キャッシュレス化が進み、盛んに使用されているバーコード決済。バーコードを読み込んでもらったり、バーコードを読み取ったりして使用します。
とても便利になった一方で、バーコード決済における詐欺被害が多く発生しています。そこで、今回はバーコード決済詐欺の手口や対策をご紹介します。
■この記事でわかること
- バーコード決済詐欺の手口
- バーコード決済詐欺の対策
- バーコード決済詐欺に遭ってしまったときの対処法
- バーコード決済詐欺のよくある質問
上記について解説します。バーコード決済詐欺について知り、詐欺に遭わないようしましょう。
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バーコード決済は詐欺に利用される?-不正利用の例-
バーコード決済は様々な方法で詐欺に利用されます。被害に遭わないためには詐欺事例を知ることが大切です。そこで、バーコード決済詐欺の不正利用の例をご紹介します。
主な不正利用に例は以下の通りです。
- フィッシング詐欺
- 偽QRコードでの決済
- クレジットカードの不正利用被害
- QRコード決済の盗撮
- 決済画面の偽造
では、詳しく解説しますね。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、QRコードを読み取らせ本物そっくりのサイトに誘導し個人情報を盗みます。
公式のQRコード決済サービスの名前を語って、不安を煽るようなメールが送られてくるケースが多いです。
メッセージに添付されているQRコードやURLにアクセスさせ、ログインIDやパスワードなどの個人情報を入力したときに情報が盗まれます。
メールやメッセージは怪しい時には警告が出ますが、QRコードにリンクされていた場合は警告が出ないことも多いため要注意。少しでも怪しいと感じたらクリックをしないようにしましょう。
偽QRコードでの決済
消費者に偽のQRコードを読み取らせてお店の売り上げを奪う詐欺で、ステッカー型詐欺とも呼ばれています。
QRコード決済は、店舗側のQRコードを読み取る店舗提示型と消費者側がバーコードを提示する消費者提示型の2種類。偽QRコードでの支払いは店舗提示型を導入している店舗で起こります。
店舗のレジ横に設置されているQRコードの上から偽QRコードを貼り付けて、支払い時に偽QRコードを読み取らせて決済させます。店舗ではなくしらずしらずのうちに詐欺師にお金を入れてしまうことに。
消費者提示型の決済はQRをスキャンする機械などを導入するのに費用がかかりますが、店舗提示型はそろえる機械も少なく簡単に導入できます。そのため、多くの店舗で店舗提示型が導入されています。
店舗に設置されてるQRコードは安全と考えてしまいますが、少しでも違和感を感じたらお店の人に確認しましょう。
クレジットカードの不正利用被害
クレジットカードの不正利用の被害に遭うこともあります。詐欺師がQR決済会社への不正アクセスをし、不正アクセスによる個人情報の流出が起きます。
または、企業側のミスで個人情報が流出。その中に登録しているクレジットカードの情報も流出してしまいます。
その結果、クレジットカードの不正利用の被害にあってしまう可能性が。非常に手軽になったバーコード決済ですが、利用する際にはセキュリティ対策がしっかりされているQRコード決済会社かどうかを今一度確認することが大切です。
QRコード決済の盗撮
他人のQRコード決済画面を盗撮して、盗撮した決済画面で支払いをする手口です。
レジで待っている際にQRコード決済画面を開いてい待っている人も多いでしょう。用意しておけばお会計がスムーズですよね。
ですが、詐欺師はその隙を狙って後ろから盗撮します。そして盗撮した決済画面を使用して支払い。
コード番号が分かればQRコードをコピーできるので、コピーしたQRコードで決済するケースもあります。
まさかQRコード決済画面が盗撮されてるとは思わないですよね。
店舗側としてはしっかり支払いがされているので、その場では気づかない場合が多いでしょう。被害に遭った本人も気づきづらく、明細を見たり不審に思い問い合わせたりすることで発覚します。
レジで待っているときは油断してしまいがちですが、決済画面を用意する際には、他人にQR決済画面を見えないように徹底するといった対策が必要不可欠でしょう。
決済画面の偽造
