ネット詐欺

国連関係者なりすまし詐欺に注意!UNHCRや国境なき医師団が怪しいって本当!?

国連UNHCR協会の詐欺に遭った場合はどうしたらいいの?
国連UNHCR協会関係者と名乗るものから連絡がきた

国連からの連絡が来たときは何かと不安になってしまいます。

詐欺に遭ってしまうと、返金対応を求めることは難しい傾向があるため、詐欺の手口や対策を知っておくことで不審な連絡が来ても、未然に詐欺に遭うのを防げます

もしも、詐欺に遭ってしまっても対処法を知っていれば、被害を最小限に抑えることができ大きな損害が出ません。

この記事を最後まで読んで、怪しい連絡に未然に対処できるようにしましょう。

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国連UNHCR協会関係の医師や軍人になりすました悪質な詐欺が報告されている

国連関係者なりすましの詐欺報告

最近では、国連関係の医師や軍人と名乗る人に騙されて、詐欺に遭うケースが報告されています。

現在、国連に関係する医師や軍人などを名乗る人物からソーシャルメディアを通じて、彼らの休暇や退職後の日本渡航に関わる手続きについて、費用の立て替え等を求められたという詐欺行為が以前から引き続き報告されています。また、国連総会の元議長などの国連関係者になりすまし、一般個人を国連親善大使に任命するなどと偽って、手続登録料金を要求する詐欺行為も報告されています。

引用元:国際連合広報センター‐詐欺にご注意ください!-

知人や友人ではないユーザーからメッセージが届いた場合は、不審なURLや添付画像なども不要に開かずに無視すると良いでしょう。

今後もメッセージが来ないようにするために、ユーザーアカウントをブロックして対策を行うことがおすすめです。

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手口を知って対策しよう-具体的な詐欺事例を紹介

国連詐欺の手口と事例

詐欺の手口をしっかり理解して、徹底的に対策をしましょう。対策をするためには詐欺の手口を知っておく必要があります。

今回は3つの詐欺事例を紹介します。いざ自分の身に起きた時に、今回の事例と当てはまっていれば詐欺の可能性があります。

手口1:「国境なき医師団」の医師、スタッフをかたる者による募金詐欺

「国境なき医師団」と名乗るものから、メールや電話等で募金や寄付金を求められ、お金を騙し取られるケースがあります。

近年「国境なき医師団」の医師、スタッフをかたる者がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などを通じて連絡をとり、個人情報を聞き出したり、個人的に資金援助を求めたりする事案(国際ロマンス型詐欺*)が発生しています。

国境なき医師団のいかなるスタッフ(医療者、非医療従事者、事務局員など)も、SNSなどで一般の方がたに近づき、個人的に何らかの費用の立て替え、援助、支払いなどの依頼をすることはありません。不審な電話や手紙、電子メール、SNSメッセージなどが届いても、むやみに振り込みや返信をしないでください。

引用元:国境なき医師団-詐欺にご注意ください!-

「国境なき医師団」とは民間での非営利の医療や人道援助団体です。紛争や自然災害や貧困などで医療を必要とする国に独立、中立、公平な立場で援助活動をしています。

そのような、国境なき医師団と名乗りソーシャルメディアを通じて、個人情報やお金を騙し取るような詐欺が存在します。具体的には、直接個人情報を聞き出そうとしたり、偽IDカードを示して資金援助を求める事案が発生しています。

実際に、2018年8月に国境なき医師団と名乗るものから、70代女性が現金約1,000万円を騙し取られたとして、70歳男性が詐欺容疑で逮捕された報道がありました。

本日2018年8月17日、読売新聞と時事通信が、国境なき医師団の医師をかたり、70代の女性から現金約1000万円をだまし取ったとして、警視庁板橋署が70歳の男を詐欺容疑で逮捕したと報じました。

