5ch(5ちゃんねる)では、他人の書き込みや投稿に対して削除依頼を行うことが可能です。
ただし、5ch(5ちゃんねる)で削除依頼が可能な書き込みは以下の場合に限られます。
- 名誉に関するもの
- プライバシーに関するもの
- 平穏に生活する利益に関するもの
- 社会に害悪が生じる現実的危険性がある情報
当記事では、上記の項目に該当する投稿に対して削除依頼を行う方法を徹底解説しています。ぜひ参考にしてください。
また当記事では、削除依頼を行う方法だけでなく以下のことについても解説しています。
また、削除ができない場合は弁護士などの専門機関に相談することがおすすめです。
以下のボタンから無料で相談してみてください。
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5ch(5ちゃんねる)で削除依頼をする方法4選
5ch(5ちゃんねる)で削除依頼をする方法には、以下の4つの方法があります。
自分の状況に合った削除依頼の方法を見つけるために、ぜひ参考にしてください。
5ちゃんねるに削除要請フォームを送信する
5ちゃんねるでは、削除要請フォームを利用することで掲示板上で削除要請を行うことができます。
削除依頼フォームが入力する必要がある情報は以下の通りです。
- 名前
- 担当者名(個人依頼の場合は不要)
- 部署または役職(個人依頼の場合は不要)
- 法人名または団体名(個人依頼の場合は不要)
- 対象区分
- 掲示板アドレス
- 既存依頼スレッド(入力不要)
- 削除対象スレッド
- 削除理由・その他
また、削除依頼ができる掲示板には、以下の2種類があります。
自分の状況にあった掲示板を選択してください。
- 削除要請板:重要削除のみ対象
- 削除整理板:上記以外の削除、通常削除が対象
まず、削除要請板について解説します。削除要請版は重要削除のみを対象としている掲示板です。
重要削除の対象とは、具体的に以下のものを指します。
- 個人情報
- 電話番号
- 誹謗中傷
- 差別・蔑視
- 荒らし依頼
- 警察へ相談中の投稿
- 削除ガイドラインで一部特殊な扱いになっている依頼者
詳しくは、5ちゃんねる公式サイト「削除要請@5ch掲示板」をご覧ください。
次に、削除依頼板について解説します。
削除依頼版は重要削除以外の投稿すべてに対応しています。
上記で紹介した重要削除の対象となる投稿以外に対して、削除依頼を行いたい場合は削除依頼版を利用しましょう。
詳しくは、5ちゃんねる公式サイト「削除整理@2ch掲示板」をご覧ください。
上記の2種類の掲示板の他にも、削除を依頼できる専用スレッドがあります。
- 荒らし依頼:個人サイト、メールアドレス、SNS
- 電話番号
- 差別・蔑視:地域や人種などが対象
- 退役サーバ:サーバ移転したもの
上記の物に当てはまる場合は、専用スレッドを利用しましょう。
5ちゃんねるにメールで削除依頼をする
削除依頼をしたい人は、メールで5ちゃんねる宛てに削除を要請できます。
メールで削除依頼をする場合は、以下の内容を盛り込むようにしてください。
件名:削除申し立て
内容:該当のURL
レスポンスの番号
削除理由
本人確認のための資料
(理由を根拠付ける資料がある場合は添付)
このメールに記載された理由・資料を踏まえて、5ちゃんねる側が削除を行うか行わないかを判断します。
そのため、削除依頼をメールで行ったからといって100%投稿が削除されるわけではないので、その点は注意が必要です。
また5ちゃんねるには、書き込みをした本人が削除依頼に対して異議申し立てができる仕組みがあります。
異議申し立ての方法については、5ちゃんねる公式サイト「5ちゃんねる削除体制」をご覧ください。
5ちゃんねる公認の弁護士へ削除依頼をする
5ちゃんねるでは、5ちゃんねるが認めた弁護士が削除を要求した場合、削除対応を検討するという体制をとっています。
この方法は投稿が削除される確率は高いですが、どの弁護士が公認の弁護士であるか公表されていないのが難点です。
依頼者が自分で公認の弁護士を探す必要があります。探す際は、オンライン・インターネット上の問題に関して経験豊富な弁護士・法律事務所にしぼることをおすすめします。
裁判所に仮処分を申し立てる
5ちゃんねるの運営会社であるLoki Technology Inc.は、裁判所の決定については原則従う、と公表しています。
そのため、依頼者が裁判所に削除の仮処分を申し立てて、その内容が認められた場合、5ちゃんねる側は削除に応じます。
