はさらにターゲットの依存心を増幅させるために、結婚を匂わせるような発言が多くなるのも特徴的です。

「結婚資金を貯める」などの名目で、定期的にお金を出させる

被害者の心をガッチリ掴んだと確信した結婚詐欺師は「結婚資金を貯める」というような結婚に絡めた名目で定期的に高額なお金を要求しはじめます。少額のお金のやりとりに慣れてしまって、結婚する予定である相手からそのような提案があっても怪しむどころか結婚話が進んだと喜んでしまう人もいるのではないでしょうか

仮に、お金を出し渋ったとしても「信用していないのか」というようにヒステリックに攻め立てお金を渡さざるを得ない状況に追い込みます。相手の要求はどんどんエスカレートしていき、気がついたときには貯金がほとんどなくなってしまったという人も少なくありません。また、結婚資金以外にも「事業がうまくいっていない」「親が病気で入院した」というような話でお金を騙し取られるケースもあります。

ある日突然、音信不通になる

結婚詐欺師との関係は、ある日突然音信不通になり連絡が取れなくなることで終わりを迎えます。あまりに突然の出来事に、周囲に相談するまで詐欺師であったと気がつかず、何かのトラブルに巻き込まれたではないかと心配する人もいるでしょう。住んでいた場所は空き家になっていたり、勤めている会社に問い合わせても消息が分からなかったりと行き場のない感情に耐えられなくなる人もいます。

しかし、両親に紹介を予定していたり、友人や知人に恋人の存在を伝えていた人は、受け入れたくない現実を周囲に説明しなければいけません。このように、結婚詐欺師はお金をだまし取るだけではなく、被害者に精神的ダメージを与え跡形もなく消え去るのです。

入籍の話が進まない場合は結婚詐欺かも?詐欺師の特徴を紹介

入籍の話が進まない場合は結婚詐欺かも?詐欺師の特徴を紹介婚約段階まで進んでしまうと、入籍話が進まなくて不満を持つものの詐欺師の可能性を少しも疑わない人が多いでしょう。そのため、結婚詐欺によって大金を騙し取られてしまう被害報告がなくならないのです。

ここでは、詐欺師の特徴をいくつか解説していきますので、婚約相手に違和感を感じたら当てはまる項目がないかチェックしてみてください。

出会いは婚活・マッチングアプリ

先に紹介した通り、詐欺師とは男女の出会いを目的とした、婚活パーティやマッチングアプリといったコミュニティで知り合います。とくに、無料登録ができて公的な身分証の提示が必要ないマッチングアプリや掲示板は要注意。結婚詐欺師は、お金をだまし取るまでにかかる費用をできるだけ削減しようと、こういったコミュニティを使用するのです。

ただし、昔のようにBarやラウンジでナンパしたり、結婚相談所を使ったりする詐欺師がいないわけではありません。ターゲットを信用させ、莫大な費用を得るために時間と経費を惜しまない騙す能力にたけた結婚詐欺師もいるので「出会い目的のコミュニティで知り合っていないから安全」とはいえないのです。

自宅に招かない

結婚を約束しているにもかかわらず、自宅に招かない人物は結婚詐欺師かもしれないと疑い警戒した方が良いでしょう。自宅に招かない理由は「実家で暮らしている」「ルームシェアしている」「部屋が散らかっている」というようなものがあげられます。実家暮らしやルームシェアであっても、結婚前提のお付き合いで両親やルームメイトに一度も紹介しないというのは考えられないのではないでしょうか。

また、部屋が散らかっているから招待できないと頑なに拒否する人物は、結婚詐欺師でなくとも何かしらトラブルを抱えている可能性があります。ただし、アイドルやアニメが好きで最初に伝えてなかったため、どんな反応されるのか怖いといった理由で部屋にあげるのを拒む人もいるので、ほかの詐欺師の特徴が当てはまらないかみていきましょう。

両親や兄弟、友人を紹介してくれない

結婚前提のお付き合いをしていると自然にお互いの家族や友人に恋人を紹介するものでしょう。にもかかわらず、家族や友人といった第三者に紹介してくれない人は、結婚詐欺師の可能性が高いといえます。結婚詐欺師は素性を隠しているため、本当の家族や友人を紹介できません。結婚を匂わせているのに、両親の顔合わせや友人への紹介を何かと理由をつけてはぐらかす相手は、結婚詐欺かもしれないと疑い慎重になることをお勧めします。

