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架空請求業者に引っかかってみたらどうなる?実際の事例や相談先を紹介

いきなり架空請求業者から連絡がきて驚く方もいるのではないでしょうか。実際には契約が成立していないので最善策は無視することなのですが、本当に大丈夫か不安になる方も多いでしょう。

この記事では架空請求に引っかかったらどうなるかや、騙されないための注意点について解説します。また予備知識として個人情報を教えた場合の相談先や、架空請求業者に電話した事例についてもご紹介します。

これらを読めば架空請求がもしきても無視することが一番だとわかります。正しい知識を身につけて不安を解消しましょう。その上で対策や注意点を伝えていきます。

■この記事でわかること

架空請求に引っかかるとどうなるか
架空請求に引っかかった場合の相談先
架空請求に実際電話してみた事例
架空請求に騙されないための注意点

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架空請求に引っかかってみたらどうなる

架空請求業者に引っかかってみたら

架空請求業者に引っかかると、電子メールやWeb上のワンクリック詐欺などで請求がきます。家や会社にハガキが届くこともあります。架空請求が来ても無視して、お金を払わなければ実害がないことがほとんどです。しかし絶対にないとは言い切れないので、実際にどんなことがあるかご紹介します。

お金を取られる可能性がある

架空請求がくると不安のあまり、お金を払ってしまう可能性があります。脅し文句を言われたりサイト上に警告や違約金請求が出たりしても、絶対にお金を払ってはいけません。一度お金を払ってしまうと架空請求業者の顧客リストに登録されてしまい、二次被害や三次被害へと繋がる可能性があります。

詐欺師が狙うのは騙されてお金を払ってくれる確率が高い人です。相手はいつも騙されやすい人を見つけていますので、目をつけられたら時間と手間をかけてお金を取ろうとします。

今後迷惑電話が増えたり、個人情報がばれてしまう

あくまでも自分から個人情報を教えた場合ですが、迷惑電話が増えたり個人情報がばれてしまう可能性もあります。とくに自分から電話をかけてくる人は騙しやすいと認識されることがほとんどです。

騙せると感じた人をリスト化して他の業者に販売することもあります。業者内で個人情報が回ってしまい、しばらくの間は迷惑電話が頻繁にきてしまいます。電話に応じた時に住所などの個人情報を聞き出される危険があるので注意が必要です。

相手は誘導のプロフェッショナルなので、警戒していても個人情報が喋ってしまう可能性があります。

特に何もないことが多い

架空請求がきたら一旦落ち着いて冷静になることが大切です。架空請求はいきなり高額な請求をされて、支払いが遅れた場合は法的手段に訴えるなどの脅し文句が書かれています。不安な気持ちになりますが実際は何もないことがほとんどです。

IPアドレスやメールアドレスだけでは電話番号や住所を調べることはできません。住所がわからないと民事訴訟や身辺調査ができないので、個人情報を渡さないようにしましょう。

架空請求は基本的に無視で問題ありませんが、ウイルス感染と裁判所からの封筒は無視してはいけません。裁判所からの連絡は架空請求業者ではなく裁判所に直接連絡し今後の流れを確認することが大切です。

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架空請求業者に個人情報を教えてしまった場合の相談先

架空請求業者引っかかってみた相談先

架空請求業者からしつこく連絡がきたり、個人情報を教えてしまったりしたらまずは信頼できる人に相談して落ち着くことが大切です。高額な金額の支払いをしてしまったら、警察や弁護士に相談することも検討しましょう。

友人や家族にまずは相談してみる

架空請求がくると不安な気持ちになります。どんな請求が来てもまずは友人や家族に相談してみましょう。あわてて行動してしまうと、かけがえのない財産を取られてしまう可能性があります。一人で悩まず相談して冷静になることが大切です。

警察に相談する

架空請求は明らかな犯罪行為なので、警察に相談するのが基本です。サイバー犯罪の取り締まりに力を入れているので、連絡して被害の相談からはじめましょう。警視庁のWebサイトにある情報提供ページは、個別の相談にはできず通報しかできません。