裁判所で削除の仮処分が認められた場合、5ちゃんねる側が対象の投稿を削除する可能性は高いですが、この方法は費用と期間がかなりかかる点が難点です。
この方法を試す前に、メールでの削除依頼・掲示板上での削除依頼といったより手軽な方法を先に試すことをおすすめします。
また、以下は仮処分を申し立てた後のプロセスです。ぜひ参考にしてください。
1.裁判所の仮処分決定を待つ
2.仮処分決定が出た後、5ちゃんねるにメール(meiyokison@5ch.net)で報告する
3.疎明資料を必ずメールに添付する
4.削除の対応を待つ
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削除されない場合の対処法も紹介
5ch(5ちゃんねる)で削除依頼をしたのにも関わらず、投稿が削除されない場合があります。そのような場合は、以下の5つの方法を試してみてください。
削除依頼を一度しただけでは投稿が削除されないことも多いです。諦めずにぜひ以下を参考にして試してみてください。
再度、削除申請を送信する
1回目の削除申請の際に不備があり、削除要請が認めれられなかったという場合が想定されます。
削除対象スレッドのURLを記載したか、本人確認書類の提出に不備がなかったどうかなど、もう一度確認して申請をしましょう。
また、削除理由が不十分・不適切で削除されない場合もあります。
5ちゃんねる側は、5ちゃんねるを自由に発言できるプラットフォームとして維持するために、安易に他者の投稿を削除しません。
5ちゃんねるが公表している、削除ガイドラインの削除基準に該当する理由を申請に盛り込みましょう。
発信者情報開示請求を行う
5ちゃんねるは匿名の掲示板ですが、発信者情報開示請求を行うことで発信者を特定することができます。
発信者情報開示請求は、不法行為やプライバシー侵害などの理由で、インターネット上の特定情報の発信者を特定するための法的手続きです。
情報を収集し、弁護士の支援を得て裁判所に訴訟を提起し、裁判所の判断に基づき発信者情報の開示を求める、という長いプロセスが必要です。
また専門家の助言や正確な手続きも必要になる場合が多く、法的代理人の支援が重要です。
弁護士に相談する
投稿の削除が完了しない場合は、弁護士への相談がおすすめです。
特に、インターネット・オンライン上の問題に強い弁護士へ相談することをおすすめします。
以下で弁護士に相談するメリット、そしてデメリットについても解説しているのでぜひ参考にしてください。
弁護士に相談するメリット
弁護士に相談するメリットは、大きく分類して以下の3つです。
- 専門知識と経験がある
- 問題解決まで最短ルートをたどれる
- 自分の代理人として行動してくれる
まず、弁護士は法的な専門知識を有しており、誹謗中傷や個人情報漏洩に関する法律や規制に精通しています。このアドバンテージは大きいです。
そして、弁護士は依頼者に具体的なケースに応じて対処方法や法的手段を指導してくれます。そのため、最短距離で問題解決へのルートを進めます。
さらに、弁護士は依頼者の代理人として行動し、法的手続きや法的交渉を行います。難しい法的手続きを専門家に任せられるのは安心感があります。
弁護士に相談するデメリット
弁護士に相談するメリットが多くある一方で、デメリットも存在します。
弁護士に相談するデメリットは、大きく分類して以下の2つです。
- 相談費用がかかる
- 必ず問題が解決するとは限らない
まず、弁護士のサービスは費用がかかる場合があります。そのため、費用負担が課題となることがあります。
さらに、弁護士の尽力にも関わらず、すべてのケースで望ましい結果を得られるとは限りません。訴訟の結果は証拠や裁判所の判断によって左右されるため、望ましい結果が得られない場合もあります。
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Googleに対して検索削除依頼を行う
他の方法として、Googleに対して検索削除依頼を行うことが可能です。
しかし、検索削除とは検索結果から除外されることを指すため、投稿の内容が削除されるわけではないので注意が必要です。
投稿の内容を削除したい場合は別の手段を試すことをおすすめします。
Google検索結果の削除依頼をする際は、①個人情報を削除する窓口、②名誉棄損に関わる内容を削除する窓口、計2つの窓口からどちらかを選択してください。
警察に相談する
名誉棄損や侮辱、業務妨害などの犯罪に該当する場合は、住んでいる地域を管轄している警察署に相談できます。
