結婚詐欺で慰謝料を請求できる条件は以下になります。
結婚を約束している間柄で金銭を頻繁に要求される場合は、結婚詐欺の可能性もあります。
結婚詐欺は自分を信じるように仕向けてお金をだまし取る許されない詐欺行為です。
もし本当に詐欺にあっているなら、泣き寝入りする必要は全くありません。しっかりとして準備して慰謝料を訴えられます。
結婚詐欺の被害に遭ってしまった場合の慰謝料請求について一つずつ説明します。
泣き寝入りせずに、きっちり貸した金と慰謝料を手に入れられます。
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結婚詐欺で慰謝料を請求できる条件について
結婚詐欺に対して慰謝料を請求するには、騙されていた記録が残っていることが何よりも大事です。
残しておくべき証拠について紹介していきます。
お金を貸したという証拠が残っている
結婚詐欺で慰謝料を請求するためには、
- 詐欺師が嘘をついていた
- お金を詐欺師に渡した
この二つを証明する必要があります。
金銭のやり取りについては
- お金を貸した借用書
- 金を振り込んだ履歴
- お金を貸した日付などの記録
などしっかりと記録として残っているのが理想的です。
記録を残しておかなければ、お金はもらっていない・いらないと言ったのに渡されたなど様々な言い訳をしてきます。
当然詐欺師は借用書などの記録が残るのを拒むでしょうが、そこは毅然として書面に残すよう求めましょう。
結婚を意識させるメッセージや言動の記録が残っている
結婚詐欺において結婚する意志を示していたかどうかは重要なポイントになります。
結婚を意識させるようなメッセージや言動がある場合は記録に残しておきましょう。
『結婚しよう』と言われた口約束だけでは証拠としては採用されません。
言った言わないになるだけなので、結婚しようという声を録音したり、結婚についてやりとりしたメールなど形に残すよう意識してください。
住所・氏名・既婚など相手のプロフィールに嘘があること
結婚詐欺において相手が嘘をついていたという証拠は非常に重要です。
詐欺師によっては自分のプロフィールを偽っている場合があります。
年齢・経歴だけではなく、仮名を使ってそもそも存在自体が嘘の場合もあります。
少しでも怪しいと感じる場合は相手について調査しましょう。
相手の嘘が分かって逃げられてからでは遅いですよ!
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結婚詐欺の慰謝料を請求するための手順
結婚詐欺に対して慰謝料を請求する為の手順をチェックしておきましょう。
しっかりとした準備と法的な手続きで相手を追い詰めましょう。
相手の居場所や素性を特定する
結婚詐欺に気付いたら相手の居場所と素性を特定しましょう。
当然、詐欺師は金銭を搾取して逃げるのが目的です。
逃げられないように、本当は誰なのか住まい・仕事・実家など知っておくべき情報を入手しましょう。
自分で調査は難しい場合もあります。
調査しているのがばれて逃げられたり、逆上してくる危険性もあります。
おすすめは探偵事務所に依頼することです。
プロに頼むことで安心して相手の情報を入手できますよ!
