出会い系サイトやアプリで報告されている詐欺は以下の4つです。
- 国際ロマンス詐欺
- 結婚詐欺
- デート商法詐欺
- 投資詐欺
また、最近では運営自体が詐欺を働くケースもあり、悪徳業者による被害も増えています。
当記事では、出会い系サイト・アプリで注意すべき詐欺や危険なアカウントの特徴など、以下の4つが分かります。
最後まで見れば、出会い系詐欺を未然に防ぐことができるようになります。
【出会い系詐欺の疑いがある方へ】
出会い系詐欺の相談先は、ファーマ法律事務所がおすすめです。
ファーマ法律事務所では、ネット詐欺に強い弁護士が無料で相談に乗ってくれます。
詳しくはファーマ法律事務所公式サイトをご覧ください。
▶ファーマ法律事務所の公式サイトはこちら
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
関連記事
▷ハッピーメールにおける詐欺の手口
▷デート商法の体験談
▷ペンダント詐欺の手口
出会い系サイト・アプリにおける詐欺の危険な実態
インターネット上で人々が新しい関係を求める出会い系サイトやアプリには注意が必要です。
利用者を誤解に陥れ、不適切に利益を得る詐欺行為が存在します。
これは特に若者や中高年層に被害を及ぼし、社会問題となっています。
国民生活センターから注意喚起されている
日本の国民生活センターはこの問題について注意を呼びかけています。
特に出会い系サイトについての相談件数は毎年多く寄せられており、この傾向は未だに止まる兆しを見せていません。
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
相談件数 | 8,926 | 10,599 | 10,255 | 6,039(前年同期 7,239) |
※相談件数は2022年12月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
出会い系サイトは男女ともに利用しているため、被害は全世代に広がっています。
注意喚起は、安全にインターネットを利用するための重要な一歩です。
国民生活センターに寄せられた事例も併せてご確認ください。
・婚活アプリで知り合った男性に出会い系サイトへ誘導され、チャットルームでやりとりするための手数料などとして高額な費用を支払わされた。騙されたと思うがどうしたらよいか。
・悩みを聞くだけで報酬がもらえるという出会い系サイトに登録した。報酬をもらうためにサイト内ポイントの購入を求められ、電子マネーで課金したが、報酬は得られず、サイトにアクセスできなくなった。どう対処したらよいか。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
出会い系サイト・アプリで気をつけるべき4つの詐欺
まずは、出会い系サイト・アプリで気をつけるべき詐欺を4つご紹介します。
様々な人が利用する出会い系サイトやアプリには、悪質な行為を働く詐欺師が潜んでいる危険性があります。
詐欺に遭わないためにも、まずは詐欺の種類や手口について知ることが重要です。
国際ロマンス詐欺
引用元:行政法人国民生活センター:ロマンス投資詐欺が増加しています!-その出会い、仕組まれていませんか?-
国際ロマンス詐欺は、外国人を装って被害者の情緒に訴えかけ、金銭を騙し取る詐欺です。
詐欺師はまるで恋人のように振る舞い、
といったような熱烈な愛情表現を用いて信頼を勝ち取ります。
そして突如、家族への援助やプレゼントの送付費用など、さまざまな理由でお金を求めます。
話が急速に進行し、会えないにも関わらず結婚の話まで出てくるときは、警戒が必要です。
結婚詐欺
結婚詐欺とは、結婚する気がないものの結婚を匂わせ、金銭を騙し取る詐欺です。
結婚詐欺では、ある程度信頼関係が築かれた後、お金を必要とする状況であることを被害者に訴えかけます。
たとえば、
- 一緒に新生活を始めるためのマンションの頭金
- 投資で生活を豊かにするための資金
- 両親の入院費や治療費
- 借金返済費
といった理由が挙げられます。
詐欺師は「すぐに返す」と言いながら、お金を受け取った後に連絡が途絶えてしまうことが多いです。
デート商法詐欺
デート商法詐欺とは、出会い系サイトやアプリで知り合った相手に高価な商品やサービスを無理に購入させる詐欺です。
デート商法詐欺では、詐欺師がまず相手と親しくなり、次にデートを提案します。
そしてデートの途中で、急に不動産事業者やブランド品の店に連れて行き、相手に買うように強制します。