相談する場合は、サイバー犯罪相談窓口へ行くことをおすすめします。
サイバー犯罪相談窓口とは、インターネット上でのトラブル、コンピュータを悪用した被害や迷惑に特化した窓口です。
サイバー犯罪相談窓口への相談を検討している人は、近くの相談窓口を警察庁公式サイト「サイバー犯罪相談窓口一覧」で事前に調べることをおすすめします。
しかし、インターネット上の誹謗・中傷に対して警察が確実に動いてくれるとは言い切れないのが難点です。
警察が何の対応もしてくれない場合は、弁護士への相談がおすすめです。
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5ちゃんねるの削除基準とは|削除依頼をする前に知っておきたい
ここでは、5ちゃんねるの削除基準と削除の流れについて解説します。ぜひ参考にしてください。
削除対象となる書き込み内容|4つの判断基準
5ch(5ちゃんねる)には、削除対象であるか判断する基準として大きく4つの基準が設けられています。具体的には、以下の4つです。
名誉に関するもの
個人ないし法人の社会的評価を低下させる事実を摘示するもの。
(「5ちゃんねる削除体制」より引用)
プライバシーに関するもの
人の名前(イニシャル等であっても、個人の特定)、住所、家族の名前、電話番号等の組み合わせで、個人のプライバシーを侵害していると判断できるもの。
(「5ちゃんねる削除体制」より引用)
平穏に生活する利益に関するもの
他人に危害を加えることを予告するもの。
悪質な殺害予告については、掲示板上で公開することがある。
(「5ちゃんねる削除体制」より引用)
社会に害悪が生じる現実的危険性がある情報
社会に害悪が生じる現実的危険性がある情報
例えば、爆弾を製造する方法、薬物の売買をうかがわせる情報
(「5ちゃんねる削除体制」より引用)
書き込み削除の流れ
書き込みが削除される流れは、依頼者がどのような方法で削除依頼を行うかによって異なります。
しかし、基本的には以下のような流れです。
1.削除人が依頼者の削除依頼内容を確認
2.削除するかどうかを判断
3.削除を実行
削除人とは、削除対応を行うボランティアです。
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5ちゃんねるでの削除依頼にかかる費用・期間
ここでは、5ch(5ちゃんねる)で削除依頼を行うにあたってかかる費用・期間について解説します。
弁護士へ相談した場合にかかる費用についても解説しているので、弁護士の利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
5ちゃんねるの削除依頼の費用
メール・掲示板版上での削除依頼を行う場合、費用はかかりません。
しかし、5ちゃんねる公認の弁護士へ削除依頼をする場合、裁判所に仮処分を申し立てる場合は費用が発生します。
弁護士への依頼にした場合の費用については、「弁護士に相談した場合の費用」で詳しく解説しています。
5ちゃんねるでの削除依頼にかかる期間
期間も費用と同様に、メール・掲示板上での削除依頼を行う場合と、5ちゃんねる公認の弁護士へ削除依頼をする場合・裁判所に仮処分を申し立てる場合で異なります。
メール・掲示板上での削除依頼を行う場合、基本的に2週間ほどほどかかります。
弁護士へ相談した場合や、裁判所に仮処分を申し立てた場合は、各ケースにもよりますが約3~5週間かかります。
弁護士に相談した場合の費用
弁護士に相談した場合の費用は、それぞれのケースによって異なります。削除に成功するか、しないかでも大きく金額が変わります。
弁護士の費用には着手金と報酬金の2種類があります。
着手金は、弁護士が依頼を受けた際に最初に支払う費用です。これは、弁護士が依頼内容を確認し、業務を開始するための初期費用です。
報酬金は、弁護士が業務を完了し、依頼者に提供した法律サービスに対する最終的な費用です。
削除依頼の場合、着手金と報酬金を合わせた相場は約15~50万円です。
ただし、ケースによっては相場から離れることもあるため、この点は注意が必要です。
また、無料相談を行っている法律事務所もあるのでそのような事務所を利用することをおすすめします。
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5ちゃんねるでの開示請求にかかる費用・期間
ここでは、5ch(5ちゃんねる)で開示請求を行うにあたってかかる費用・期間について解説します。