決済画面を偽造し、あたかも料金を払ったかのようにする手口。この手口も店舗提示型のバQRコード決済で起こります。
店舗提示型の決済は以下のようにして行われます。
- 店舗のQRを読み込む
- 金額を入力する
- 決済する
- お支払い完了画面の提示
金額を入力した後に決済はせずに、偽造された決済画面を店舗の人にみせて支払いが済んだと思わせます。
店舗側からすると、お支払い完了画面になったことで決済がされたと思うでしょう。ですが、実際に支払われていないという状況が発生しています。
店舗側は決済画面の確認だけではなく、決済をちゃんとされているか確認することが大切です。
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バーコード決済を詐欺に利用する具体的手口-悪質な手段の内容は?-
バーコード決済は詐欺に利用されてしまう、とお話ししましたが、今回は具体的な手口をご紹介します。
バーコード決済詐欺の具体的な手口は以下の通りです。
- 不正なWebサイトへ誘導
- 端末に不正なファイルをダウンロード
- 端末を不正に操作
- 資金を流用
- 金銭を要求
- アプリへ不正にアクセス
手口を知り、バーコード決済詐欺に遭わないようにしましょう。
不正なWebサイトへ誘導
QRコードを読み取らせ、不正なWebサイトへ誘導させる手口です。メールやメッセージだけではなく、誰でも簡単に偽のQRコードを張り替えることが可能である、街中のポスターなども要注意。
海外のケースではありますが、駐車料金を支払おうとしてQRコードを読み込んだところ偽物の決済サイトが現れて、実際に支払ってしまった事例があります。
QRコードを読み取るときは、疑うこともなく簡単に読み取ってしてしまいがちですが、偽物の可能性もある、ということを頭に置いておくと良いでしょう。
端末に不正なファイルをダウンロード
偽QRコードを読み取らせ、不正なPDFファイルやスマホアプリをダウンロードさせます。
ポスターなどにQRコードが貼られており、QRコードを読み取って情報を入手する場面も多いでしょう。また、PDFファイルをダウンロードしてレストランのメニューを見る、というケースも。
QRコードを読み取ることにあまり抵抗がなくなってきている方も多いでしょう。ですが、QRコードから不正なファイルやアプリをダウンロードさせようとする詐欺師もいます。
そのため、正しいQRコードであるか疑うことが大切です。
端末を不正に操作
QRコードを読み込ませて、端末を不正に操作します。
QRコードリーダによって異なりますが、多くの場合は端末を不正に操作することが可能。端末を不正に操作し、メールやメッセージを送ったり連絡先を盗んだりします。
なりすましに似ていますね。
友人から不審なメッセージが来た場合には、端末が不正に操作されている可能性もあります。
不用意に返信はせずに、送ってきた本人に確認しましょう。
資金を流用
店舗提示型の店舗が狙われやすい手口。店舗においてある決済するために読み込むQRコードを改ざんし、支払先を詐欺師の口座にします。
よって、支払った金額は店舗側ではなく詐欺師側の口座に全て入金されてしまいます。店舗側は売上を盗まれてしまうことに。
偽QRコードを読み取らせることで、本来店舗側に支払われるはずの売り上げが、詐欺師側の口座に流用されてしまいます。
支払いする際にQRコードを読み取るときに不審な点があったら、必ず店舗の人に確認しましょう。
金銭を要求
不正なQRコードを読み取らせて、金銭を要求する手口です。消費者を騙すために、偽の送金依頼コードが作成される場合も。
送金依頼コードが出てきた場合にはすぐに支払わずに、本物であるかどうかを見極めましょう。
請求書払いなどの高額な支払いなものは、特に注意が必要です。
アプリへ不正にアクセス
アプリへ不正にアクセスする手口です。
QRコードを用いて、アプリへログインする場合もあるでしょう。
詐欺師側が偽QRコードを読み取らせて、ログイン情報を盗みます。そのログイン情報をもとにアプリへ不正にアクセス。
アプリへ不正にアクセスするのを防ぐには、アプリへログインするためのQRコードは他人に見せないようにすることが大切です。
また、アプリのログインにおいてQRコードを使用するのを避けるのもよいでしょう。
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バーコード決済詐欺に遭わないための対策-加盟店側と利用者側に分けて解説-
