支援金詐欺とは「支援金がもらえる」という偽の情報を提供し、金銭や個人情報を騙し取る詐欺です。
大金が手に入ると謳いつつ、実際は手数料や登録料といった名目でお金を騙し取ることを目的としています。
当記事では、支援金詐欺の手口や犯行の流れなど、以下の3つが分かります。
最後まで見れば、支援金詐欺の被害を未然に防ぐことができます。
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支援金詐欺とは:架空の支援金や報酬を約束してお金や個人情報を騙し取る詐欺
支援金詐欺とは、支援金や助けを提供すると偽ってお金や個人情報を騙し取る詐欺です。
支援金詐欺では、まずメールやSNSを通じて「お金を受け取る資格がある」との情報が届きます。
しかし、実際にはそのような支援金は存在せず、受け取る前に手数料や登録料としてお金を支払うよう求められることが多いです。
最近では、電子マネーやコンビニの支払いを利用して金銭を要求するケースも増えています。
国民生活センターに寄せられた相談事例も併せてご確認ください。
障がいがある女性の携帯電話に、知らない人から「1850万円を譲る相手にあなたが選ばれました。手続きをするためお金を振り込んでください」というメールが届き、女性はその内容を信じ込み2千円振り込んだ。その後、追加で1万円を要求されたが手元になく「1万円を振り込まないとお金がもらえない」とお金の管理を手伝っている支援者の自分に相談してきた。
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支援金詐欺の種類一覧-典型的な4つの手口‐
ここからは、支援金詐欺の種類と典型的な手口を4つご紹介します。
支援金詐欺は、被害者の金銭的欲求を利用した悪質な詐欺です。
支援金詐欺の手口は日々進化しており、メッセージの内容や形式も巧妙になっています。
被害に遭わないためにも、よくあるパターンや手口を覚えておきましょう。
高額当選を謳ったパターン
支援金詐欺における高額当選を謳った手口では、想像を超えるような高額の金額が当選したと伝えられます。
例としては、
といった内容です。
メッセージが心躍る内容であるため、受け取り手続きの指示に従ってしまう人も少なくありません。
しかし、手続きを進めると「手数料」や「登録料」という名目で数千円から数万円の支払いを求められることが多いです。
「弁護人和田」のメールと
「特別支援金◎◎』とか
「機密費から5億円」とか
「支援金に当選」なんてのが
まとめて十数件送られてくる。つまり、俺がこの
支援金詐欺メールに引っかかる
前提と言うことらしい。こんなのが
纏めて送られたら
誰だって
嘘だって気づくだろ?馬鹿丸出し!
— 風の茶々丸 (@r5Y7g5UY2lF8iBp) March 30, 2023
支援団体を騙るパターン
近年、何らかの支援団体や協会を名乗って、
という連絡が届く詐欺が増えています。
特に、シングルマザーや高齢者といった、社会的にサポートが必要な層をターゲットにするケースが目立ちます。
支援金詐欺では、NGOやNPOなどの実在する団体の名前を騙ることもあるため、受け取り手は信頼してしまうことが少なくありません。
さらに、最近では新型コロナウイルスの影響で生計が困難になった人々を狙った詐欺も増加中です。
犯罪組織は日本人の良さを逆に脆弱性として、さまざまな攻撃をしてきます。
また、関心のあるワードを使って情報を拡散させて、より被害の拡大を狙っています。
今、能登半島地震のワードを使った支援金詐欺などが発生しています!