相手に内容証明郵便で請求書を送付する
慰謝料請求する旨、記した書類を郵便局から内容証明にて送付しましょう。
【内容証明とは?】
内容証明郵便を略したもので、「いつ、誰が誰宛に、どのような内容の文書を送ったのか」を公的に証明する郵便物を指します。
郵便局で手続きすれば個人で送ることが可能です。
内容証明に強制力はありませんが、裁判においても証拠として提出できるので、法的にインパクトがあります。
手紙やメールでは全く請求に応じなかった相手が、内容証明を受け取ったことでやっと動き出すケースも少なくありません。
これから慰謝料請求の為に、裁判を起こす意思があることを強く相手に示せます。
内容証明は郵便局窓口で、内容証明を送りたいと伝えれば一般の方でも送付可能です。
手続きに不安があれば一切を弁護士に任せるのも1つの手段です。
今後裁判に対しての準備もできますので、弁護士へ相談して相手を追い詰めていきましょう。
示談交渉で慰謝料支払いを要求する
慰謝料請求に相手が応じなければ、裁判に持ち込んで強制力を持って支払いさせることも可能ですが、時間や費用を考えても示談交渉で済ませたいものです。
【示談交渉とは】
示談とは話し合いで解決するという意味の言葉で、裁判を起こす前に双方が合意す金額で決着することを目指します。
示談交渉を優位に進めていく上でも、弁護士へ依頼しておくことは有効な手段です。
示談がまとまらず決裂した場合は、民事訴訟で賠償金額が決定される流れになりますので、手続きと交渉のプロがいてくれることは大きな強みになりますね。
裁判で慰謝料支払いを要求する
前項で紹介したように、示談交渉が決裂したらいよいよ民事訴訟を起こして裁判で慰謝料を請求します。
裁判費用、弁護士費用と出費が増えますので心配になります。
不安がある方は弁護士保険にあらかじめ加入しておくことをおすすめします。
少額な掛け金で高額な弁護士費用を保証してくれる保険があります。
結婚詐欺の慰謝料請求に限らず、日常起きるトラブルにも対応できますので安心ですね。
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結婚詐欺の慰謝料請求で必要な証拠の集め方
示談交渉にしろ、民事訴訟にしろ用意しておくと交渉を優位に進められる証拠を集めておきましょう。
一例を紹介します。
金銭の貸し借りを証明できる借用書・振込履歴など
金銭の貸し借りを証明できる借用書など書面で記録が残るのがベストです。
振り込み履歴でも構いません。
詐欺師のなかには、記録が残るのを恐れて手渡しで金銭を要求してくるケースもあります。
金銭についてはしっかりと記録や借用書を交わすクセを普段からつけておきましょう。
婚約を意味する・ほのめかすメッセージや行動履歴など
結婚する意志があったと嘘をついていたことを証明したいので、婚約を意味する手紙・メールなど会話の中でそのような内容がでてくるならボイスレコーダーで録音しておくのも良いですね。
詐欺師は結婚を餌に金を巻き上げようとしてきます。
少しでも怪しいと思ったら、問い詰めればすぐに結婚の話を切り出してくるでしょう。
証拠をとるチャンスになりますので、結婚を匂わせるようなセリフ・文面など形に残しておきましょう。
アプリ・婚活パーティでプロフィールに嘘が書かれているとわかるもの
そもそもアプリや婚活パーティーで出会った場合、最初のプロフィールが嘘の場合もあります。
詐欺師の嘘を証明する作業が大事なので、プロフィールの嘘は可能な限り集めておきましょう。
婚活パーティなどは主催者側に問い合わせればプロフィールや参加名簿の控えがあるかもしれません。
氏名・住所・経歴など全てが嘘の場合もあります。
探偵に依頼して身辺調査してもらって証拠を集めておくのも有効な手段です。
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そもそも結婚詐欺とは?
そもそも結婚詐欺とはどのような事案を指すのでしょうか?
結婚詐欺の定義を把握しておきましょう。
結婚の意思がないのに相手に近づいて金品を巻き上げる詐欺行為
結婚詐欺とは一般的に相手と結婚の意思がないにもかかわらず、結婚をちらつかせ異性に近づき、金品を巻き上げる詐欺行為です。
借金が返済できないとか、身内にトラブルがあってお金が必要になったなど巧妙なウソをつき金銭を巻き上げるのが一般的で結婚詐欺自体は古くから存在していました。
金品を奪われるのはもちろんのこと、恋愛感情を持たせて騙す行為なので、被害者の精神的苦痛は計り知れないものがあります。
SNS・マッチングアプリの流行で被害が増えている
近年SNSやマッチングアプリの流行で気軽に男女が出会う機会が増え、結婚詐欺の被害も増えています。
そのようなツールを使っての出会いは最初顔が見えない場合がほとんどなので、表情が見えずより結婚詐欺を見分けるのが難しくなっています。
より身近に詐欺を狙っている異性がいる状況がありますので、少しでもおかしいと感じたら以下の記事を参考に相手を見分けましょう。
次の項目からは詐欺師の用いる手口のパターンを紹介していきます。
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結婚詐欺のよくあるパターン・特徴について
結婚詐欺のイメージ例を見ておきましょう!