身近に潜んでいて、だれにでも被害に遭う可能性があるバーコード決済詐欺。今回はバーコード決済詐欺に遭わないための対策を加盟店側と利用者側に分けてご紹介します。
少しの心がけで出来ることも多いので、詐欺に遭わないためにも対策をしましょう。
加盟店側が行うべき対策
偽のQRコードで売り上げを盗まれてしまったり、偽の決済画面を見せられたりと、加盟店側が被害者になるケースもあります。
そこで、加盟店側の行うべきバーコード決済詐欺の対策をご紹介します。
主な対策は以下の通りです。
- コンタクトレス決済の徹底
- QRコードの適切な管理
- 決済事実の徹底確認
では、一つずつ詳しく説明しますね。
コンタクトレス決済の徹底
コンタクトレス決済の徹底をしましょう。コンタクレス決済とはタッチ決済とも呼ばれ、かざすだけで決済できるのでとても便利です。
かざすだけで決済が可能なので、暗証番号が不要です。ただ、高額な支払いなどの時には暗証番号やサインが必要なので要確認。
また、他の人の手にクレジットカードが渡ることがありません。
店舗によっては、クレジットカード支払いをする際に店舗の人が操作する場合もあります。クレジットカードが店舗の人に渡ってしまうことに抵抗があった方は嬉しいですね。
アプリの起動が不要ということは、QRコードが表示されることもないので盗撮の心配もありません。安全性が高いコンタクトレス決済を徹底しましょう。
QRコードの適切な管理
偽QRコードを貼られないためにも、QRコードを適切に管理をすることが大切です。
レジにQRコードをレジに置きっぱなしにしている店舗も多いでしょう。毎回しまうのも大変ですよね。
ですが、QRコードを置きっぱなしにしていると、偽のQRコードが張られる可能性が。結果売上を盗まれてしまいます。
QRコード決済は、現金のやり取りがなくとても便利ですが、その分QRコードが大切になります。
そのため、レジに人がいない間や使用しないときは、QRコードをしまったり、従業員以外の手の届かないところに置いたりして、QRコードを適切に管理しましょう。
決済事実の徹底確認
決済されているかの事実を徹底確認しましょう。
決済画面を偽造されていた場合、巧妙に作られているので、本当の決済画面なのか偽造された決済画面なのか判別が難しいことが多いです。
また、決済画面が偽造されているのかも、と疑うことは少ないため、決済画面が出ると決済が完了したと判断してしまいますよね。
ですが、実際に決済画面を偽造されたケースがあるため、決済画面の確認だけではなく、しっかり決済されているのか確認することが非常に大切です。
また、決済時の金額が合っているのか併せて確認しましょう。
利用者が行うべき対策
次は利用者が行うべき対策をご紹介します。
バーコード決済は手軽にできるがゆえに、危機感が薄れてしまいがちですが、実際にバーコード決済における詐欺は多くあります。そのため、対策をすることが非常に重要です。
利用者が行うべき対策は以下の通りです。
- スマホの画面ロックを徹底
- GPS機能を有効にする
- アプリのセキュリティ設定
- パスワード・ログインIDの管理
- 利用履歴をこまめに確認
- 正規サイトからログインする
- 子どものスマホ決済に注意
では、詳しく解説しますね。
スマホの画面ロックを徹底
万が一スマホを落とした時のために、スマホの画面ロックの徹底をしましょう。
スマホのロックといえば、指紋認証や顔認証、パスワードなどがありますが、特に指紋認証や顔認証の生体認証がおすすめ。
パスワードなどは、入力する際にのぞき見される可能性もありますが、生体認証であれば入力する手間やのぞき見される心配もなく、自分しか開けられないため安全性が高いです。
スマホを落とした時にロックがかかっていないと、第三者がスマホの中身を見られてしまうため、不正利用や個人情報流出の被害に遭ってしまう可能性が高いです。
万が一の時、不正利用などを防げるように、スマホの画面ロックを徹底することが大切です。
GPS機能を有効にする
万が一スマホを落とした時のために、GPSを有効にしておきましょう。
GPSを有効にしておくことで、もしスマホを落とした時に位置が特定出来たり、機種によっては遠隔操作でロックが出来ます。遠隔操作でロックすることで、不正利用されることを防ぎます。