商品を買わせるだけでなく、ぼったくりバーに誘導したり、ネットワークビジネスに勧誘したりするなど、手口は様々です。
投資詐欺
投資詐欺は、株式投資や仮想通貨(暗号資産)への投資を勧められ、現金を騙し取られる詐欺です。
投資詐欺では、詐欺師が自身の投資で大きな利益を上げていると主張し、被害者にも同様の利益を得られると説得します。
詐欺師は投資の成功例を装ったり、偽の取引データを使用して信頼性を高めようとします。
その結果、被害者は投資サイトに誘導され、現金を送金させられたり、詐欺師自身に現金を送金させられることもあります。
投資詐欺の手口は巧妙であり、最初は少額の投資から始めさせて信頼を築き、次第に高額な投資を勧めることもあります。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
出会い系サイト・アプリの運営による2つの詐欺
出会い系サイトやアプリでは詐欺師が潜んでいるだけでなく、運営が詐欺を働くケースもあります。
これらの特徴に当てはまる出会い系サイトやアプリは、利用者からお金を騙し取ることを目的としている悪徳業者です。
結果的に多額のお金を騙し取られてしまう可能性があるため、注意しましょう。
課金を目的としている
出会い系サイトやアプリは出会いを求める人のための場ですが、中には課金を主目的とした運営元も存在します。
無料と銘打ちつつ、何気ない操作で知らず知らずのうちに有料オプションを使ってしまうように仕向けられます。
さらに、利用停止を試みると莫大な解約料を要求される場合もあります。
ユーザーとしては無料で出会いを楽しめると思っていても、最終的に高額な料金を請求されることになります。
サクラを雇っている
出会い系サイト・アプリの運営者による詐欺の一つは、サクラを雇っていることです。
サクラは、架空の女性ユーザーとして登場し、利用者とのやり取りを行います。
魅力的なプロフィールやメッセージを通じて利用者を引きつけますが、その目的は利用者に課金させることです。
メッセージのやり取りや特定の機能の利用にはポイントや課金が必要であり、利用者が騙されて高額な料金を支払うことになります。
サクラを雇っている出会い系サイト・アプリは、利用者が本物の相手とコミュニケーションを取っていると錯覚させます。
しかし、実際には相手は存在しないか、運営側がコントロールしている場合があります。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
出会い系サイト・アプリを運営する事業所は公安委員会への届出が必須
出会い系サイト規制法に基づき、出会い系サイトやアプリを運営する事業所は法律で公安委員会への届出が必須とされています。
出会い系サイト規制法は、正式には「インターネット異性紹介事業の規制に関する法律」という名称です。
2003年に制定され、インターネットを介した異性紹介事業に関する規制を設けています。
この法律は、インターネットを通じた出会い系サイトやアプリの運営に対する規制と、それらを利用して児童を誘引する行為を規制し、犯罪の防止を目指しています。
公安委員会への届け出がなされていない場合は違法となるため、出会い系サイトやアプリを利用する際は確認が必要です。
その確認方法としては、運営サイトのホームページに
「インターネット異性紹介事業届出・〇〇公安委員会認定番号 ×××××」
という表示があるか見ると良いでしょう。
これが見つからない場合、そのサイトやアプリは法律に適合していない可能性があります。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
出会い系サイト・アプリに潜む危険なアカウントの4つの特徴
出会い系サイト・アプリに潜む危険なアカウントには、以下の4つの特徴があります。
これらの特徴に当てはまる人物には十分警戒してください。
顔が整いすぎている
出会い系サイトやアプリには顔が整いすぎていて、まるでモデルや俳優のようなアカウントも存在します。
しかし、実際にはその人物とは違う写真を使っている可能性があり、これを「フェイクプロフィール」と呼びます。
これらのアカウントは一見魅力的に見えるかもしれませんが、詐欺やトラブルの元になる可能性があるため、注意が必要です。
積極的に好意をアプローチしてくる
出会ってすぐに親しみを示したり、感情を急速にエスカレートさせたりするユーザーは要注意です。
これは「ラブボム(愛情爆弾)」と呼ばれる手法で、相手を混乱させてから詐欺や不適切な行為を働くことを目的としている可能性があります。
自分が特別だと感じさせ、理性をくもらせるこの手口には、自己防衛の意識を持つことが重要です。