引用元:国境なき医師団

イエメンにいる医師を装った詐欺事例

イエメンの医師と名乗ってきた男性が女性に近づき現金約1,029万円だまし取る報道もありました。

京都府警宮津署は17日、京都府与謝野町の女性(53)がSNS(交流サイト)で知り合った「イエメン在住の医師」を名乗る男性に、計1029万円をだまし取られたと発表した。海外在住などを装って恋愛感情を抱かせ、金銭を詐取する「国際ロマンス詐欺」とみて捜査している

引用元:京都新聞

イエメン医師と名乗り被害者に恋愛感情を抱かせて、結婚をほのめかし現金を奪うという手口です。

詐欺の事例があることを頭に入れておき、インターネット上で知り合った人と関係を進展させることには慎重になりましょう。

 

手口2:国連からのコロナ禍に関するファンドの詐欺メール

国連を装ったアドレスから、補償基金が受け取れるなどと偽り、個人情報を抜き取ろうとするファンドメールがあったことも確認されています。

2022年 6月30日に国連を騙るコロナ禍に関するファンドの詐欺メールが学内のメールアドレスに送信されてきていることを確認しました。

引用元:電気通信大学

補償基金の情報がメールで送られてくること自体に違和感があります。送信元のメールアドレスや文章に違和感がないか確認し、迷う場合は第三者に相談しましょう。警察に相談することもひとつの方法です。

手口3:医師や軍人を装い恋愛感情で騙す「国際ロマンス詐欺」

SNSなどを利用し、異性に対して恋愛感情を抱かせてお金を騙し取る、いわゆる国際ロマンス詐欺が増えています。

引用元:国民生活センター‐ロマンス投資詐欺が増加しています!-

国連の医師や軍人と名乗る異性からSNSやマッチングアプリを通じて連絡がきて、連絡を取ってるうちに恋愛感情を持つように仕向けられます。

そして、タイミングを見計らい、渡航費や荷物を送る料金が必要だと口実し、お金を騙し取る事案が発生しています。

手口4: UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を騙った戸別訪問

UNHCRを装った人が家にきて、寄付を要求してくる詐欺もあります。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を装った詐欺事件が報告されています。UNHCRでの雇用に関する便宜の提供をほのめかした手数料請求、何らかの金銭の要求や個人情報の提供を求めるといった手口が確認されております。これらはあくまで不正な詐欺行為ですので、くれぐれもご注意下さい。

引用元:UNHCR

UNHCRを名乗りいかにも世のために寄付が必要と偽り、同情を誘うような手口で誘ってくるでしょう。一般的に、突然寄付金を集めにくることはないため無視することが賢明です。

簡単に家から出て事情を聞いてはいけません。まずは、インターホン越しに話すのが鉄則です。

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国連やUNHCR関係の詐欺に遭わないための対策

国連詐欺の対策

国連関係の詐欺に遭わないためには対策が必須です。

  • 国連関係者が何か要求することは絶対に無いと知る
  • 「うまい話」には乗らない
  • 怪しければ専門機関に問い合わせる

対策を知らなければ、何の躊躇もなく話を聞いてしまったり疑いもないまま話に乗せられたりするかもしれません。国連詐欺に遭わないためにも、以下の対策を行いましょう。

国連関係者が個人的に連絡し、料金支払い・費用の立て替えを要求することは絶対に無いと知る

国連関係者から直接的に個人に連絡を取り、何か要求をするということはありません。

国連あるいは国連関係者が一般の方々に個人的に近づき、一般の方々に料金の支払いや費用の立て替えなどを要求することは一切ありません。

引用元:国際連合広報センター

しかし、知らない電話番号から連絡が来て取ってしまった場合はどうしたらいい?と悩む人もいるでしょう。

「もしかすると大事な電話かもしれない」と思い電話を取ってしまった場合でも、違和感を感じたらすぐに電話を切りましょう。

内容を深く聞いてしまうと、「正当なことを言っているのでは」と信じるように仕向けられる可能性があります。

国連関係者からの連絡は絶対に来ないと知っていれば、電話に出たとしても詐欺と断定し対応できるでしょう。

恋愛感情や「うまい話」で誘い込む怪しい連絡には返信しない

恋愛感情に訴えかけるような連絡やうまい話が来ても返信しないことが重要です。一度も会っていない人に恋愛表現をするのは、一般的にはありえません。詐欺などのほかの目的を疑いましょう。