情もない犯罪組織に騙されないでください!…— 佐々木成三/元捜査一課 (@narumi_keiji) January 2, 2024
資産家を名乗る人物から支援すると言われるパターン
支援金詐欺の中には、自らを資産家と称する人物が突如として現れ、金銭的な支援を申し出るという手口もあります。
この手口は、一見運が良いと喜ぶ人々の善意や夢を利用し、高額な金を騙し取ろうとする策略に満ちています。
具体的なケースとしては、
といった背景を挙げて接触してきます。
初めてのメッセージは親切で心温まる内容のため、受け取った人は喜びや期待に胸を膨らませるでしょう。
しかし、その後の連絡で、支援金を受け取るための手数料や書類の手配費など、さまざまな名目でお金を要求されることが多いです。
この段階で支払いを進めても、結局は支援金を受け取ることはできません。
詐欺は、支援金詐欺です。
総資産 90億円の資産家が夫が無くなり姑との問題で70億円を処分する為に20名限定でお金を配るという話です。
90億円の資産なら昨年のランキング秋元康氏に次いで43位になるはずですがその前後に吉岡という名前はありませんでした。https://t.co/bxDLRJq1Dc— 出会い侍 (@deaisamurai) January 28, 2023
相続税対策と称して財産の受け取りをお願いされるパターン
支援金詐欺では、税金対策を理由に突如として財産の受け取りをお願いされる手口にも注意が必要です。
この手口は、多額の財産を持つと相続税などの税金が高くなることを利用し、相手の信用を得るために使われます。
といった形で接触してくるケースがあります。
しかし、その後には「贈与の手続きのための費用」としてある程度の金額を支払うよう求められることがほとんどです。
もちろん、これは詐欺であり、実際にはお金を支払っても何も受け取ることはできません。
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支援金詐欺の流れ‐被害に遭うまでの5ステップ‐
ここからは、支援金詐欺で被害に遭うまでの具体的な流れを5つのステップに分けて解説していきます。
支援金詐欺は、不特定多数の人をターゲットにしています。
被害に遭うまでの流れを事前に知っておけば、いち早く詐欺に気づくことができるはずです。
迷惑メールで支援話を持ち掛ける
不特定多数に送られる迷惑メールは支援金詐欺の始まりです。
詐欺師は、魅力的な金額やストーリーをメールに記載し、受信者の興味や好奇心を引きつけます。
例えば、
といった内容です。
これらのメールの目的は、
- リンクのクリック
- 返信
- 電話
などの更なるアクションを促すことです。
一度そのアクションを取ると、詐欺師の仕掛けた罠に足を踏み入れることになり、次のステップへと進められてしまいます。
SNSが利用されるケースもある
近頃では、メールだけでなくSNSを通じて支援話を持ち掛けられるケースも増えています。
- LINE
など、日常的に利用されるSNSが支援金詐欺の舞台となっています。
SNSを利用したケースでは、資産家やビジネスマンを装ったプロフィールで信頼を得る戦略が取られることが多いです。
支援金詐欺サイトに誘導する
支援金詐欺においては、迷惑メールを通じて被害者を偽のウェブサイトに誘導することが一般的です。
メールには、大金を受け取るための手続きや登録が必要だと記載されており、添付されたリンクや問い合わせ先への連絡を促されます。
被害者がこのリンクをクリックすると、詐欺師が作成した専用のサイトへとアクセスします。
このサイトは、一般的な正規のサイトと見分けがつかないほど精巧に作られています。
個人情報を入力させる
詐欺師が作成した偽サイトにアクセスすると、登録のために個人情報を入力させられます。
このフォームには、
- 氏名
- 電話番号
- 住所
- 銀行口座情報
など、多岐にわたる項目が含まれています。
魅力的なオファーに心を奪われ、警戒心を失ってしまうでしょう。
しかし、これらの情報は詐欺師にとって貴重なものとなり、不正な取引や他の詐欺のための材料として使用される可能性が極めて高いです。
支援金詐欺サイトへの登録料や有料ポイントの購入を求める
サイトへの登録では個人情報だけでなく、登録料を要求されます。
そして、登録が完了したと思ったら、次はビットキャッシュなどで有料ポイントの購入を強く勧められます。
ビットキャッシュとは、コンビニで買えて簡単に使えるプリペイド式の電子マネーです。オンライン上でのショッピングなどの決済手段として使われています。
といった言い訳がなされることが多く、被害者はお金を支払ってしまうことになります。
しかし、これらのポイントや登録料は、実際には詐欺師の懐に入るだけで、支援金を受け取るための実際の手段とはなりません。
偽の利用者(サクラ)を使ってお金を支払わせようとする
支援金詐欺では、偽の利用者、いわゆる「サクラ」として活動する詐欺師も存在します。
サクラは、実際には存在しない架空の人物やプロフィールを持ち、ターゲットとなる利用者とコミュニケーションを取る役割を果たします。
被害者が詐欺サイトに登録すると、まもなくしてサクラからのメッセージが届きます。
内容は、
といったものです。
これにより、被害者は他の利用者が実際に支援金を受け取っているかのような印象を持つようになります。
さらに、サクラは、
といったメッセージを送ることで、被害者に焦りを感じさせ、支払いを促すこともあります。
このようなテクニックを駆使して、詐欺師は被害者の不安や期待を操り、巧妙にお金を引き出すのです。
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支援金詐欺に遭った場合の5つの対処法・相談先
支援金詐欺に遭ってしまった場合の対処法・相談先として、以下の5つが挙げられます。
支援金詐欺の被害金を取り戻すためには、迅速な行動が求められます。
被害に遭った場合でも焦らず一旦冷静になり、信頼できる機関に連絡しましょう。
銀行に連絡する