また、このような話題を避けるために天涯孤独で親しい友人がいないという設定にしている詐欺師もいますが、実際にそのような境遇の人は少ないのではないでしょうか。しかし、本当にそうであった場合は指摘すると相手を深く傷つけてしまう可能性があるので、ほかにも詐欺師の特徴に当てはまるものがないか探ってみましょう。

個人情報を明かそうとしない

個人情報を明かそうとしない人や、矛盾が見られる人は結婚詐欺師でなくとも結婚の意思がある相手とは考えられません。実際にあった結婚詐欺師の被害報告を見ていくと、相手の個人情報はLINEしか知らなかったという事例もあります。LINEはインターネット環境さえあれば無料で電話やメッセージのやりとりができるので、電話番号やメールアドレスを知らなくても不思議ではありませんが、住所や勤め先を教えていない場合は詐欺師の可能性が高いといえるでしょう。

結婚詐欺師は、できるだけ身バレにつながる可能性を下げるため、必要最低限の情報しか教えないのです。タイミングがなくて聞いていなかったという人は、それとなく聞いてみてください。

写真を撮るのを嫌がる

結婚詐欺師は写真を撮るのを嫌がると言われていますが、実は20代から30代の8割近くの人は写真を撮られるのが苦手との調査結果があるため、これだけで結婚詐欺師だと断定するのは早計です。しかし、1枚も写真を撮らせてくれず取ろうとすると過剰なほど拒否したり、感情的になる人は撮られたくない理由があるのでしょう。結婚詐欺師は、写真を撮られてしまうと、ターゲットに詐欺師だとバレたときに証拠としてその写真を警察に持ち込まれてしまうため過剰に反応します。

したがって、写真を1枚も取らせてくれない人は結婚詐欺師である可能性が高いので、もしもの時に備えてこっそり写真を撮っておくのも手です。ただし、相手が詐欺師であった場合、逆上されるケースも想定できるので、取り扱いには十分注意してください。

参照:PRTIMES

会社や仕事の話をしてくれない

プライベートに会社や仕事の話を持ち込まないというポリシーの人もいますが、こちらが聞いても何も答えてくれない場合は、結婚詐欺の可能性を疑いましょう。とくに、「大手じゃないからわからないと思う」「たいした仕事ではないから」と会社名すら教えてくれない場合は要注意。これから結婚する予定であるのに会社を教えないというのは考えられません。

ただし、結婚詐欺師のなかにはこのような会話を想定して、偽の名刺を作成したり自営業と名乗っているケースもあります。インターネットで検索しても出てこない会社や会社のオフィスからかなり離れた場所に住んでいる人には注意が必要です。ほかにも矛盾点がないか会話の中で探りを入れてみましょう。

入籍の話は出るが、具体的に進まない

婚約や入籍の話は出ているのに、顔合わせや入籍予定日といった具体的な話が進まない場合はそもそも結婚する気がない可能性が高いでしょう。予定していた入籍日が近づくたびにトラブルが起きて延期する場合や、顔合わせや式場予約をドタキャンする場合は結婚詐欺師と疑ってまず間違いありません

なかには、詐欺師ではなく本当に結婚するつもりはあるけれど、何かしらの理由でもう少し経ってから結婚したいと考える人もいますが、度々延期したりドタキャンを繰り返す非常識な人は稀です。問い詰めると婚約自体が白紙になってしまうのではと不安になり相手に聞けない人もいますが、きちんと話し合いができない人と結婚生活を送るのは難しいでしょう。

お金に困ることが多く、常に頼ってくる

婚約関係になった途端、お金に困って援助の相談が増え要求がどんどんエスカレートする人は、結婚詐欺師と断定してまず間違いありません。詐欺師は、相手に信頼させ婚約関係になると、これまでの優しい対応から一変して次々とお金を要求してくるのです。これに対してお金の援助を断ると「信用していないのか」「結婚する予定なのに冷たい人だ」とまるでこちらが悪いかのように責め立ててきます

結婚詐欺師が女性の場合は、ヒステリックに泣き叫んでお金を渡すまで収拾がつかず、恥ずかしくて誰にも相談できないという男性被害者もいるでしょう。仮にこのような人が結婚詐欺師でなかったとしても、価値観の違いから結婚生活が長続きするとは思えません。

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入籍の約束をしていたら、結婚詐欺は成立する?