投資やビジネスなどの儲け話を持ち掛けてくる
投資やビジネスの話は一見魅力的な話に聞こえるかもしれませんが、これらは詐欺の一部です。
特に、
といった誇大な表現が含まれている場合は警戒が必要です。
投資やビジネスには「絶対」や「必ず」はありません。
そのため、あまりにも甘い話には一度距離を置いて冷静に考えることが大切です。
別サイトに誘導してくる
出会い系サイトやアプリでは、
という提案に乗らないようにしましょう。
これは一見無害な提案に見えるかもしれませんが、しばしば不正な目的が隠されています。
例えば、有料サイトに誘導してお金を巻き上げるためだったり、あるいは個人情報を抜き取るためのフィッシングサイトだったりすることもあります。
したがって、他のサイトに誘導される場合は十分に警戒し、信頼性を確認することが重要です。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
出会い系サイト・アプリで詐欺に遭った場合の5つの対処法
出会い系サイト・アプリで詐欺に遭った場合の対処法は以下の5つです。
詐欺に遭った人の中には「恥ずかしい」「情けない」という気持ちから、泣き寝入りしてしまう人もいます。
しかし、被害を回復するためには、関係機関に相談することが何よりも重要です。
証拠集めをする
詐欺に遭遇した場合、まず行動を起こす前に証拠を集めることが大切です。
- 詐欺行為に使われたメッセージやメール
- 相手の写真
- 送金履歴
- 通話の録音
などのデータはすぐに保存しましょう。
これらは後々、被害届を提出したり、訴訟を起こす場合に有力な証拠となります。
証拠の保存は、スクリーンショットを取る方法が簡単で確実です。
また、詐欺行為に関与していると思われるユーザーの情報もメモしておきましょう。
これらの情報は、警察や専門家と相談する際にも役立ちます。
クーリングオフを利用する
詐欺に遭遇した場合、契約したサービスによってはクーリングオフ制度を利用することができます。
クーリングオフとは、一定の期間内であれば契約を解除できる制度のことです。
クーリングオフの対象取引と期間は以下の通りです。
対象取引 | 期間 |
・訪問販売(キャッチセールス、アポイントメントセールス等を含む) ・電話勧誘販売 ・特定継続的役務提供(エステティック、美容医療、結婚相手紹介サービスなど) ・訪問購入(業者が消費者の自宅等を訪ねて、商品の買い取りを行うもの) |
8日間 |
・連鎖販売取引 ・業務提供誘引販売取引 (内職商法、モニター商法等) |
20日間 |
解約したい取引が対象かどうかの判断が難しい場合は、特定商取引法に詳しい弁護士または消費者ホットライン(188)に相談してください。
国民生活センターに相談する
出会い系サイトやアプリで詐欺に遭った場合、国民生活センターに相談することを考えてみてください。
国民生活センターは、消費者が抱える様々な問題に対する相談窓口で、詐欺被害もその対象に含まれています。
国民生活センターの専門スタッフが、具体的な対処法や法的なアドバイスを提供してくれます。
電話からでも相談が可能なので、気軽に利用できるでしょう。
警察に相談する
詐欺被害に遭った際の対策として、警察への相談も有効です。
被害の大きさや状況によっては、警察に被害届を出すことが必要になるかもしれません。
警察は詐欺事件に対する調査や追跡を行い、犯罪者を特定することで被害の拡大を防ぐ役割を果たします。
また、警察は詐欺被害の具体的な対応方法や法的な手続きについてのアドバイスも行っています。
詐欺被害に遭ったら、早期の対策として警察に相談してみましょう。
ネット詐欺に強い弁護士に相談する
出会い系サイトやアプリで詐欺被害に遭った場合、ネット詐欺に詳しい弁護士に相談することも効果的です。
彼らは法律の専門家として、詐欺事件の解決策を提供します。
法的な手続きのアドバイスであったり、必要なら訴訟の準備を手伝うこともできます。
インターネット詐欺は非常に複雑で、一般的な人々が自力で対応するのは難しい場合が多いです。
そのような状況で、弁護士の知識と経験が大きな助けとなるでしょう。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
出会い系詐欺に関する3つのよくある質問
最後に、出会い系詐欺に関するよくある質問を3つまとめました。
出会い系サイトやアプリにおける詐欺の理解を深めるために、以下の回答を役立ててください。
出会い系サイト・アプリにおける詐欺の返金方法は?