恋愛初期や結婚の約束している場合、舞い上がって周りが見えづらくなっています。
少しでもおかしいなと感じて、パターンに当てはまる言動があるようなら要注意です!
美男美女でお金持ちなどプロフィールが良すぎる
まず相手のスペックが高すぎる場合は注意が必要です。
結婚相手に経済力を求める人がいるため、学歴や年収・勤め先を事実より良く見せてきます。
マッチングアプリで使う画像や顔写真を良く加工することで、見た目もハイスペックに見せてくる可能性もあります。
好条件な異性が現れたことで舞い上がって、判断力が低下しないよう注意しましょう。
一歩引いてプロフィールについて、詳細に質問してみましょう。
事実と違うことを言ったり、あやふやな答えしか返してこないようなら経歴も怪しいものです。
出会って間も無く結婚を意識させる話をする
恋愛していると周りは見えづらくなるものですね。
特に恋愛初期はそういった傾向が強いでしょう。
詐欺師は出会って間もない段階で結婚を意識させるような言動して、判断力を低下させます。
『結婚の約束までしてくれたのに、私をだますはずがない…』
そう思わせるのが詐欺師の手口です。
まだお互い知り合って間もないのに、結婚を意識させるような言動には注意が必要です!
仕事や身内などのトラブルでお金を貸して欲しいとお願いしてくる
相手が十分自分を信頼していると判断すると詐欺師は徐々に金銭を要求してきます。
最初のうちは仕事や身内のトラブルなどで困った状況を作ります。
好きな人が困っている、切羽詰まっているなら助けてあげたい!そう思うのは普通のことです。
そのやさしさを詐欺師は利用します。
時には目の前にある障害を2人で乗り越えるべきもの、その先には結婚があるように仕向けてきます。
相手に心奪われている状況では、正しい判断は難しいかもしれません。
金銭の話がでてきたら周りの人に相談するなど、自分ひとりで抱えこまないようにしてください。
借りた金を返すことなく姿を消す
先ほどの項目でも紹介したように、基本的に詐欺師は短期決戦を挑んできます。
特に金を要求して少しでも怪しまれているのを感じたら、金を返すことなく姿を消します。
その際にはすべての連絡手段が絶たれています。
連絡はとれなくなり音信不通になります。
最初の要求で上手く金が取れた場合には、要求がエスカレートしていきます。
金銭要求のペースもアップしてきます。
金を繰り返し要求されて少しでもおかしいと感じたら、慰謝料をとる相手の詐欺を証明する準備しましょう。
さらに細かい詐欺師の手口については下記の記事も参考にしてください。
次の項目からはいよいよ詐欺師から慰謝料を取るために行うべき準備について解説します!
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結婚詐欺の慰謝料についてよくある質問
慰謝料請求に関連したよくある質問を集めました。
金銭の貸し借り以外で結婚詐欺の被害はある?
その気がないのに結婚の約束を出して金品を奪うのが結婚詐欺なので、実際に結婚の意思があって話が進まない状態でかかった費用は請求できません。
結婚詐欺の慰謝料請求は金銭を奪われた事案と、それに付随して発生する精神的苦痛などへの慰謝料に関してのみ適用されます。
例えば婚約した上で、別れた場合や上手く話が進まなかった場合
- 式場のキャンセル料が発生した
- 結婚の挨拶に行くために利用した飛行機代が無駄になった
- 同棲していたアパートの賃貸料
など費用請求したいこともあるでしょう。
しかし、この場合結婚の意思は実際にあったので詐欺罪に当たりません。
このような場合は婚約破棄で慰謝料請求するのが妥当でしょう。
結婚詐欺の慰謝料の相場はどれくらい?