入籍の約束をしていたら、結婚詐欺は成立する?口約束の婚約であっても、詐欺罪の成立要件3つとその因果関係が明らかな場合は結婚詐欺が認められるでしょう。詐欺罪の成立要件とは「欺罔(ぎもう)」「錯誤」「財産の受渡し」のことであり、下記のような例が該当します。

  1. 欺罔(ぎもう):人を欺く行為
    例:結婚する気がないのに婚約する
  2. 錯誤:騙されている状態
    例:相手が詐欺師だと気がついていない状態
  3. 財産の受渡し:騙されて自ら財産を渡してしまう
    例:相手に騙されお金やプレゼントを渡す

入籍の話が進まなくて怪しい、結婚詐欺では?と感じた時の対処法

入籍の話が進まなくて怪しい、結婚詐欺では?と感じた時の対処法結婚詐欺師かもしれないと感じたときに、どのように対処して良いのかわからないという人が多いのではないでしょうか。

ここでは、結婚詐欺の被害をできるだけ最小限に抑えるための対処方法を3つ紹介していきますので、婚約相手が結婚詐欺師かもしれないと感じた人は参考にしてください。また、詐欺師本人と一対一のときに問い詰めてしまうと逆上される恐れがあるので注意しましょう。

入籍の話や金銭の要求があった場合、やりとりの記録を保存しておく

婚約相手が結婚詐欺師かもしれないと感じたり金銭要求がされたりしたら、まずは結婚詐欺を立証するための証拠集めからはじめましょう。警察または弁護士に相談する場合、実際に結婚詐欺被害に遭っていたとしても証拠がなければ対応してもらえないのです。結婚詐欺を立証するのに有効と言われている証拠とは以下のようなものがあげられます。

  1. メッセージや電話等のやり取りの記録
    騙されたことが分かる内容や金銭要求に関するやり取り等
  2. 相手の個人情報
    住所・氏名・勤め先・年齢・顔写真・電話番号等
  3. 財産の受け渡しが分かるもの
    口座の入金明細や譲渡契約書等
  4. 婚約状態にあったと分かるもの
    婚約指輪・式場予約履歴・結納や顔合わせで使用した飲食店の領収書等

どんな事情でもお金は一切渡さない

結婚詐欺師は「2人の将来のために」「家族に援助したい」というように、何かと理由をつけてお金を要求しますが、相手にどのような事情があっても金銭要求には一切答えてはいけません。一度でもお金や財産を渡してしまうと、似たような理由で結婚詐欺師からの要求はどんどんエスカレートしていき、いくらお金があっても足りなくなるでしょう

将来のためにお金を貯めるのであれば、2人別々にお金をためておいても問題ありませんし、結婚前にする家族への援助は実子がすべきです。やむを得ない事情でどうしてもサポートしなければいけない場合は、国や各自治体の制度を利用するというようにお金ではなく、それを調査する時間といった労力を提供してみてはいかがでしょうか。

お金を渡さないことで態度が豹変したら、警察や弁護士に相談しよう

お金を渡さないことが原因で相手の態度が豹変し身の危険を感じたらすぐに、警察や弁護士にこれまで集めた証拠を持って相談しにいきましょう。警察と弁護士のどちらに相談に行くべきかは、被害者が何を求めているのかによって異なります

警察は刑法に基づき加害者を逮捕し罰することはできますが、金銭の返還は管轄外となり対応できません。一方で弁護士は、加害者を逮捕できませんが民法に基づき告訴する手続きをサポートしてくれるので、賠償金請求が可能です。一般的に結婚詐欺の賠償金請求は難しいといわれていますが、少しでも被害金額を取り戻したいと考えるのであれば、結婚詐欺の取り扱い経験があり返還実績のある弁護士事務所に依頼してください。

結婚詐欺入籍に関するよくある質問

結婚詐欺入籍に関するよくある質問これまで当記事で紹介してきた情報以外にも、「結婚詐欺入籍」に関する情報をもっと知りたいと考える人が多いのではないでしょうか。近年普及率が上昇しているマッチングアプリには、詐欺師も多く潜んでいるといわれているため、自分には縁がない話だと感じている人も気をつけなくてはいけません。

ここでは、結婚詐欺師にまつわるよくある質問をいくつかピックアップして紹介していきますのでぜひ参考にしてください。

入籍前でも、同棲していたら結婚詐欺を立証できる?