支援金詐欺の被害に遭った際の最初の一手は、関連する銀行にすぐに連絡をとることです。
銀行には詐欺防止の専門チームが存在し、不審な取引を検知して止める対策が行われています。
もし、まだ被害金が自分の口座から引き出されていない場合、銀行側がその取引を停止することが可能です。
また、自身の口座情報が詐欺師に知られている可能性もあるため、口座の凍結や新しい口座への変更も検討することが推奨されます。
被害を最小限に食い止めるために、銀行との連絡を迅速に行うことが大切です。
クレジットカード会社に連絡する
支援金詐欺に関与する場合、銀行口座だけでなくクレジットカードの情報も悪用されるケースが増えています。
もし、詐欺サイトへの登録や購入時にクレジットカード情報を提供した場合、まずクレジットカード会社に直ちに通報することが必要です。
カード会社は不正利用の履歴をチェックし、該当する取引の停止や取消を行います。
不正利用による請求が発生した場合、適切な手続きによって返金される可能性があります。
国民生活センターに相談する
支援金詐欺の被害に遭った場合、すぐに国民生活センターに相談することが効果的です。
国民生活センターは、消費者の生活を守るための相談窓口として活動しており、詐欺やトラブルに関する専門のアドバイスを受けることができます。
詐欺被害の状況や詳細を伝えると、適切な対応策や法的な手続きについての情報提供をしてくれます。
また、国民生活センターは各都道府県にも支部を持っており、地域ごとの詳しい情報も得られます。
詐欺被害は一人で悩むより、早めに専門機関に相談し、適切な対策を取ることが大切です。
警察に相談する
支援金詐欺の相談先の一つとして、警察も挙げられます。
警察は詐欺事件に対して経験と専門知識を持っており、被害者のサポートを行います。
まず、最寄りの警察署や交番に被害の事実を報告しましょう。
また、被害を最小限に抑えるための具体的なアドバイスや指示も受けることができます。
何より、早期の報告が他の人々の被害を防ぐ大きな一歩となります。
被害に遭った時は恥ずかしがらず、すぐに警察に連絡することが大切です。
弁護士に相談する
詐欺の被害に遭遇した時、法的な手続きやアドバイスが求められることがあります。
このような状況で役立つのが、弁護士の力です。
弁護士は法律のプロフェッショナルであり、詐欺被害に関する知識や経験を有しています。
- 被害を受けた後の手続き
- 金銭の回収方法
- 法的な権利の確認
など、多岐にわたる相談が可能です。
弁護士との相談を通じて、どのようなアクションを取るべきか明確になります。
また、精神的な不安や心配を軽減するためのサポートも受けることができます。
被害に遭ったら、早急に弁護士や法律事務所に連絡し、専門的な意見やアドバイスを受け取ることを検討しましょう。
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【注意喚起】出資者から募った支援金を騙し取る詐欺も増えている
最近では、出資者からの支援金を標的とした詐欺も増加傾向にあります。
この種の詐欺では、クラウドファンディングなどでプロジェクトや事業への支援を求める形で、多くの人々から資金を集めます。
しかし、実際にはその資金を正当な目的のために使用せず、詐欺師が私的な利益を追求するために使ってしまいます。
出資者は、自らのお金を社会的な意義あるプロジェクトや夢を持つ人々のために提供すると信じていますが、結果としてその期待は裏切られてしまいます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてください。
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支援金詐欺に遭わないための3つの事前対策
ある日突然自身が支援金詐欺のターゲットになる可能性があるため、しっかりと対策しておくことが重要です。
被害に遭わないためには、以下の3つの対策を徹底しましょう。
見知らぬ人からのメールや電話は無視する
知らないアドレスからのメールや不明な番号からの電話は、無視することをおすすめします。
多くの詐欺師は、見知らぬ人をターゲットにしています。
メールや電話で突然「支援金が受け取れる」といった内容の連絡がきたとしても、それは高確率で詐欺と言えます。
重要なのは、自分が申し込んだことのない支援金や未知の組織からの連絡には注意深く対応することです。
うまい話には裏があることを理解しておく
日常生活でよく言われる言葉に「うまい話には裏がある」というものがあります。
これは、突然の大金や特別な利益を約束するような話は、疑問を持たずに受け入れるべきでないという教えです。
支援金詐欺も、この「うまい話」の典型的なケースと言えるでしょう。
- 何の手間もかけずに大金を手に入れられる
- 期間限定で特別な支援が受けられる
といった内容の情報を受け取った時は一度立ち止まり、情報の信憑性を確認することが大切です。
常に警戒心を持ち、状況を冷静に判断することで、詐欺のリスクを減少させることができます。
お金を送金する前に信頼できる人に相談する
疑わしいと感じた時は、信頼できる家族や友人、専門家などの第三者にその内容を共有し、意見やアドバイスを求めることが大切です。
他者の視点や意見は、自身の判断をより冷静にする助けとなります。
特に高齢者やネットの情報に不慣れな人は詐欺のターゲットとなりやすいため、身近な人に相談する習慣を身につけることで多くのリスクを回避できます。
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支援金詐欺に関する3つのよくある質問
最後に、支援金詐欺に関するよくある質問に3つ答えていきます。
世の中で横行している詐欺は支援金詐欺だけではありません。
詐欺には様々な種類・手口があるため、知識と対策が必要です。
多くの詐欺から身を守るためにも、以下の回答を参考にしてください。
支援金を受け取るためにビットキャッシュを支払う必要があると言われたら?