出会い系サイト・アプリにおける詐欺で失ったお金を取り戻す方法は、通常以下の4つです。
- 損害賠償請求: 出会い系サイトやアプリにおける詐欺の犯人に直接、詐欺で失った金額を返すよう求めます。これは通常、内容証明郵便を使って行います。内容証明郵便は、送信内容と送信日時を証明できる郵便の一種です。これにより、詐欺師に対して公的な請求を行うことが可能になります。
- 契約の解除: 出会い系詐欺に利用された契約が法律的に無効だと判断された場合、その契約を無効にし、支払った金額を返還するよう求めることができます。これは通常、弁護士や法律専門家の助けを借りて行います。
- クレジットカードのチャージバック: 不適切な請求があった場合、クレジットカード会社に連絡し、詐欺による支払いを取り消すことができます。これを「チャージバック」といいます。チャージバックは、クレジットカード利用者が不正な取引に対して行う、カード会社への返金請求のことです。
- 銀行口座の凍結: 詐欺師が自分の口座を指定してお金を振り込ませた場合、該当の口座の取引を停止し、口座に残ったお金を取り戻すことができます。これには警察や銀行と連携が必要になります。
それぞれの方法は、状況や詐欺の種類によります。
また、詐欺師が国外にいる場合、法的に返金を求めるのは難しい場合もあります。
どの方法も絶対に成功する保証はありませんので、詐欺にあった場合はすぐに専門家に相談することが最も重要です。
出会い系サイト・アプリで詐欺に遭わないための対策は?
出会い系サイト・アプリで詐欺に遭わないためには第一に、登録するサイト・アプリを慎重に選びましょう。
実績のある信頼性高いサイトを利用することが基本です。
ユーザーレビューや評価、公安委員会への届出有無などを確認しましょう。
次に、個人情報の管理にも気を付けてください。
- アドレス
- 電話番号
- 銀行口座
など、個人を特定する情報は出来る限り控えることが重要です。
また、怪しいアカウントからのメッセージやリンクは無視するか、ブロックするようにしましょう。
金銭を要求するようなメッセージが来た場合は、すぐに運営に報告することが大切です。
出会い系サイト・アプリは便利ですが、その利便性と引き換えに自己防衛の意識も必要となります。
出会い系サイト・アプリの返金事例はある?
出会い系サイト・アプリでの返金事例をご紹介します。
Aさんは出会い系サイトで80万円分のポイントを購入しました。
しかし、そのサイトが詐欺だとわかり、Aさんは弁護士に相談しました。
弁護士はサイト運営会社に対して交渉を行い、Aさんが支払った金額の大部分を返金することに成功しました。
Bさんはある出会い系サイトで知り合った相手に、80万円近くを騙し取られました。
その後、Bさんは弁護士に相談を行いました。
その結果、詐欺師からの返金に成功し、60万円を取り戻すことができました。
これらの事例は、出会い系詐欺に遭った場合でも、専門家の支援を求めることで被害金額を取り戻す可能性があることを示しています。
詐欺被害に遭ったと思ったら、すぐに専門家に相談しましょう。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/
まとめ:出会い系サイトやアプリで詐欺に遭ったらすぐに相談を
今回は、出会い系詐欺について解説しました。
出会い系サイトやアプリでは、国際ロマンス詐欺や投資詐欺などの被害が多数報告されています。
また、出会い系サイトやアプリの運営が詐欺を働くケースも問題視されています。
「自分は大丈夫」「詐欺になんか遭うわけがない」といった油断は禁物です。
出会い系サイトやマッチングアプリなどのSNSにおける詐欺の手口は年々巧妙化しており、誰にでも被害に遭うリスクがあります。
万が一詐欺に遭ってしまった場合は、一人で抱え込まず、警察や弁護士などにすぐに相談することが重要です。
安心安全な出会いのためにも、個人情報や金銭の提供には十分注意しながらネットでの交流を楽しみましょう。
\0円で今すぐアドバイスをもらう/