「情報がばれるのが怖い」という理由でGPSを普段無効にしている人は多いでしょう。ですが、GPSを有効にすると、紛失した時にはスマホの場所がわかるので便利です。
不用意に位置情報を有効にしたくない、という方もいると思うので、その際は他のセキュリティ対策を徹底しましょう。
アプリのセキュリティ設定
QRコード決済アプリのセキュリティ設定をしましょう。QRコード決済会社によって違いはありますが、二段階認証や端末認証を導入しているQRコード決済会社が多いです。
二段階認証はアカウントIDやパスワードの他にセキュリティコードなどを設定。万が一アカウントIDやパスワードを相手に知られてしまった場合でも、セキュリティコードなどを設定していることで、不正利用を防ぎます。
端末認証とは、アプリを立ち上げた際に指紋認証などの本人認証が求められます。スマホが他の人の手にわたってしまった時でも、QRコード決済の使用を防止します。
また、利用上限を設定して置くと良いでしょう。不正利用されてしまった際でも被害を最小限に食い止めることが出来ます。
パスワード・ログインIDの管理
QRコード決済サービスのパスワードやログインIDをしっかり管理しましょう。
基本的には、パスワードやログインIDの使いまわしは避けてください。一つのサービスでパスワードやログインIDが漏洩し不正利用されてしまうと、他のサービスも不正利用されてしまう可能性が。
パスワードやログインIDの使いまわしは非常にリスクが高いため、辞めましょう。また、生年月日などの推測しやすいものも避けてください。
定期的にパスワードやログインIDなどの情報を変更するのも効果的です。パスワードやログインIDは一度設定したらそのまま、という方が多いと思います。
ですが、不正利用を防ぐためや、万が一被害に遭ってしまった場合には最小限に被害を抑えるためにもにパスワードやログインIDはしっかり管理しましょう。
利用履歴をこまめに確認
不正利用の被害に遭った時にすぐに気づけるように、利用履歴をこまめに確認しましょう。
多くの場合アプリなどで手軽に利用履歴を簡単に見れます。
万が一バーコード決済の詐欺被害に遭った場合の補償の申請期限は、QRコード決済会社によりますが、ほとんどの場合被害にあった日から60日以内です。申請期限が設けられているため、被害に気づくのが遅くなり、いつの間にか補償の申請期間が過ぎていた、なんてことも。
手軽に決済できるため、多くの場面でバーコード決済をする場面が多いでしょう。よって、履歴の確認を怠ってしまうこともあると思います。
手間ではありますが、不正利用に早く気づき補償を受けるためにも利用履歴はこまめに確認しましょう。
正規サイトからログインする
フィッシング詐欺の被害に遭わないためにも、正規のサイトからログインしましょう。フィッシングサイトは主にメッセージやインターネットの広告から誘導されます。
フィッシングサイトは非常に巧妙に作成してあるので、本物だと信じ込んでしまう人が多いです。そのため、不用意に怪しいメッセージや広告をクリックしないようにしましょう。
また、正規のサイトであるかURLを確認することも大切です。ログインする際にアカウントIDやパスワードを入れるときには必ず正規サイトであるかの確認が必要不可欠です。
子どものスマホ決済に注意
子どもが使用するスマホ決済には気を付けましょう。
簡単に支払いが出来るため、子どもでも簡単に使用できてしまいます。また、子どもは大人に比べて知識が乏しく、危機管理能力も低いため詐欺などの被害にあってしまう可能性が高いです。
親の気づかないところで詐欺の被害に遭っていたなんてことも。
子どもがスマホ決済をするときは親が一度確認したり、限度額を設けることも効果的です。詐欺の被害に巻き込まれないためにも、子どものスマホ決済には注意をしましょう。
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バーコード決済詐欺に遭ってしまったら-困ったときの対応方法-
気を付けていたとしてもバーコード決済詐欺の被害に遭ってしまうこともあるでしょう。
そこで、バーコード決済詐欺に被害に遭ってしまった時の対応方法をご紹介します。
対応方法は以下の通りです。
- クレジットカードの停止
- 国民生活センターへ連絡
- 警察へ相談
- 弁護士に相談
万が一バーコード決済詐欺に遭ってしまったときのために、対応方法を知っておきましょう。
クレジットカードの停止