支援金を受け取るための条件として、ビットキャッシュを支払うようにとの要求がある場合、詐欺の可能性が極めて高いです。
ビットキャッシュでは、以下のような注意喚起がされています。
ビットキャッシュの『ひらがなID』を、メールやFAX、電話などで送らせて、残高を抜き取る詐欺が発生しています。
ひらがなIDは 『お金』 と同じ価値を持っています。
ひらがなIDを他者に伝えることは、購入金額分のお金を全てを渡したことと同じです。また、「芸能人に会える」「副業で稼げる」「多額のお金がもらえる」などのメールから多額の代金や利用料、登録料等が請求されるケースも報告されていますので十分ご注意ください。
正規の支援金の申請や受け取りに、ビットキャッシュや他のデジタル決済を必要とする手続きは存在しません。
要求に応じて支払いをすると、お金を取られてしまうだけでなく、個人情報も漏洩するリスクがあります。
詐欺の可能性が高いメッセージや連絡を受け取った場合は、すぐに関連する公的機関や警察に相談することをおすすめします。
悪質な通販サイトの特徴は?
悪質な通販サイトの特徴として、まず商品の価格が他のサイトと比べて異常に安いことが挙げられます。
魅力的な価格に惹かれて購入を考える人も多いですが、こういった場合は商品が届かないことや、異なる商品が届くリスクが高まります。
次に、サイトのデザインが粗雑で、情報が不足している場合も警戒すべきです。
- 連絡先
- 返品・返金のポリシー
- ショップの詳細
など、基本的な情報が不明確あるいは掲載されていないサイトには注意が必要です。
これらの点をチェックし、疑わしいと感じたら購入を控えましょう。
LINEを利用した詐欺の種類は?
LINEを利用した詐欺はさまざまな種類がありますが、代表的なLINE詐欺の種類は以下の3つです。
- フィッシング詐欺: 詐欺師が正規のサービスやウェブサイトを装った偽のURLを送りつけ、個人情報やパスワードを盗もうとする手法です。被害者は本物と見分けがつかないため、偽のログインページに情報を入力してしまうことがあります。
- 偽の公式アカウント: 詐欺師が有名人や企業、公的機関などの偽の公式アカウントを作成し、それを利用して被害者に対してお金や個人情報を要求する手法です。被害者は本物と信じ込み、詐欺師に情報や金銭を提供してしまうことがあります。
- 投資詐欺: 詐欺師が高いリターンを約束する投資機会を提供し、被害者からお金を集める手法です。実際には投資が存在せず、詐欺師が集めたお金を持ち逃げすることがあります。
LINEを通じた詐欺は、近年増えてきており、様々な手口が存在します。
個人情報やお金のやり取りに関しては、相手が信頼できるかどうかを確認し、怪しいと感じた場合には警戒して対処することが大切です。
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まとめ:「うまい話」は支援金詐欺のサイン!絶対に信用しないで
近年では、支援金詐欺の増加が警戒されています。
「大金を手に入れられる」という期待や希望から、被害に遭ってしまう人が後を絶ちません。
支援金詐欺の対策として最も重要なのは、耳を疑うほどの魅力的な話は存在しないと頭に入れておくことです。
詐欺を防ぐためにも、支援金詐欺の手口を知り、疑わしい連絡や要求に対しては慎重に対応することが必要です。
安易な判断は避け、常に確認と相談を心がけましょう。