実例をもとにすると、結婚詐欺の慰謝料の相場は20万円程から800円までかなり幅があります。
詐欺の慰謝料はだまし取られた金額によって大きく変動しますので、一概にこのくらいと示すのは難いのが事実です。
高額慰謝料になったケース
800万のケースを紹介しますと、都内在住のA子さん50歳のケースです。
A子さんは大病院の婦長を務めるベテラン看護師で、忙しくてなかなか出会いがないのが悩みの女性でした。
SNSで知り合ったBさんという男性とすぐ意気投合し会うようになったのですが、彼は会社の経営者で高収入、やさしく話も聞いてくれる彼にA子さんはすぐに深い関係に落ちました。
A子さんは出会って初めての旅行でBさんからプロポーズを受けました。
既に彼に夢中だったA子さんはすぐプロポーズを受けました。
しかし、プロポーズと同時に彼には高校生になる娘がいること、娘の留学に必要な費用500万円が支払えないという悩みを聞かされました。
仕事をずっと頑張ってきたA子さんには数千万円の貯金がありました。
彼の為ならと500万円を肩代わりしたのです。
彼は大変喜んで絆が深まったように思えましたが、会社の運転資金や仕事のミスで発生した損害金などと理由を付けて合わせて4,000万円以上A子さんは支払ってしまったのです。
支払う金がなくなった途端にBとの連絡が取れなくなりました。
不審に思ったA子さんが探偵を雇って調査したところBの話は全て嘘で、会社の経営もしていなければ娘もいなかったのです。
素性調査と住まいを割り出し刑事告訴したA子さん。
しかし、Bに渡した4,000万円は使ってしまったの一点張りで残りの金は一切ないとのこと。
刑事事件になり逮捕されたBは懲役5年の実刑判決と、800万円の慰謝料だけでした。
このように800万円の慰謝料といっても被害者は4,000万円もの損害を受けているのです。
それぞれのケースと加害者の支払い能力が大きく影響することを覚えておきましょう。
長い交際期間を経て別れる際に結婚詐欺と言われたが、慰謝料を払う必要がある?
長い交際期間を経て分かれた際に慰謝料を払うかどうかは、はっきりとした婚約があったのか、婚約破棄に至った理由がどちらにあるのかによります。
詐欺案件とは違い、ちゃんと婚約していた二人が婚約破棄に至った場合、婚約破棄された方には過失がないことが慰謝料請求の条件です。
慰謝料請求に至る婚約破棄の過失
- 加害者が他の異性と交際を始めた(浮気)
- 加害者の暴力が原因で結婚が不可能になった
- 加害者家族からの強い反対
上記のような事情があった場合は、加害者(相手)に対して慰謝料請求ができます。
慰謝料の金額には次の点も加味されます。
- 婚約してからの期間が長い
- 結婚を理由に被害者が仕事を退職し、キャリアを失った
- 女性が妊娠・出産している
婚約破棄の慰謝料もケースによって差があり、相場は20万円~300万です。
婚約破棄によって慰謝料請求された場合は、自分に過失があったかどうかしっかりとチェックしましょう。
結婚詐欺が成立する条件とは?
結婚詐欺が成立する条件は、「結婚する気がないのに結婚する雰囲気を出し、結婚を期待させといて、金銭をだまし取ること」になります。
結婚の話が合って、お金を要求してきたら要注意です。
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まとめ:結婚詐欺の慰謝料をきちんともらうために有効な証拠集めを
結婚詐欺の慰謝料請求のためには、証拠が不可欠です。
結婚する意志がなかったのに、結婚する約束していた証拠、金銭を渡した記録や借用書が必要です。
証拠集め・慰謝料請求の内容証明など手続きを弁護士に任せると安心になるでしょう。
相手と本気で向き合うためには様々な方法を冷静に考えてください。
結婚詐欺の慰謝料を請求するための手順や条件をきちんと理解した上で、なるべく早く行動するのがおすすめです。