興味本位で返信したくなる人もいるでしょうが、一度返信をしてしまえば、巧妙な手口でさまざまな手法を使い詐欺を仕掛けてくるでしょう。そのため、うまい話には裏があると考え、連絡がきても返信しないことが大切です。

怪しいと感じた時点で専門機関に問い合わせて事実確認をする

怪しいメールや怪しい電話があれば専門機関に問い合わせましょう。連絡がきたら絶対に無視をしましょうと言われても「何か大事なことでは?」と不安になる可能性もあります。

そのような場合は、送信元のアドレスや電話番号に返信するのではなく、専門機関に問い合わせて事実確認をしましょう。

専門機関に連絡を取ることで、メールや電話をしてきた事実確認ができるので、安全に対処できます。

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国連やUNHCR関係者を装った詐欺に遭った時の対処法3選

国連詐欺の対処法

実際に詐欺に遭ってしまった場合の対処法を解説します。

対策を知っていると安心ですが、実際にそのような状況になるとついつい電話を取ったり返信をしたりして、詐欺だと気づかない場合もあります。

後に、詐欺だと気づいたときに対処法を知っておくことで、被害を最小限に抑えることができダメージが少なくなるでしょう。

警察に相談する

詐欺に遭ったときは警察に相談しにいきましょう。詐欺は立派な犯罪のため、相談すると適切に対処してくれます。

警察に相談するときは何か証拠があると調べやすいため、メールのスクリーンショットや電話の録音などをしておくことが大切です。そのため、少しでも怪しいと感じたら、証拠を残しておきましょう。

消費生活センター、国連支援交流協会に相談する

消費生活センター国連支援交流協会に相談するのも一つの手段です。

消費生活センターとは、住民に対して消費生活上のサービスを提供している地方自治体の機関です。独立行政法人国民生活センターと連携しており全国に763箇所のセンターがあります。
国連支援交流協会とは、1988年にニューヨークで設立した国連支援交流財団の後任パートナーです。国連憲章第6条に基づき国内外への支援を目的にしています。

このような機関には守秘義務があるため、周りに知られたくない状況でも安心して相談できます。

悪質商法などの詐欺の相談にも乗ってくれ、最適な解決策を提示してくれるでしょう。消費生活センターは全国に展開しており「電話では不安」という方も、実際に会って相談できます。

弁護士に相談する

弁護士に相談する方法もあります。弁護士に依頼したからと言って必ず裁判になるとは限りません。

弁護士を依頼するときに注意すべきポイントは以下です。

  • 時系列をまとめおく
  • 証拠となるものはすべて見せる
  • 深刻な事態になる前に相談
  • 必ず本人が相談する

 

国連詐欺の相談先の一つとして弁護士があることも覚えておきましょう。

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まとめ:国連関係の公的機関、職員を名乗るメッセージに注意して騙されないようにしよう

国連詐欺まとめ

今回は国連に関する詐欺について解説しました。

  • なりすまし詐欺が増えている
  • 国連に関する詐欺の手口を知っておこう
  • 国連からの個人的な連絡は絶対にない
  • 専門機関に問い合わせよう
  • 警察や弁護士に相談しよう

国連関係者を装った詐欺に遭うケースが増えています。不審な連絡には疑いの目を持って対応しましょう。

また、身近な人が詐欺に遭いそうであれば、必ず阻止できるように今回の記事をしっかり理解しておきましょう。

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