入籍前であっても、結婚を前提にお付き合いし同棲している場合は結婚詐欺が立証できます。結婚詐欺は、結婚する気がないのに結婚の匂わせや婚約関係を結び、入籍前にお金だけだまし取って逃げるケースがほとんどです。したがって、入籍前であっても詐欺師と被害者が婚約関係にあったと明確に分かる証拠や騙されてお金を取られたという証拠を提示できれば詐欺罪が成立します。

ただし、刑法上の詐欺罪は財産の受け渡しが成立要件であるため、お金を渡す前であった場合は詐欺未遂となるでしょう。未遂の場合は、冗談だったというようにはぐらかされてしまい立証が難しくなるケースもあります。また、結婚前提でない同棲の場合は結婚詐欺の対象にはならないので注意してください。

体の関係があれば、結婚詐欺と言える?

結婚前提のお付き合いでなければ、体の関係があったとしても刑法上の詐欺罪には該当しません。詐欺罪は、詐欺師が相手を騙してお金を受け取る行為を指すため、体の関係が目的で結婚を匂わせてきた相手を刑法に基づいて罰することはできないのです。ただし、民法第710条の財産以外の損害の賠償に該当する可能性が高いため、慰謝料請求はできます。

慰謝料の請求額には上限がなく、双方が同意していればいくらでも請求できますが、ほとんどの詐欺師が応じないでしょう。少しでも多く慰謝料請求したい人は、実績豊富な凄腕弁護士に依頼してください。ちなみに慰謝料の相場は30万から200万といわれており、交際期間が長くなるほど高額になるといわれています。

両親に挨拶した後なら、結婚詐欺になる?

金銭被害があり、両親に結婚前の顔合わせという意味で挨拶を済ませているのであれば、結婚詐欺に該当します。一般的に婚約・顔合わせの順に入籍へ近づいていくため、顔合わせを済ませているのであれば当然、婚約はしているのだろうと判断されるケースが多いでしょう。

ただし、顔合わせがあったという証言だけでは証拠能力が低いため、顔合わせ時に利用した飲食店の領収書や全員が写った記念写真があると効果的です。そういった証拠がない場合、相手が「そんなことはしていない」としらばっくれる可能性もあるので注意してください。また、たまたまデート中に鉢合わせてしまったというような場合は婚約しているとは言い切れませんので、別の証拠が必要です。

詐欺師に多い名前はある?

調査してみたところ、結婚詐欺師がよく使う特定の名前というものはありませんでした。結婚詐欺師は、偽名を使ってさまざまなアカウントに登録しているため、珍しい名前やキラキラネームというよりはお名前ランキングにのるくらい一般的な名前を使用するケースが多い傾向にあります。

また、マッチングアプリやSNSに潜む結婚詐欺師は、同じアカウントで複数のターゲットに接触しているというケースもありますので、インターネットで検索すると同じ名前の犯人がいたというケースもあるでしょう。恋人の発言や行動に矛盾や違和感を覚え、結婚詐欺師ではないかと感じた場合は「アカウント名+詐欺」で検索してみてください。

ただし、検索したことがバレてしまうと、相手が詐欺師であってもなくともトラブルに発展する可能性がありますので、検索履歴は削除しておきましょう。

実際に入籍するパターンもある?

結婚詐欺師と入籍してしまうと、詐欺罪による処罰の対象外となる可能性が非常に高いでしょう。というのも刑法の特例により、夫または妻が配偶者に詐欺罪や窃盗罪を犯しても処罰を免除する旨が明記されています。つまり、実際に入籍しまうと金銭目的で近づいてきた場合であっても罪に問われなくなってしまうのです。

また、入籍後に金銭目的であった配偶者の浪費により離婚する場合、浪費によって婚姻生活が破綻したと認められなければ慰謝料請求もできません。ただし、結婚詐欺師が金銭目的で何度も入籍離婚を繰り返している場合は、結婚の意思がなかったと認められる場合もあります。結婚適齢期の人は、早く結婚したいと焦ってしまうのもわかりますが、結婚詐欺被害を未然に防ぐためにも慎重に相手も見極めましょう。

まとめ:入籍の話が進まず金銭の要求がある場合は、結婚詐欺を疑おう

NG婚活パーティーやマッチングアプリで出会った婚約者と、入籍の話がなかなか進まないのに金銭要求ばかりしてくる場合は、結婚詐欺を疑い出来るだけ多く証拠を集めましょう。

結婚詐欺師との交際期間が長くなればなるほど被害金額が増加傾向にあるので、発言や行動に矛盾や違和感を覚えたら結婚詐欺の特徴に当てはまるかどうかチェックしてみてください。また、一度でも金銭要求に応じてしまうとどんどんエスカレートしていくので、冷静に対処しましょう。

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