開示請求と削除依頼の違いについても解説しています。
また、弁護士へ相談した場合にかかる費用についても解説しているので、弁護士の利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
削除依頼と開示請求の違い
削除依頼と開示請求は異なる手続きであり、それぞれ異なる目的を持っています。
まず削除依頼とは、投稿の削除を要求する手続きです。
具体的には、特定の投稿や情報が自身や第三者の権利を侵害していると考えられる場合、サイト管理者に対してその内容の削除を要請することができます。これは、特定の投稿が違法な内容や規約違反である場合、掲示板のルールに違反している場合などに適用されます。
次に開示請求とは、投稿者の情報開示を要求する手続きです。
特定の投稿者の個人情報を知りたい場合、法的な手段を利用して裁判所などに開示請求を行います。これは、誹謗中傷やプライバシー侵害など、法的な問題や権利侵害があった場合に、投稿者の身元を特定するために行われます。
5ちゃんねるでの開示請求の費用
開示請求を行うには、裁判における手続きが必要になることが多いです。そのため、弁護士に依頼することをおすすめします。
弁護士への依頼にした場合の費用については、「弁護士に相談した場合の費用」で詳しく解説しています。
5ちゃんねるでの開示請求にかかる期間
基本的に4ヶ月から半年ほどの期間がかかります。
削除依頼よりもかなり長い期間がかかるため、その点は注意が必要です。
弁護士に相談した場合の費用
開示請求の場合も削除依頼の場合と同様に、費用はそれぞれのケースによって異なります。
開示請求の場合、着手金と報酬金を合わせた相場は約15~50万円です。
ただし、ケースによっては相場から離れることもあるため、この点は注意が必要です。
また、無料相談を行っている法律事務所もあるのでそのような事務所を利用することをおすすめします。
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5ちゃんねるでの削除依頼に関するよくある質問
ここでは、5ch(5ちゃんねる)での削除依頼に関するよくある質問に回答しています。
皆さんの疑問と重なる部分もあると思うので、ぜひ参考にしてください。
5ちゃんねるは匿名で削除依頼できる?
原則、5ちゃんねるで匿名での削除依頼はできません。
メールでの削除依頼、掲示板での削除依頼などにおいては、依頼者の名前を記入することが求められます。
これは主に、第3者からの削除申請の悪用を防ぐためです。
5ちゃんねるの書き込みは誰が削除できる?
5ちゃんねるの投稿・書き込みは削除人と呼ばれる、削除対応を行うスタッフによって削除されます。
そのため、依頼人が自分で対象の投稿を削除することはできません。
ちなみに、削除人は5ちゃんねるの運営会社のスタッフではなく、ボランティアスタッフで構成されています。
5ちゃんねるではスレッドごと削除できる?
5ちゃんねるでは、スレッドごと削除することを依頼できます。
全スレッドが削除対象になるようなスレッドには、以下のようなものがあります。
ただし最終的な判断は削除人に委ねられるため、上記の条件に当てはまるスレッドすべてが削除されるわけではありません。
5ちゃんねるで自分の投稿を削除するには?
5ちゃんねるにおいては、自分の投稿を自分で削除できません。
自分の書きこんだ投稿も他人の投稿と同じ扱いであり、削除依頼といったプロセスを踏む必要があります。
個人情報を掲載してしまった、勢いで誹謗中傷をしてしまった場合は、早急に弁護士へ相談することをおすすめします。
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まとめ:5ちゃんねるでの削除依頼に関することは弁護士への相談がおすすめ
5ちゃんねるでは、メールでの削除依頼や掲示板での削除依頼に対応していますが、最終的な判断は削除人に委ねられるため、確実に削除されるわけではありません。
5ちゃんねるで削除依頼が可能な書き込みは以下の場合です。
- 名誉に関するもの
- プライバシーに関するもの
- 平穏に生活する利益に関するもの
- 社会に害悪が生じる現実的危険性がある情報
またメール・掲示板での削除依頼を試しても投稿が削除されない場合は、弁護士への相談がおすすめです。
自分だけで行うよりもよりスムーズに、より簡単に様々な手続きを行うことができます。
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