バーコード詐欺の被害にあったら、まず紐づけているクレジットカードを停止しましょう。
バーコード決済のチャージをするために、クレジットカードを紐づけている方は多いでしょう。現金を移動させることなくチャージが出来てとても便利ですよね。
ですが、バーコード詐欺に遭った場合にはクレジットカードの情報を盗まれ、不正利用される可能性も。
また、フィッシングサイトから、クレジットカード情報を入力してしまい、カード番号を詐欺師側に盗まれることもあります。
そのため、被害を最小限にするためにも、バーコード決済詐欺に遭ったときには早急にクレジットカード会社に連絡して停止してもらいましょう。
国民生活センターへ連絡
国民生活センター「
188」国民生活センターは消費者ホットラインや消費者センターともいい、「誰もがアクセスしやすい相談窓口」として設置されており、特殊詐欺などの身近なトラブルの相談に乗ってくれる機関です。
実際に電子マネー決済に関する相談事例もホームページに載っています。まずは、自分の状況に近い相談事例があるのかホームページで確認してみてもよいでしょう。
専門の相談員が相談に乗ってくれて、解決のためにアドバイスをくれます。あくまで、アドバイスなので、解決をしてくれるわけではないというのは頭に置いておきましょう。
また、休日相談窓口も設置されており、休日でも相談が可能です。恐らく詐欺に遭ってしまったが、本当に詐欺か自信がないといった場合でも相談できます。
小さな不安からでも相談できるので、警察や弁護士などに相談するのはハードルが高い、と感じている人でも相談しやすいでしょう。
警察へ相談
警察に相談して被害届を出しましょう。被害件数や被害額が多い場合には、犯人が逮捕される可能性があります。
いきなり警察署に出向いて相談するのはハードルが高いと感じている方は、警察相談専用電話である#9110に電話相談してみるのがおすすめ。
110番は緊急性の高い事件に使用しますが、#9110は緊急性の低い通報や相談です。
警察相談専用電話は、専門の相談員が相談に乗ってくれて、状況によっては専門の部署を紹介してくれます。
詐欺にあたるのか分からない、といった不安でも連絡や相談ができます。
警察に行くのはハードルが高いと感じている方は、多いと思うのでまずは、#9110電話相談してみると良いでしょう。
ですが、警察の目的は刑罰を下すことなので、返金はあまり望めません。
弁護士に相談
法律の専門知識をもつ弁護士に相談してみるのもよいでしょう。
また、返金される可能性が高いのも弁護士に相談した場合です。返金を求めるなら、犯人の身元が分かっていることが条件になります。
警察や消費者センターに相談しても多くの場合返金は望めません。そのため、返金を望むなら専門の知識をもつ弁護士に相談しましょう。
また、特殊詐欺などに強い弁護士に依頼すると良いです。無料相談を実施している弁護士事務所も多いので、まずは無料相談をしてみることをおすすめします。
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バーコード決済詐欺に関するよくある質問は?
バーコード決済詐欺の手口や対策についてご説明しましたが、今回はバーコード決済詐欺に関するよくある質問をご紹介します。
バーコード決済詐欺に関する質問は以下の通りです。
- スマホ決済のトラブル事例は?
- ペイパルの危険性は?
- キャッシュレス化のリスクは?
- NFCのデメリットは?
- 日本のキャッシュレス化の現状は?
では、詳しく説明しますね。
スマホ決済のトラブル事例は?
スマホ決済のトラブル事例は、フィッシングサイトに誘導するフィッシング詐欺や、QRコードを張り替えるステッカー詐欺や、不正利用です。
参照元:Yahoo!JAPANニュース「第1回:キャッシュレス決済の拡大とともに増える、フィッシング詐欺などによるカード不正利用問題」
バーコード決済は簡単に決済できるがゆえに、油断しがちです。個人情報を登録していることを忘れないAPAMようにしましょう。
また、手口が巧妙になっており、防ぎにくい場合もあります。そのため他人事でなく、自分も不正利用や詐欺の被害に遭うかもしれない、ということを頭に入れて対策をすることが大切です。
パスワードの使いまわしや推測しやすいものを避ける、こまめに利用履歴をチェックする、など今すぐできる対策をしましょう。
ペイパルの危険性は?