お金を支払ってしまって警察に対応してもらいたいときは、各都道府県のサイバー犯罪相談窓口に連絡しましょう。

緊急ではないけど警察に相談したいときは、「#9110」に電話すれば各都道府県の相談窓口につながります。受付時間は平日8:30〜17:15(各都道府県による)になっています。土日、祝日および時間外は、当直や音声対応で相談が可能です。心配なときは落ち着いて警察に相談しましょう。

弁護士に相談する

不安になりお金を払ってしまった場合、弁護士にも相談してみましょう。必ず取り戻せるわけではありませんが、法的な手段を用いるためにも一度相談することが大切です。法テラスを利用すれば無料で相談ができます。

法テラスは国が設立した機関でホームページからメールで相談が可能です。法テラスサポートダイヤルは電話での無料相談も行えます。電話番号は0570-078-374で受付時間は平日9:00〜21:00、土曜日は9:00〜17:00になります。(祝日と年末年始を除く)

enjinというWebサイトは集団訴訟を起こしたい人が集まり、情報提供や他の集団訴訟に参加できます。情報共有ができる点に加えて警察が動いてくれやすい点がメリットです。

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架空請求業者に実際に電話してみた事例

架空請求業者引っかかってみた事例

NTTの名称が入ったショートメールで届いた架空請求の電話番号に、新聞記者や雑誌の編集長を勤めてきた男性が電話してみた事例をご紹介します。

電話をかけてみると若い男性が応答しました。生年月日を聞かれたので間違った生年月日を伝えたところ、確認がとれたと言われ担当者から折り返すとのことでした。

その後年配の男性の方から電話がかかってきて有料サイトの利用料が払われていないと伝えられました。本当にNTTなのか聞くとそうですと答えるものの、代表番号にかけなおすので名前を確認しようとしたら電話を切られてしまいました。

この事例のように電話しても個人番号が聞き出せなかったり、お金を取れそうになかったら架空請求業者の方から電話を切ってしまいます。架空請求がきたり急に電話がきても、慌てることなく落ち着いて対応しましょう。

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架空請求業者に騙されないための注意点

架空請求業者引っかかってみた注意点

架空請求業者は不安な気持ちにさせて個人情報やお金を騙し取ろうとしてきます。近年では手口が巧妙化や多様化しています。自分や家族、友人が架空請求の被害にあわないためにも注意点を確認しておくことが大切です。

注意点を知っておくことで当事者や相談を受けても冷静に対応が可能です。しっかりと把握しておきましょう。

【絶対】自分から個人情報を言わない

ほとんどの場合、架空請求がきた時点で架空請求業者は全ての個人情報を把握していません。連絡がきたことで、個人情報を把握されていると勘違いして教えてしまう人もいます。

架空請求は住所を特定した、IPアドレスを特定したなどと個人情報を特定したかのように脅してくるので、焦って教えてしまいます。個人情報を教えてしまうと二次被害や三次被害へとつながる可能性があります。絶対に自分から個人情報を言わないようにしましょう。

心理的に追い詰められても動揺しない

身に覚えのない架空請求がきたら、冷静に対応することが大切です。架空請求業者も誘導や脅しに慣れているので、心理的に追い込んできます。動揺して個人情報を教えたりお金を渡してしまわないようにしましょう。

自分だけで判断しないで、家族や友人に相談したり警察や裁判所を活用することがオススメです。架空請求業者から弁護士を演じた人が対応してくることもあります。自分から警察や裁判所に連絡することが大切です。延滞料金や違約金がかかるなどと焦らせてきますが、一度電話を切るなど冷静に対応しましょう。

まとめ:架空請求業者には電話しないのが一番!

架空請求業者引っかかってみたまとめ

架空請求業者から連絡がきても電話しないことが一番です。さまざまな手段を使って個人情報を聞き出される可能性があります。不安になったら警察や裁判所に相談することが大切です。

架空請求の被害に遭わないためにも不審なサイトの利用を控える、不用意に個人情報を公開しないなど気を付ける必要があります。連絡がきても慌てずに冷静に対応して自分や家族が騙されないようにしましょう。

※相談費用はかかりません