結論から言うとペイパルの危険性は低く、安全性は高いです。ペイパルとは海外の通販でも使えて、決済や送金したり受け取ったりできるサービス。
ペイパルに個人情報を登録することで、ネットショッピングなどで、個人情報の入力が不要で決済できます。個人情報を容易に入力したくない方にはおすすめでしょう。
ペイパルでは全ての取引きを24時間365日監視しており、不審な行動をとった場合はアカウントを制限する、といった対策を行っています。
また、「買手補償制度」を導入しており、商品が届かないなどのトラブルが発生したとき、条件を満たした場合にペイパルから全額返金されます。180日以内に手続きが必要な点と商用の支払いのみで個人間の支払いには適用されないので要注意。
ペイパルは有名であるがゆえに、フィッシングサイトなどに狙われやすいですが、しっかり安全対策を行っているので危険性は低いと言えます。
キャッシュレス化のリスクは?
キャッシュレス化のリスクは、スマホ決済などにおける不正利用やフィッシング詐欺の被害をうける可能性がある点です。また、スマホ決済を使用した場合には、スマホが使えなくなった時に使用できなくなります。
便利なものにはリスクがつきものです。
キャッシュレス化のリスクを理解したうえで、ログイン情報を確認したりスマホにロックをかけたりと、基本的な対策をしっかりしましょう。
NFCのデメリットは?
NFCのデメリットは、導入するのに費用がかかる点です。消費者として使用するには、デメリットは少ないです。
NFCとは、レジの端末にかざして決済する方法です。ICチップが埋め込まれており、公共交通機関で使用できるスイカなどにも導入されています。
本来バーコード決済をするときには、アプリを起動が必要ですが、アプリの起動が不要で簡単にスマートに決済できます。
導入する店舗にとっては費用がかかるというデメリットはありますが、通常の買い物に使用する分にはデメリットも少なく、安全に使用できるでしょう。
日本のキャッシュレス化の現状は?
日本のキャッシュレス化の現状は、以前に比べて使用率は増加傾向にはありますが、諸外国依比べて遅れをとっています。
消費者庁が出している資料によると、キャッシュレス決済を「よく利用している」と答えた人は、2019年の12月の時点で54.2%。2022年2月には64.0%と増加していることがわかります。
キャッシュレス決済だと、お財布が不要でスマホやカードさえあればお支払いできてしまいます。そのため、財布を持たないで買い物に行く人も多いでしょう。
そのため、キャッシュレス決済を使うつもりだったけど、行ったスーパーや飲食店が現金のみで現金を持っておらずに支払えない、なんてことも。
キャッシュレス決済使用率は増加してきているものの、まだまだ現金派も多い現状です。
また、国としては将来的にキャッシュレス決済使用率を世界最高水準の80%まで押し上げることを目標としています。
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まとめ:バーコード決済詐欺だと少しでも感じたらすぐに専門家に相談を
今回はバーコード決済詐欺についての手口や対策、対応方法など詳しくご説明しました。
偽QRコードを貼るステッカー詐欺、フィッシングサイトに誘導させ個人情報を抜き取るフィッシング詐欺など様々な種類の手口があります。
バーコード決済詐欺に遭わないためには、スマホのロックをしっかりすることや、アプリのセキュリティ設定をするなどしっかり対策をしましょう。
万が一被害に遭ってしまったときは、適切な相談先に相談することが大切です。
日常生活の中で頻繁に使用し、手軽に決済できることから油断してしまうこともあるでしょう。また、手口が非常に巧妙になっていることから、自分は大丈夫と思っていても、いつ詐欺の被害に遭うかわかりません。
誰でも詐欺の被害に遭う可能性があります。
そのため、少しでも怪しいと感じたらすぐに専門家である弁護士に相談しましょう。
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※個人情報は、ご本人に連絡すること以外に一切利用しません。
第1回:キャッシュレス決済の拡大とともに増える、フィッシング詐欺などによるカード不正利用問題